
次期車としてレヴォーグかレイバックを検討しています。
まずはそれぞれに試乗してからと思っているんですが、ディーラーの試乗は近所を転がす程度しかできないので、あれやこれやと車両の本気を見ることは中々できないしなぁ・・・なんて考えていたら、ふと思い出しました。
VMレヴォーグが登場して間も無い頃、ニッポンレンタカーで指名借りしたことを。
でも、当時はSUBARUの販促企画モノで借りられる店舗も限られていた気がしたので、まだやってるのか?と思いながらサイトを覗いてみると・・・

常設クラスとなって、普通にありました。
早速、近所の店舗に電話をして聞いてみると在庫有りとの事。しかもSTIグレードが。
そのまま次の休みに予約しました。笑
そんなんで迎えた当日のお相手がこちら。
STIロゴに、フロントバンパースカートもシルバー加飾だし、STI Sportで間違い無し。
しかも2023年6月に登録したばかりのまだまだ新車で、物議醸すAVHとアイストボタンがフロントに出てる方のタイプ。😲‼️
これは、試乗車として願ったり叶ったり。
ただし、限られた予算の中で手に入れられた時間は12時間。
とことん
遊び試し尽くしてやろうと思います。
さてさて、乗り出してみての第一印象は「思いのほか穏やか」でした。
いつの時代だよって話ですが、いわゆるドッカンターボではなくてもターボ車特有の”強引にトルク増やしてます”感がどうにも合わなくて、ずっとNAエンジンの車種を選んでいました。
でも、このCB18エンジンは”本当にターボ?”って思うくらい、めっちゃ自然に加速していく感じがします。
さすがに、急にアクセルを踏み込み過ぎてドン!と来る事はあって、今までよりも丁寧なアクセルワークの慣れが必要そうではありますが、全然許容範囲。
今更ながら、最近のターボ車ってこんなに乗り易くなってたんですね。
人と同じで、見た目や思い込みで決めつけちゃいかんなあ・・・と染み染み。笑
続いて、自分がレヴォーグで気になっているポイントとしては、
①最低地上高145mmで自身の生活圏にある傾斜や段差は大丈夫か
②乗降や荷物の出し入れのしやすさ
③愛車遍歴上最低となるタイヤ扁平率45%の乗り心地
④電制ダンパーの実力
⑤アイサイトXの使い勝手
⑥実燃費
これらの検証に向かいます。
まずは生活圏内の道路・自宅と会社の駐車場・近所で思いつく傾斜や段差を潰していきます。
その後、箱根ターンパイク上り・箱根峠下り・道志みち・中央道・首都高・東名・西湘BPなどなど、山道と高速道を中心に思いつく限りの
楽しめそうな検証に有効そうなシチュエーションを走り回ること358km。

ハイドラ地図の自宅近辺なんかは、行ったり来たりの走行履歴で"幼児の塗り絵"みたいになってました。笑
途中に立ち寄った箱根ターンパイク頂上にある「アネスト岩田スカイラウンジ」
道志みち手前でいつも気合いを入れる「道の駅すばしり」

以降は延々と走り回っていたので、ろくに写真も残ってませんでした。笑
検証結果
①については全てクリア。特段の課題になる場所は有りませんでした。
②についても、現車のXVとそれほど遜色を感じず合格。
これまでの乗り比べでも思いましたが、個人的には地上高よりも車室内高のほうが体感に影響を受けるみたいです。
つまりは・・・自分が胴長ってことか。笑
③については、確かにやや硬い印象はあるものの、車のコンセプトからしたらこれくらい普通だよね?という感想。
基本は自分一人で乗る趣味車なので、問題無いかな。
④については「有れば面白いけど無くても全く問題無い」というのが正直なところで・・・これは完全に趣味の領域。笑
モードを切り替えると確かに運転フィールの変化を感じられて楽しいのですが、”別の車”レベルにまで魔法みたいな劇的ビフォーアフターをする訳ではないので、あくまで運転者の遊び心を満たすためのツールかなぁ。
スバル車に興味ない人を乗せて、その楽しさのパッションをハッスルしても「ふーん。( ´_ゝ`)」で強制終了されそうです。
でも・・・欲しい‼️
⑤については、これまでアイサイト2→アイサイト3と乗り継いできましたが、それらとすら隔世の感がしました。
一番実感したのはレーンキープのセンタリング。
この部分はXというよりもツーリングアシストで既に実現していた部分なんだと思いますが、
アイサイト3の場合は、センターをブレてからの修正操舵が若干鈍く、左右にふらつきながら走る事があるのに対し、こちらは全くブレること無く綺麗にセンターを通り抜けて行きます。
一点気になるとすれば、人間とは違いどこまでもセンターを貫くので、左側の車線を右寄りに走る並走車がいると一抹の不安を覚えることが何度かありました。
その他、加減速のアクセル操作やブレーキ操作についても「あぁ、お前ほんとに運転上手くなったね」って、謎の上から目線の感想が浮かんできます。
そしてXから実現した、カーブや料金所前の速度制御やアクティブレーンチェンジもあまりに自然過ぎて、むしろ人間側がシステムを信用しきれずに、怖くなって余計な操作をしてしまう始末度々。
そして、肝心の”渋滞時ハンズオフアシスト”については・・・本当にハンズオフ出来ました。笑
車を運転してるのに、足はおろか手までも離している奇妙。
人生初の経験でしたが、なんとも不思議な感覚でした。
なんだろう・・・不安というより、罪悪感に近い?
「良いの!?本当に良いの!?今走ってるけど手を離してるんだからね!?」みたいな。
ただし、やはり”自動車専用道路上かつ時速50km以下の渋滞時”など現在の作動条件が揃う機会はなかなか少ないですね。
今回でハンズオフを体験できたのは、総距離358kmのうち首都高C2での僅か数kmくらいのみ。
自分の日常では滅多に出番が無さそうです。
⑥は実際の数値から

ECU計算値:13.1km/ℓ
満タン法:13.9km/ℓ
日常使いよりも遊び使いに寄ったコース内容ではありましたが・・・思ってたより悪くない?
いやいやいや、スバルに毒され過ぎだろ自分。笑
そんなこんなで自身の懸念点を一通り潰し終え、レイバックとの悩みどころでもあった①と②についても確認できたので、次期車としては概ねレヴォーグに絞られました。
後はD店に話を持ち込むタイミングですが、今はレイバックが主役のSUV祭り真っ只中で、同時発表のレヴォーグやWRX、BRZとかのスポーツ系車種はなんだか要らない子状態・・・。😢
今後のフェアなんかで、彼らにも光が当たる事を待ってますよ、スバルさん。