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2011年08月24日 イイね!

そういえば、、、

恒例の長い説明書がまた来ましたので、物好きな方は移動の際の暇つぶしにお読み下さい(笑)
今回はLANケーブル買ったんだけどな・・・


商品の説明書になります。

電源について

電源関連のものを購入していただきまして、ありがとうございます。電源関連
のことについて、説明書を書かせていただきました。お役にたてれば、幸いで
す。

●電源

電源が、ほとんど未知の世界であるかたは多いと思われます。電源は、一番大
事です。といって、何の事か分からないと思います。私もそうでした。電源に
ついては、まずは理解を深める事がスタートとなります。

電源については、知識さえ最初にあれば、苦労の必要など無いことばかりです。
電源に伴う音の混乱の、簡単な解決方法を皆さんで共有していただければ、幸
いです。

●音の良し悪しの条件

音の良し悪しは、二つの条件によっておおかた成り立っています。音を変化させ
ずに、機材やケーブルが、音をきちんと拡大して転送しているかどうか、つまり
音のバランスがきちんとしているかです。

それと、ノイズをどれだけ避けているかです。ノイズ対策は、音の転送や拡大の
正確さと同等くらいに、とても大切です。逆に言えば、それだけ、非常に多くの
ノイズをオーディオは、受けているのが実態です。

重要要素の二大双璧は、

1)音のバランス
2)ノイズ対策

になります。この両者は、順序付けが困難なほどに、両方重要です。
それほどに、音はノイズで汚れていますし、そのことが同時に、音
のバランスを狂わせています。

●電源ケーブル

電源ケーブルの良し悪しは簡単です。シールドされているか、いないか、だけ
です。5万円の電源ケーブルがあったとしても、それがシールドされていなけ
れば、何にもなりません。

タップも同じことが言えます。それが5万円とて、シールドケーブルが使って
いなければ、ただの見てくれとデザイン料だけです。何にもなりません。

ここで重要なのは、メッシュをかぶせてシールドだと謳っている商品は、詐欺、
まがいものである、という事実です。メッシュは通常、通電しません。電気を通
さないのです。

シールドとは、通電する素材を、両端とも、アースに落とすことによって成り立
ちます。したがって、アースピンは必ず必要です。三ピンである必要がありま
す。2ピンの電源ケーブルで、シールドなどというのは、真っ赤なデタラメです。
これもまた、詐欺と言えます。

とにかく電源ケーブルにかぶせてあるメッシュは、シールドではありません。何
もならない、ただのデザインです。メッシュのデザインに対して10万円支払うの
は、馬鹿げています。私のシールド電源ケーブルにメッシュをかぶせたところで
1000円増しで十分です。しかし、私はそれをするつもりはありません。何も役に
立たないどころか、足を引っ張るだけです。百害あって一利なし、です。

なお、ゼロクロス(電源を入れたときに、ノイズが出ないもの)は、無意味で
す。そのようなことには、機材側が対応していまして、突発電流などが入って
も寿命が縮まることのないパーツが、最初から使われています。

それが(ただのタップが)7万円も10万円もするのであれば、無菌状態しか許
容できない現代人の体質に付け込んでの商法といえます。突発電流の起こす音
は、「菌」のように感じようと思えば、思えないことはないかもしれません。
しかし、それは菌ではありません。


●間違った電源ケーブル

83802、83803という電源ケーブルが以前から売られていることが多々ありま
す。これは、火災報知器用のケーブルであり、柔軟性に欠け、壁コンセントより
先は柔軟性のあるケーブルでないと危険であるがゆえ、いけないこととして、法
的規制に、該当していると思われます。法が規制しているということは、勿論危険
だからですが、危険なものを、本来の用途も示さずして売るという行為は、モラル
的にも、問題があると思います。本来の用途として、火災報知器用に、使うべき
ケーブルです。

なぜそのようなものが売られているかについて、少し説明します。米国人が中心
にやっているサイトがあり、そこで紹介されたものは、全て良しと断定して販売し
ているかたもいるからです。つまりは、売っているのは素人さんです。

米国のオーディオ事情は、日本とさほど変わりません。何をしても良い音が出ず、
悩める米国人達が、悩んだ末、また、悩みの途上で、背に腹を変えず、危険な
行為をしていることもあるのです。たかがオーディオですので、そのようなことも
起きますが、それを真似したとしても、まともなセッティングになるはずはありま
せん。

音的にも問題があり、それしか使わない場合は、良くなる可能性もありますので、
ややこしい問題です。音がシャープになります。しかし、そこで音をシャープにして
しまえば、優秀な8412などのラインケーブルや、WEのスピーカーケーブルが使
えず、三流のラインケーブルしか、使えなくなります。全て一流のものにしていく
ためには、本来の用途を守るのが一番近道です。

結局は、虻蜂取らずになってしまいますので、83802、83803は、安全面でも、
音の面でも、双方の鬼門として、充分ご注意ください。


●壁コンとタップの元コンセントについて

壁コンと、タップの元コンセントは、非メッキであるべきです。メッキは音を
硬化します。これが、計算された硬化ならばいいのですが、プラグのメッキな
ど、全くといっていいほど、音については、計算されていません。

線材と同じことで、メッキは音を硬くして、非メッキは、柔らかくします。元
コンセントや、壁コンセントが非メッキですと、メッキに比べて、音は柔らか
くなります。しかし、それで良いです。その音は、変にメッキでゆがめられて
いないまま、転送される音だからです。

ただし、その分、柔らかくなった分、音を硬化させる必要が出てくることがあ
ります。その際に必要なのは、きちんと、音のことが計算されている、メッキ
線材の「ケーブル」です。

ベルデン、WEなどは、メッキ線材が多いです。カナレ、モガミは、非メッキ
です。必然的に、ベルデン、WEなどの、米国製のメッキ線材を必要とします。

なお、例外的ではありますが、機材から直接出ている電源ケーブルに付いてい
るプラグの場合には、メッキプラグでないとうまくいかない機材も存在します。
非メッキでは、うまくいかないことも、あるのです。

私が非メッキのほうがいいと断言するのは、あくまでも、タップ類の元プラグ、
及び、壁コンセントのことだけを、意味しています。

●メッキのもたらす、音のゆがみとフラット

さて、音のことなど、全く計算されていない、メッキの電源プラグが必要以上
に多用され、音がゆがめられて、硬くなっている場合、ある部分の周波数帯域
が突出することになります。

これに対して、きちんと計算されたSPケーブルなどの、メッキ線材は、全域を均
等に、周波数特性を乱すことなく、シャープにしてくれます。それがベルデン
8460、8470などのSPケーブルであり、WEの、「より線の」SPケーブルです。
そして、ベルデンの8412アナログケーブルなどが、その代表になります。メッキ
プラグを壁から外して、非メッキプラグに交換し、その分、今までの非メッキ線
材のケーブルから、それらのメッキ線材に置き換えることにより、非常に整った、
リアルな音に変貌していきます。

なお、メッキ線材は、長くなると、より音が硬くなります。このことは、長さ
の調整による、音のコントロールができる、ということを意味しますので、最
初から良い音が出ると考えられるのは、大きな間違いです。

それを、困ると嘆くかたもみえます。接続して、最初から良い音が出ないと、
ケーブルが悪いとされるかたもみえます。仕方がありません。知識がなければ、
誰でもそう思うでしょうが、そのような理想的なアナログケーブルは、世界に
一つも存在しません。その理想は、あきらめてください。

ということは・・・、

「このケーブルは絶対に音が良い」とか、「最高の音が出るケーブルが発売さ
れた」とか、そのようなことは、全て、ウソになります。アナログケーブルは、
それほどに甘いものではありません。長さの調整で音を変えてチューニング
しなければなりません。それが基本中の基本です。

このことを知った以上、ケーブル長の調整などめんどうだと嘆くのではなく、
積極的に受け入れるべきと、私は思います。その調整なくして、本当に良い音
は出てきません。

上記の音の硬化に関してのメカニズム、それは、それほど複雑なことではあり
ませんが、今までは、闇に閉ざされていた部分です。闇に閉ざされていたから
こそ、10万円の電源ケーブルや、60万円のスピーカーケーブルなどが、出現
できるだけの、隙だらけの土壌が、そこにあったのだと、思います。

●詐欺

電源ケーブルで10万円というのは、分かりやすく言えば、詐欺です。また、10
万円のアナログケーブルにも、同じことが言えます。音のことが、きちんと考え
られているメッキ線材のベルデン8412は、二本で、5000円を割ります。その
程度で、世界第一級の、プロ用の良質なケーブルが入手できます。

●ケーブル長の調整、プラグコントロールによる、音の調整

庭に水を撒くとします。水圧が高すぎれば、誰でも水道のコックを少し閉めま
す。水圧が低すぎれば、誰でも、水道のコックを少し開きます。これと、さほ
ど変わることではありません。

単純なことです。

音が硬ければ、メッキプラグから非メッキプラグに変える、音が柔らかければ、
メッキ線材のケーブルを長くする、音が硬ければ、短くするというだけのこと
です。水道のコックと、それほど変わることではありません。

このことは、メッキ線材のプロ用ケーブルが余分に必要であることを意味する
かもしれませんが、それらは、メーター1000円以下のものばかりです。ロープ
を買ってきて、長すぎたから短くして使うということと、さほど変わりません。

それを怠ると、10万円の電源ケーブルにつけこまれる隙が、突如として、発
生しますし、10万円のアナログケーブルにも、つけこまれる隙が、発生します。

実際に、悩んだ末、10万円や30万円、60万円のアナログケーブルの詐欺に
合うかたが、実に多いのです。価格は実に様々です。200万円のSPケーブル
すら、存在します。その価格は、トヨタの新車と同じ価格であるという馬鹿げた
事実を、我々は認識しなければなりません。車とケーブルごときが同じ価格で
あっては、それは狂っているとしか、言いようがありません。

また、10万円のケーブルにしたところで、一眼レフカメラの複雑さ、設計の
困難さ、専用工場の必要性、優れた技術者の確保から、パーツの品質、厳
選度と、すべきことは、きりがありません。たかが委託で安価に製作できる銅
線のケーブルごときが、どうして同じ価格になり得ますでしょう。

銅線の最低価格を参考までにあげます。VVF、壁内配線の電源ケーブルのこ
とですが、それは非常に高性能です。しかし、100m巻きを買えば、メーター
25円に過ぎません。ホームセンターでは、メーター100円です。

例えそれがオーディオ用として、チューニングされていたものであったとしても、
その価格が一万円以上では、話にもなりません。さらに、壁内電源ケーブルは、
VVF以上のものは、あり得ません。太いものを壁内に配線しても、何もなりませ
ん。

普通に考えれば誰にでも、はっきりと分かることを私は言っているに過ぎないと
思っています。普通に考えれば、という前提です。

したがって、私はそれらのケーブルを、「詐欺」と、断定しております。


●つけこむ隙

高いもののほうが良かろう、良いに決まっていると、オーディオマニアのかた
がたが考えている、その考え方にこそ、詐欺師たちは、つけこんでいます。わ
ざと高額な値段をつければ、それにひっかかるかたがたが、出現することを、
彼らは知っています。

彼らの特徴は、まず第一に、音のことなど知りません。利益を出す方法につい
て知っているのみです。したがって、それらの電源ケーブルは、一円でも安く
造りますから、シールドされていませんし、そもそも、シールドが何であるか
を、彼らは知りませんから、シールドといいながら、そのシールドは、アース
に落ちていなかったりします。電源ケーブルの2ピンプラグの高額なものが、
その代表的なものです。2ピンの電源ケーブルは、アースに落とせないですか
ら、シールドでは、あり得ません。その他、メッシュの巻いてある電源ケーブル
も、それはポリエチレンなどの、通電素材ではないものが大半ですので、
シールドでは、あり得ません。詐欺広告です。音の改善効果は皆無です。

シールドとは、金属のような通電素材で囲ってあり、さらに、それがアースに落
ちていて、はじめて成り立ちます。電源ケーブルは、特殊です。コンセントを左
右逆に接続しても電気が通らなければならないという条件がありますので、アー
ス端子、つまり、第三の端子にしか、シールドを落とすアースはありません。
RCAケーブルなどは、マイナスに落とせばシールドになります。電気の場合、
マイナスに落とすわけには、いきませんから、3ピンのものしか、シールドには
できません。

●導体抵抗について

高額なケーブルは、ほとんどそれが、7N、8Nなど、果てしなく導体抵抗を減
らす方向にあります。

これは、ケーブルが太くて、導体抵抗が少ないと、情報量が増えるのか? とい
う問いから考えなくてはなりません。

逆に言えば、ケーブルが細く、導体抵抗が大きいと、情報量が減るのか? とい
う問いも、同時に発生させます。

事実は、意外です。

細いケーブルが、導体抵抗が大きかったとします。これは、音量が下がるのみ
で、情報量は、減りません。情報量の減少は、皆無です。ゼロです。

逆に、導体抵抗が少なくとも、情報量は全く増えません。音量だけが、少々、
1.0%か2.0%ほどでしょうか、上がるのみです。

アナログ信号というものは、デジタル信号の欠落とは、全く違う意味を持って
います。導体抵抗は、音のエネルギー量に、ほんのわずか(ほんのわずかで
す)関わるのみで、情報量には、全く影響ありません。

にも関わらず、導体抵抗が少ない高価なケーブルが、盲目的に宣伝され続け
た結果、オーディオ愛好家は、どうなったでしょう。泥沼を這う、ケーブル地獄
をさまよう亡霊と化しています。

「導体抵抗」、そんなことは、アンプのボリュームを、0.1ミリ動かすか動かさな
いか、という違いに過ぎませんし、

さらに、本当のことを言えば、

導体抵抗の多い少ないよりも、フラットであることのほうが、余程に重要で、しか
も、聴感上の音量は、実は、数値からの予測とは全く逆で、上がります。

細くて、しかも、「安い」ケーブルのほうが、音量が大きいのです。

フラットな音のケーブルは、無駄な周波数帯域に、音が逃げないからです。

さらにさらに、本当のことを言えば、電気的には、ベルデン社あたりは、すでに解
明しています。導体抵抗が少ないと、高域はハイスピードで銅線の中を移動でき
ません。つまり、ハイスピードで、音がケーブル内を、しっかり移動するには、導
体抵抗が必要です。導体抵抗は、陸上選手にとっての、スパイクとトラックの役
割を果たしています。そう考えると、とても分かりやすいです。

導体抵抗は、スパイクであり、トラックです。7Nや8Nは、氷の上を裸足で走れと
言うようなものです。このことは、特に高域において、はっきりした現象となってあ
らわれてきます。

7N、8N、など、高級ケーブルは、こぞって、大事な高域が、「高周波」の帯域に
逃げてしまい、最も重要な部分の音量が、下がります。さらに、フラットを、徹底
的に破壊してしまいます。それをレンジが広いなどと言うのですから、オーディオ
雑誌も、その影響を受けたオーディオ愛好家も、話になりません。

とにかく、「レンジ」などという訳の分からない言葉には、要注意です。

そのほかの、訳の分からない言葉も、あげておきます。

*「スピード感のある音」

この意味が誰に分かるというのでしょう。音は、生に近い音なのか、遠い音なの
かしか、ありません。おそらく硬すぎる音のことを言っているのだろうと想像でき
るのみです。単なる想像です。本人に聞かなければ分からないようなことが、公
で使われる言葉と化していることは、馬鹿げたことです。

いづれにしても、高額なケーブルや、機材や、格好をつけた言い回しには、要注
意です。

極端なOFC化は、音の「鬼門」となります。「鬼門」を受け入れれば、行く先は、泥
沼を這うことになります。我々の選択は、二つに一つです。

「鬼門」を拒否するのか、受け入れるか、です。


■結論

結論から書いたほうが、分かりやすく、よさそうです。7N、8Nのケーブルは、使い
物にならない三流品以下のものばかりです。例外はありません。


●再度、重要事項をまとめさせていただきます。

1)壁コン、タップの元コンセントは、非メッキが理想です。

2)音が柔らかいときに、メッキプラグを使うと、音は締まりますが、その音は計算
   された音ではなく、単に一部分が突出して、硬くなるのみであり、音をゆがめ
   ます。これは、全体がいびつな音であった場合には、良くなったと錯覚する可能
   性がありますので、要注意です。

3)全域を均等に、フラットを維持したままで硬くしていくには、タップ類を、
   非メッキプラグにして、プロ用ケーブルのメッキ線材で硬くしていくこと
   が必要です。それは、プロ用のアナログケーブルとして、開発されたもの
   でなくては、なりません。
   そのあたりに売っているメッキケーブルは、安価ではありますが、メッキ
   プラグ同様、音のことは、何も計算されていません。この場合、メッキ
   プラグというのは、日本製の医療用プラグ、医療用壁コンセントも、勿論
   含みます。それらは音のために開発されたものでは、ありません。

4)機材に直接接続されている電源ケーブルにつきましては、機材によっては、
  メッキプラグのままで良いことがありますし、メッキプラグを必要とする
  ことがあります。しかし、それは、ごくわずかです。
  パワーアンプなどは、メッキプラグでなくてはならないこともあると思います。
  このことから全面的にメッキプラグを否定するわけにもいかないですが、タッ
  プの元などのメッキは、影響力が強すぎます。鬼門です。

このことにつきましては、結論を言っておいたほうがいいと思います。電源が
完璧であれば、全てのプラグが、非メッキで、音は、完璧に、合います。電源
に混じるノイズ、そのノイズがあるからこそ、音はシャープさを失い、ノイズで
濁る帯域が発生します。その際、メッキプラグ一個だけを混ぜたほうがいい、
ということが起きています。200ボルトなど、ノイズの混入が極限まで少ない
電源環境であれば、全ての電源プラグが非メッキ、もしくは、メッキは一個
だけで済みます。

5)メッキ、非メッキプラグに係わらず、ケーブルは勿論、シールド電源ケー
  ブルが、理想です。先述しました、音の二大要素の、ノイズ対策のためで
  す。シールド電源ケーブルは、3ピンプラグでなくては、成立しません。


●200ボルト

200ボルトなどを引いておられるかたは、音に無駄がまるで無くなりますので、
非常にシャープな音になりますから、音が硬化しすぎる場合があります。これ
もまた、音を柔らかくする必要があり、メッキプラグばかりでは、100ボルトよ
りも、さらにうまくいかなくなります。

注)100ボルト時には、メッキプラグが少々必要です。これが、アルファシール
ド電源ケーブルを出している理由です。シールドは普遍的解決です。

200ボルトには、マリンコプラグ(他のものでもいいですが、とにかく、何でもい
いですから、非メッキプラグ)が、必要不可欠です。

では、末永くシールド電源ケーブルをお使いください。


●200Vダウントランスにも性能の上下があります。

当店は、三種類のダウントランスを扱っています。200Vからのダウントランスにも
性能があります。200Vですと、100Vよりは圧倒して良いのですが、それでも高次の
段階での性能差は当然あります。ノイズの削減率が高いか低いかです。

当店で最も高いレベルにあるダウントランスは、ダウン&アイソレーションというも
のです。

ただ、性能が高すぎるトランスというのは、音の焦点のセッティングがシビアになり
ます。

音の焦点につきましては、下記に詳細が書いてあります。お客様のコメントも読まれ
れば事態は手に取るように分かると思います。

http://www.procable.jp/setting/28.html

その点では、高性能過ぎるダウン&アイソレーショントランスは、シビアと言えます。
趣味の事ですから、あまり高性能過ぎるのもどうかと思われますので、そのあたりは、
200ボルトを引かれるかたは、必要に応じてトランス選びをされてください。

下記に数種類のトランスをご用意しておりますので、ご参考ください。

http://www.procable.jp/trans.html



●最後に

最後に、一番良い電源について、記述します。

一番良いものを知らなければ、今自分がどこにいるのかが、分かりません。
エベレストの標高を知らなければ、富士山が一番高いと思うのと、全く同
じです。

電源は、200ボルトが最高です。絶対的な優位性を持っています。200ボルト
は、バランス転送で、生まれながらにして、ノイズを拾いにくいことが、その理
由です。シールドよりも強力な、天然のシールドと言えます。

単相200ボルトは工事だけで済みます。基本料金は必要ありませんし、消
防署の許可も必要ありません。業務用200ボルトと違って、それほど危険
でもありません。が、音には、最高レベルです。業務用200も単相200(三
芯200ボルト)も、全く同じレベルですので、わざわざ業務用200を引く理由
もありません。

最高のものは、避けて通れません。無視も、できません。

200ボルトはノイズが皆無に近くなるだけ、非常にシャープな音像を結びます。
非常に高性能な、ニコンやキャノンのカメラとレンズが、シャープな画像を結
ぶのと、全く同じことです。

これは、誰が聞いても尋常の音ではないほど、美しいことが分かりますが、音
の硬化も、同時に発生しやすい状況を生み出します。ノイズで濁った音は、
柔らかく、モヤモヤしています。ノイズのない純粋な音は、生音に限りなく近
く、シャープです。といって、耳につくシャープさではありません。生音に近い
シャープさです。

200ボルトを使うとき、マリンコの非メッキプラグは、さらに決定的に重要な役
割を、果たします。

●電圧に対する誤解

さて、200ボルトが良いとします。確かに良いです。そうしますと、220ボルトな
ら、なおいいだろうと考えられるかたも見えますが、問題は、そこにありません。

電圧が高いから音が良いのではなく、3芯のうちの一芯が、+100ボルト、もう
一芯が、-100ボルトと、バランス転送の原理が働いているからです。電柱から
200ボルトが家庭の配電盤まで来ています。実は、この片側だけを接続するの
が、100ボルトです。ということは、電柱から配電盤経由、部屋までの50mか
ら100mもの距離の電源ケーブルが、ノイズに対して、無防備になるわけです。

なお、部屋に配電盤を設置して、200ボルトを引いたつもりになっておられた
かたがみえましたが、これは間違いです。配電盤は、単なる経由地点にすぎ
ません。200ボルトを使うには、ダウントランスをオーディオルームで使うか、
はじめから200ボルト仕様のヨーロッパ製の機材を、200に直結して使うしか
ありません。

200ボルトは、バランス転送ですので、ノイズをキャンセルしてしまいますから、
電柱からオーディオルームまでの、100メートルの間に、ノイズを拾いません。

そこで・・・、

たとえば、+50ボルトと、-50ボルトで、家庭のコンセントまで、バランス転送の
100ボルトの電気が来ていたとします。

これは、200ボルトと、ほとんど同じクオリティーです。つまり、電圧のせいではな
く、バランス転送の原理で、ノイズを拾わないところに、200ボルトの秘密があり
ます。

 ■その証拠です。

スタジオのバランスケーブルは、最低でも10m普通は20m以上あります。それ
はノイズを拾いませんが、電圧など、ほんの1ボルトもないです。0.1ボルトあた
りでしょうか。調べてみなければ分かりませんが、その程度でしょう。それでもノ
イズを拾わないという現実が、それを(バランス転送が原因で、電圧が重要では
ないことを)証明しています。

●もう一つの誤解

日本の電源は悪いと、よく言いますが、本当ではありません。日本ほど電圧が安
定している国は、ヨーロッパでしたら、あり得ますが、米国は違います。電圧を安
定させる為の機材、それは、90ボルトから、130ボルトまでがきても、115ボルト
に強制的に安定させる機械です。そういうものが、存在しています。信じられない
ほどに、米国の電圧は、安定していないのです。

さらに、日本は簡単に200ボルトが引けます。日本の200ボルトが世界の最高と
は、私は知りませんから言いませんが、日本の200ボルトが世界の最高に劣ると
ころは、理論的に、何もありません。

問題は電圧の高さではなく、バランス転送か否か、というところと、電圧の安定
度が問題だからです。この意味で、日本の200ボルトは、海外に劣るところは何
もないと、断言できます。

したがって、はっきり言いますが、電圧を安定させる回路を積んで、30万円も
するトランスは、全く無意味です。98ボルトから102ボルトの間を変動するだ
けの、もともとからして、非常にクオリティーの高い電圧に、そのような回路は、
むしろ逆効果で、音を変えてしまうだけです。なぜそのようなものが存在する
のかは、結局のところ、外国の機材の真似をしているだけだろうと言えます。

■通常電源の海外との比較

100ボルト電源はバランス転送ではないので、英国の200ボルト、英国の家庭
が標準で備えている電気が、万が一バランス転送の200ボルトであれば、日
本の100ボルトは、英国に劣ります。しかし、それがバランスでない200ボルト
ならば、200ボルトといえども、日本の100ボルトと、五十歩百歩です。日本の
電気事情を、頭からけなす記述は、間違いです。しかし、英国の電源がバラン
スか否かにつきましては、私にも知識がありません。

■注意点として

200Vがいいと言っても、ダウントランスは、本当に様々です。工業用は非常に品
質が高いですが、ホットとコールドがさかさまになるという欠点があります。

それと、通常のトランスの場合ですと、過電流ブレーカー及び漏電ブレーカーの
両方に対応するブレーカーを備えていないダウントランスは、家庭使用には危険
で向いていません。そのあたりは、十分に、ご注意されてください。

なぜ工業用が漏電ブレーカーを備えていないかと言いますと、工業用トランスを
使う企業などは、年に二回も専門業者が漏電検査に立ち入っており、全ての漏
電チェックと、さらには、元ブレーカーの作動まで、厳重に全部、検査されている
という事情があります。そのような環境では、漏電ブレーカー付きのトランスまで
は、必要ありません。

家庭の場合、ここ10年、いや、20年、全く検査したことがないというのが、大半
ですので、過電流ブレーカーだけでは危険です。

それら全てを解決した、最高峰のダウントランスを、二種類、出しておりますので、
興味のあられるかたは、サイトのトランスのコーナーをご覧ください。

二種類のうち一種類は、通常使用に向いています。コンセントを背面に8個増設
して、12個としておりますので、オーディオ用としての使い勝手もいいです。

もう一種類は、ダウントランスとアイソレーショントランスを組み合わせた、プロ用
途レベルのものです。スタジオの電源にすら、何ら劣ることがないばかりか、至高
のものであって、それ以上は、いくらお金を積んでも、あり得ないほどのものです。

万が一、購入を検討される場合は、いづれを選択するかは、どこまで良い音を要
求されているのかによります。至高の音を要求されるのであれば、ダウントランス
とアイソレーショントランスを双方とも兼ね備えたほうに、されておいてください。

かなり良くなるのであれば、使い勝手が良いほうが良いというかたは、ダウントラン
スだけのほうで、必要にして、十分です。

ダウントランスのほうで、市販の数十万円の電源あたりでしょうか。



■グレードアップの順序

私も含めて、それらのトランスを利用されたかたが、間違いなく語られる感想を
紹介しておきます。私自身も、実際にそうでした。

「最初に200ボルトを引くべきだった。」

です。

電源は、どうしても、最後になりがちです。しかし、そのことによって、多大なる支
出、機材のグレードアップに、金銭を使ってきています。しかし、あてにならない
電源で機材をグレードアップしたつもりになっていても、実際には、200ボルトで
セッティングし直してみると、その機材が間違いで、ただただ高いばかりであった。
または、とても高額なケーブルが、まったくの間違いであって、むしろ、安いもの
のほうが良かった、などなど、あとから明らかになることが、多大にあるのです。

上記のようなことが、我々の身に実際に起きていたからこそ、我々は最初に200
と、そう語ります。
使った金額を計算すると、200ボルトにかかる費用の、少なくとも数十倍以上に
まで及ぶケースが、マニアのかたの場合、大半なのだろうと、想像しています。


Posted at 2011/08/24 20:56:01 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2011年08月24日 イイね!

AirMac Expressを高音質化してみる

AirMac Expressを高音質化してみるかなり前に導入したAirMac Expressなんですが、いろいろと高音質化させる方法があるらしく、早速試してみました。

①まずは無線LANから有線LANにすること。

こ、これは、、、、かなり効果大。 効果大というより効果絶大!!
音の勢いが違うのと全体的に霞が取れた感じ。しかも音に力強さが増した。
無線の時は全体的に芯の細い音だったんですけどね・・・これは激変の域です。
手持ちのヘボLANケーブルでもここまで変わったので、早速いつものとこ(説明書の長いとこ)にカテゴリー6オーバーのLANケーブル注文しておきました。きっと更に良くなるはず・・・

②電源ケーブルを買えてみる。

まずは純正付属品。ケーブルというより端子ですが、見た目はいいけどこれは全く使い物にならんね・・・
次に、普通に電気屋で売ってた200円/mくらいのケーブル。純正よりはいいけど、純正品が30点ならこれは50点くらいかな・・・割り切れば使えるレベル。
最後は怪しげな通販で買った高音質と言われるケーブル。これはあまり期待してなかったんだけど、それを良い意味で裏切るクオリティ!!低重心な音だけども全体的にクセがない。しばらくはこれでいくことに決定!!

③iTunesの外部機器に対する設定変更

これは最近まで知らなかったんですが、AirMac Expressなどの外部機器に対して出力設定が変更できるようで早速試してみました。フォーマットに関してはCDの録音と同様の16bit、44,1kHzが一番良いみたい。無理にアップコンバートすると情報量が減り音に勢いが無くなるような印象。唯一変更したのはデータのエラー修正。出力の際に元データで欠落している部分を補完して復元するもの。これは効きます。

④AirMac Expressのアース

金属部分にアース線を取り付け。正直あんまり効果分からず・・・もともとノイズ少ない状態だったからなぁ・・・多分、少しは良くなっているはず・・・(笑)


AirMac Express自体1万もしないものなんだけど、少し弄ってここまでの音が出てきてしまうと、数十万するプレーヤーの存在意義が問われますね。 味みたいなものはないけど、クオリティは以前に比べて格段に高くなったと思います。
Posted at 2011/08/24 00:57:21 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2011年07月30日 イイね!

マツコデラックス

昨日、何気なく見ていたテレビ番組でマツコデラックスが何気なく言っていたこと・・・

音楽業界はこれでいいのか・・・?

そして、最近のデジタルオーディオや音楽配信へ移行しすぎていることへの懸念。 

自分は最近スピーカーで悩んでいますが、「何でそんなにいいスピーカーが必要なの・・・?」って年下の知り合いに聞かれ、「いい音って聴けば感動するし、癒されるよ〜」って答えたら、「良い音でなくても聴ければ一緒じゃないですか・・・?」だって・・・ 

皆さんもオーディオに興味なくても、ちょっと昔は部屋にはいい音するコンポが欲しい時がありませんでしたか?

昔は1枚3000円のCDを買うのもドキドキしながら選んでましたが、買って聴いて良かった時の感動って今ではあまり味わえないと思います。

CDを買った後にアーティストが曲に込めたの想い、そしてその想いを歌詞カードを通して詞と曲の意味をリスナーと共有することである種の対話が出来ていたように思えます。。。少し前は名曲と言われるものが多かったように思いますが、最近の曲で10年、20年後でも皆さんの心に残り続ける曲ってあるんでしょうか・・・?はたして10年後、20年後に今人気絶頂のAKB48とか名曲として聴かれる時がくるのでしょうか・・・?

最近は簡単にダウンロードしてデジタルプレーヤーのイヤフォンで聴き流す傾向が多いように思えます。音楽がより身近にはなりましたが、逆に音楽の価値を下げているようにも思えます。メッセージ性や主張の強いものや歌いにくい曲は排除される傾向にあり、聴きやすくて覚えやすく、誰でも歌いやすい曲だけが評価される。しかし、キャッチーな言葉だけで作られた聴きやすいだけの曲は時の経過と共にすぐに飽きられ、忘れ去られる・・・こんな事が主流になってきているように思えますし、それが続いてもいいのでしょうか?

プロの歌手としての威厳は・・・?

オーディオ的な観点からみたら最近の流行曲は質の悪いイヤフォンで聴きやすいように音を調整しているからまともなヘッドフォンやホームシステムでは聴けたもんじゃない・・・ちなみに、世界的なアーティストは絶対に録音とかでそんなことはしません。かのマイケルジャクソンはコンサートでも録音した音を忠実に再現しようとします。それはCDを聴いてファンになってくれた人を裏切らないため。

日本のレーベルもなんでそれが分からないんだろう・・・残念でしかたありません、、、

簡単に音楽を持ち歩くことが出来なかった時代は、部屋で真剣に音楽と向き合えた時間も多かったように思います。自分はそういう時間をこれからも大切にしたいです。

今回はマツコデラックスが言っていた事にかなり共感してしまいました。 

ただのおデブじゃなかったんですね〜(笑)
Posted at 2011/07/30 23:29:46 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2011年07月26日 イイね!

パンフレットを見ながら・・・

パンフレットを見ながら・・・悩みどころです。

何がって・・・?

スピーカーですよ、スピーカー!!

そこそこ鳴らせる環境になってきたので買いたい病が出てる訳です・・・

いろんなリサーチの結果、これがいいんじゃないかと・・・

B&W 802 Diamond

昨年、リニューアルしてから格段に良くなり、この進化は「これまでB&Wなんて、単に高いくて音の良くないスピーカーだよ〜」と言い続けてきた私も発言を撤回しなければならないほどです。

これまでと違い、全てにおいて高次元。 聴いたら誰でも分かる音の良さ。

発売以来、世界的に欠品続きというのも納得です。

あとは値段がどこまでいけるか・・・

手の届く範囲まで落ちないかなぁ・・・
Posted at 2011/07/26 22:15:04 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2011年07月17日 イイね!

NEW スピーカーケーブル

NEW スピーカーケーブルいつものKIMBER KABLEです。

今回はキンバーケーブルの中でもセレクトと言われるハイグレードシリーズのケーブルです。
さらに高級グレードには線材に銀を使用したものなどありますが、銀は華やかな音になる傾向があるので、今回はベースモデルの銅のみで作られたKS-3033です。

たまに行くお店のHPでなんと偶然にも中古を発見!! 早速、現物を確認しに行ったところ、状態もよくて値段も交渉の結果、納得のいく価格に・・・

しかし、現物は初めて見ましたが・・・大蛇ですな。。。今まで使用していたケーブルがミミズに見えます(笑)

その昔、車に本気で積むか考えていましたが、これはさすがに太すぎだって!!(爆)
あの時やめといてよかった〜!!これドアに通すのなんて絶対無理だもん・・・



これは買って損はないでしょう!!音が気に入らなければオークションで売れば良いしね...

はたして、今までのケーブルと違いは出るのか???

早速、システムに繋いで聴いてみましたが、ベースモデルとは雲泥の差ですね・・・ ネットで通常ラインとセレクトは別ものと評価されていましたが、まさにその通り。

全てにおいて格が違います。

スピーカーがこれでもかと鳴って、しかも止まる。 かなりのスピード感があるケーブルですね。

しかも、情報量が多くて高S/N。

高域は自然に伸び、低域のキレのいいこと・・・エージング前なのにこのポテンシャルはスゴイ・・・

これはしばらく楽しめそうだ〜
Posted at 2011/07/17 18:17:23 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

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「あれ!?どこかで見たと思ったら…
ちなみに、限定でゴマ味と柚子味もあるんだよ(笑)かなりレアですけど…」
何シテル?   06/26 08:01
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