
BMW i3とi8遂に日本へ カーボンとEVの近未来
■カーボンの大量生産を実現
11月13日、BMWは近未来モビリティを目指して開発されたアーバン・モビリティ・コンセプト「BMW i」の市販バージョンとなる「i3」と「i8」を日本発表した。
そのプレミアム性と革新性を象徴するようなBMW i専用のデザインも見所だが、最大のポイントは軽量化のために、クルマの上部にあたるライフ・モジュールをカーボンファイバー強化樹脂(CFRP)で、下部のサスペンションやドライブトレーンやバッテリーを納めるドライブ・モジュールを100%アルミニウム合金で構成することにある。
このためにBMWはSGLオートモーティブ・カーボン・ファイバーズ社と共同研究を行いカーボンファイバーの量産技術を確立。量産自動車にこれほど大量のカーボン素材が使われたのはBMW iが初めてだ。また、生産工程においても水力発電や風力発電の再生可能エネルギーを利用して工場のサステイナビリティを追求している。

■BMW i3
電気自動車の「i3」はBセグメントのボディサイズにCセグメント級の空間を実現するシティカーだ。170ps/250Nmのモーターで後輪を駆動し、最高速度150km/hと0-100km加速7.2秒を実現。EV航続距離は約130~160kmだが、発電専用の2気筒650ccエンジンをオプション装着すれば300kmまで航続距離を延ばすことができる。価格は499万円。

■BMW i8
プラグインハイブリッドシステムを搭載する「i8」はガルウイングドアを持つ2+2シートのスポーツカーで、231ps/320Nmを発生する1.5L3気筒ターボで後輪を駆動し、131ps/250Nmを発生するモーターで前輪を駆動する。最高速度はEV走行で120km/h、エンジンを使うと250km/h、0-100km/h加速=4.4秒とスーパースポーツ級だ。価格は1917万円。
【BMW i3】
全長×全幅×全高=4010mm×1775mm×1550mm
ホイールベース=2570mm
車両重量=1260kg
モーター出力=170ps
モータートルク=250Nm
EV最高速度=150km/h
0-100km/h加速=7.2秒
EV航続距離=130-160km
バッテリー容量=18.8kWh(リチウムイオン)
タイヤサイズ=前後155/70R19
納車開始時期=2014年4月5日~
車両本体価格=499万円
車両本体価格=546万円(レンジ・エクステンダー装備車)
【BMW i8】
全長×全幅×全高=4689mm×1942mm×1298mm
ホイールベース=2800mm
車両重量=1490kg
システム最高出力=266kW(362ps)
モーター出力=96kW(131ps)
モータートルク=250Nm
エンジン=1.5L 3気筒ガソリン
エンジン最高出力=170kW(231ps)/5800rpm
エンジン最大トルク=320Nm/3700rpm
最高速度=250km/h
EV最高速度=120km/h
0-100km/h加速=4.5秒
EV航続距離=約35km
トータル航続距離=500km以上
バッテリー容量=7.1kWh(リチウムイオン)
欧州参考燃費=2.5L/100km
タイヤサイズ=前195/50R20、後215/45R20
納車開始時期=2014年夏~
車両本体価格=1917万円
この2台はプリウス等に替わって環境問題に敏感なセレブ達に人気がでそうですね
Posted at 2013/11/13 22:19:10 | |
トラックバック(0) | 日記