
【フェリー下船後、GSで塩分除去を兼ねて洗車】
受け取って、2ヶ月。この間800㎞走った。
自分にインタビューしてみた。
「MLSに依頼して、良かったですか?」
「はいっ! 良かったです。大正解でした。」
「それは、どんな事から言えますか?」
「車検さえ通るようになれば、と預けたのですが‥
あの会社、只者ではなかった!
MLSのお陰で、走る・曲がる・止まる、そして、剛性が‥
別次元のクルマになって帰って来ました。」
「ほう?」
「レジェンドのままで、質感が上がったと言うか‥」

【後輪近くに補強】
「具体的に言うと?」
「HPの言葉を借りると、クルマの動きが『シルキー』になりました。
アクセルを踏むと、スーーッと加速していくし、緩めると、スーーッと減速します。
ブレーキを踏めば、シューッと止まります。
ステアリングを切ると、狙った方向へスーーッと向きを変えます。
これらの動きに、車重をあまり感じなくなりましたし、クルマがぎくしゃくする事もなくなりました。
全て スムーズにこなしてくれます。
そして、
躯体がしっかりした感じがします。
毎日でも運転したい。どこまでも走って行きたい。‥と思えるクルマになりました。
なので、
MLS以降を、レジェンドクーペ タイプⅡ と(勝手に)命名しました。」

【MLS製ブレーキ&サスペンション(前輪)】

【MLS製ブレーキ(後輪)のアップ】
「『HPの言葉を借りると』と言いましたが、他にあなたの気持ちを表現している文言がありますか?」
「あります。全体的に、MLSのHPに書いてある事は、まゆつばではない。実績に基づいている、と思っています。 【以下、HPからの引用は『 』】
MLS技術者の方々の『自分の愛車ならどうするか‥』という思いが根底にあって‥
『試作から実走』を重ね、『作業対象車両仕様に完全専用製作』し、
『高精度な細密作業で、新車当時の性能を遥かに越えるシルキーな潜在性能を発揮』させていく。
これは、
画像にあるようなMLS製品を取り付けて終わりじゃない、という事でしょう。
そこからも‥ 『手間暇惜しまないデリケート』な『調律/調整』がなされていった、という事でしょうネ。
『調律/調整』で言えば‥
目には見えない所でもなされている事が分かります。
例えば、回転数やシフトフィールが、以前とは変わっています。
アイドルこそ700rpmで変わらないが、スピードが上がるにつれ回転数を やや高く設定してあります。
(100km/h巡航速度。4速で2500rpmだったのが、今は2800rpm。)
スピードを上げていく時の変速タイミングやシフトショックも、(心地よい方へ)変えてあります。
『新/旧レジェンドに長年精通した熟練のメカ』さん達が、
『要所に最新技術の最新オリジナル部品を専用製作』して、
『手間暇惜しまないデリケート』な『調律/調整』をしてくれたお陰で、
私のレジェンドの動きも『シルキー』になっていったのだと、とても感謝しています。」

【サンルーフの水漏れ】

【テレスコやオーディオスイッチなど電動部分の不調】
「逆に、今までと変わらない。又は、退化したと思うことはありませんか?」
「退化したと思うことはありませんが、変わらない所はあります。」
「それは、どんな事でしょう?」
「私が『メモを元に、直して欲しい所(サンルーフの雨漏り等8ヶ所)を説明』した所が直っていませんでした。
説明した際、一つずつMさんに『小さい事です。』とか『旧くなれば、そんなもんです。』と却下されていった所です。
Mさんに却下される度に、気持ちが沈んで行きました。」
「小型車1台分の代金がかかったとか。その金額と、レジェンドの下取り分を足して、
最近の車に買い替えようとは考えませんでしたか?」
「そうですね。最近の‥ 魅力的な車が多いですもんね。
でも、私には、KA8を車検に通すことの方が大事でした。
結果として、新生KA8が手に入りました。大満足です。」
「ディーラーや旧車専門店で手に負えない不具合が出て来たら、また、MLSに依頼したいですか?」
「実はもう、『次は、どこを改善すべきか』をMさんに聞いてあります。社交辞令で聞きましたが、
愛車と時を過ごす内に決定事項になりました。」

【神戸港フェリー乗り場】
「べた惚れですネ。では、最後の質問です。次回 MLSに依頼する場合、留意する事は何でしょう?」
「① 今回、レストアの定義が違うと分かりました。
私が考えていたレストアとは、女優の伊藤かずえさんが愛車のシーマをレストアされた‥あの意味でした。
MLSの定義はそうじゃなかった。
その事に留意して、依頼します。
② バッテリーは交換されます。なので、新しいバッテリーを載せない。
今回、2週間前に載せたばかりの新品バッテリーで大阪に行きましたが、交換されました。
『うち(MLS)が預かっている間に、古くなるでしょ?』が理由でした。
③ 旧いクルマを1年以上預けるので、『電動部分の再始動』は注意深く。
私のは、受け取ってルートインの立体駐車場に入れる際、ドアミラーが動きませんでした。
仕方なく『手で押して』畳みました。どうもその時、どこか破損したみたい。
以来、電動での開閉はできません。
④ 留意ではないけれど。
MLSはクルマを、青空駐車ではなくて、室内で保管してくれているようです。
とっても ありがたい配慮だと思います。
1年4ヶ月もの長期間(この間に夏2回)預けていたのに、内装などの痛みは皆無。
ウィンドウに雨染み一つ付いていませんでした。
受け取ったままの状態で神戸港に行きましたが、フェリー乗り場で、
『綺麗にされていますね。』と、複数の方に声をかけて頂きました。
⑤ 最後に、『折角電話を入れたのに繋がらない』件について。
MLSに依頼して、その完成車に乗ったオーナーは、価値観が合えば、
この貴重な会社を手放さないだろうなと思います。
全国のHONDAフリークが、複数回依頼しているのです。
こりゃあ、半年も電話が繋がらなかった訳だよな、と納得しました。
なので、次回依頼する際は、電話ではなくてメールから始めようと考えています。」