これは軽自動車の購入を考える時に気になるスズキとダイハツを代表する売れ筋の主力二台の比較です。
元々ダイハツが好きで、全くスズキの車には興味がありませんでした。
と言うのもダイハツの方が見た目や室内空間、タンク容量などがスズキより優れていたのと、
10年前に乗っていたラパンのマイルドターボが全く走らなくて、すぐにぶち壊れた…という経緯があったからです。
それ以来スズキに対する信用がありませんでした。
しかし2013年現在、このターボ2台、NA2台を実際に試乗比較してきたところ……圧倒的にスズキのスティングレーに魅力がありました。
まず1番は圧倒的な動力性能の差です。
スズキの最新R06Aエンジンにはエネチャージが搭載されています。
エネチャージが搭載される前の先代スティングレーTのエンジンですらダイハツのムーブカスタムRSに搭載されているエンジンより強力なハイパワーエンジンでした。
これを見ていただけたら誰もが理解できると思います。
しかし先代ステラは激速だな…
http://m.youtube.com/watch?v=Xc-oZ6ywKVA
そして現行型になりスズキにはエネチャージという強力なエコ技術がプラスされました。
実際この二台を試乗しましたが、10馬力いや…15馬力以上の動力性能の体感差を感じました。
フジツボのデータによるとスズキのエネチャージ搭載前のMRワゴンTに搭載されている同型R06Aエンジンは81馬力あるそうです…
それに対してムーブカスタムLA100Sの馬力は71馬力程です。
試乗の際も明らかにムーブカスタムRSの加速はスティングレーTよりもモタモタして感動的な加速はありません。
というかスティングレーTの加速が軽自動車の域を超越している…
スティングレーT820kgはムーブカスタムRS850kgよりも30kg軽量でしかも81馬力エンジンにエネチャージが搭載された事により坂道も全く不満もなく、
まるで1500ccのコンパクトクラス並の加速をします。
これだけの走りをしてさらに実燃費も20km前後まで伸びる…まさにハイパワーとエコカー技術を融合した最新最先端の軽自動車です。
またノンターボに至っては、スティングレーのカタログ上、52馬力とあるがこれは明らかに過小表記です。
以前乗っていたラパンマイルドターボが60馬力ありましたが、スティングレーXのような高速で時速100kmからの追越し加速は不可能でした。
スティングレーXも過去のノンターボ軽自動車の次元を超越したような1300cc並の加速をしてくれます。
対するダイハツのノンターボエンジンはミライースと同じ派生の低燃費エコエンジンのため、言わばスズキより一世代開発遅れの非力なエンジンなのでスティングレーXの足元にも及ばないモタモタ加速です。
これらによりまず動力性能ではターボ付きもNAも圧倒的にエネチャージを搭載したスズキのスティングレーに歩があります。
これだけ動力性能に差があるにも関わらず、ダイハツの実燃費と同等以上の性能を発揮するスズキの開発努力には、嫌でも魅力に感じるはずですね。
逆にダイハツには燃費だけじゃなく、カタログ上では見えないこの動力性能の差や、鉄板を薄くしてまで稼いだ室内空間、迷走するデザインの方向性などを何とかしないと以前のような魅力は感じません。
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2013/09/13 21:47:32