
ではびーとるの渾身レポいきたいと思います!
今日はMINI編です。
(後日入場も←笑)

いよいよ突入!


手前にクーパー、奥にクーパーS、壁にワン(笑)といった配置。
いつもながら精錬されたディスプレイ。
ではクルマを細かく見て行きましょう!
-エクステリア-

今回のクーパーの顔。
丸い、かたまり感があるR56と比べ顔が尖った?様な印象。

クーパーSの顔。
下がしゃくれた感じ。やっぱり今回のMINIはラウンド&モノ感を感じない。
↑実は後でこの原因を見ることになります・・・。
特徴的なのはグリル。

よく見るとルーバーがあるのは上半分だけ。
下側は黒い樹脂。この部分の意味は???なんでしょうね???
グリルを大きくしたかったのかな?

サイドスカットルのデザイン。
新型の特徴だが、やたらボディパネルに抑揚がつく。
R56でももちろんあったが、F56はそれが3次元的な部分が多い。
ここが一番よく表していると思う。
R53、R56はボンネット&フェンダーパネルの継ぎ目をうまく使ったデザインだと思うけど、F56は遂にパネルの境界を使わず、ボディラインで表してきた。
ここがどう受け入れられるか?興味あります。
↑ちなみに・・・ワタシは今のところダメです(笑)
-エンジンレイアウト-



クーパーのエンジン。
1.5Lの3気筒ターボ。
F56はクーパーでもターボがつきます。


クーパーSのエンジン。
2Lの4気筒ターボ。
遂にミニにも2Lですよ!よく考えればクロスオーバーより大排気量なわけですね。
・・・ところで、R56系のクーパーSオーナーの皆さん、思いませんか?
「ターボどこ?」って・・・
実はどちらも、ターボはエンジンの後ろにあります。
そう、これがF56の密かな最大の特徴「後方排気エンジン」なのです!
R56のPSA共同開発エンジンであるプリンスは排気管が前方にあり、ターボも前にありました。
ところが新型はそれらが後方にあるのです。
R56系のオーナーは「エアスクープが変形しなさそうでいいな~」と思うかもしれませんが・・・
おそらくコレが、今回ミニの顔が尖った原因だと思います。
エンジンルームの中で一番高さがある部品「エンジン」が前作より前方にある、と言うことはデザインにも影響を及ぼすでしょう。
エンジン高を低くする努力は見えますが、少し制約出ちゃったんじゃないかな~という気が・・・。
-インテリア-


すでに多くの方がご指摘されている通り、センターメーターが廃止され、マルチコンソールとなりました。
メーターだけではなくマルチ化・・・というのは賛成できますが、ステアリング上にあるオマケの様なスピードメーターとタコメーターはどうにかならんのか?という感じ。
フツーの乗用車のようなセンターコンソール脇のエアコン噴出し口デザインや、トグルスイッチの中に移動したエンジンスタートボタン・・・コレはデザインなのか???
-使い勝手-

プッシュ式のダッシュボード上部の小物入れはキープコンセプト。

下側の小物入れは従来のようなボタンのデコレーションはなく、フツーの乗用車のような感じ。
う~ん・・・

内部にエアコンを効かせられるのはR56系と同じ。
シフトレバーですが

デザインはあると思うけど、ブラックアウトされたボタン。
というか、プラスチック感丸出しf(^_^;)
ドアです。

インナーデザインはR56に近い感じ。

パワーウインドウのスイッチがドア側に移動しました。
初めてミニの助手席に乗った人が「スイッチどこ?」と探すのはオーナなら一度は体験しているのでは?
そういう意味ではいいのでしょうね。

表側のドアハンドルはハンドル全体を引っ張るスタイルに。
ここもうまく操作できない人もいる(ウチのカミさんはいまだにうまく引けないときがあります←笑)
ここも使いやすくなっていると思いました。
リアハッチ&ラゲッジスペース。
ここは感心しました!

ラゲッジは仕切っているボードの下にさらに荷室があるスタイル。これはR56と同じかな?
写真ではわかりにくいのですが、ボードをシートバックに固定できるようになっています。
コレは使いやすいのではないでしょうか?

ハッチ裏。ここに三角反射板を収納するスペースが。
こういう配慮は素晴らしいと思います!
-感想-

自分が思うに、新型MINIはかなりユーティリティが向上しているように思います。
エンジンスタートボタンは「?」ですが、操作し易く、他の乗用車と比べ違和感のない位置に配置されたボタン、メーター類、運転もひょっとしたら快適かもしれませんね。
そこは一度は乗ってみて、確認してみたいと思います。
F56は今の時点でMINIに乗ったことがなく、R53、R56の先入観がない人には受け入れられ易いクルマなんじゃないかな~と思います。
そういう意味ではBMWの野心を感じました。
ただ・・・
R55クラブマンに乗っている身として全体的に感じたことは・・・
「こだわるところを間違えてないか?」ということです。
ミニは乗用車ですから、クルマです。道具です。
使い勝手は確かに重要でしょう。
ですが世の中に、その手の部分がかなり独自性を持っているクルマはたくさんあります。
↑その手のクルマの場合、「儀式」と言ったりしますねf(^_^;)
そして、出たばかりのクルマに大変失礼なのですが・・・
F56には新型と呼べるだけの個性と言うか、アピールデザインを感じないのです。
そういう部分を熟成させ、操作性にMINIらしい「癖」を残した上で「それでもよければ乗ってみるかい?ちょっとクセあるかもしれないけどきっと楽しいよ♪」とユーザーにアピールしてこそMINIの「プレミアム」なんじゃないかな・・・。
そういった事を、3年後?のマイナーチェンジ(と言わないらしいが)期待したいですね♪
色々書いてきましたが、新型を買おうと思っている方が不愉快に思われたら、大変申し訳ありません。
イチMINIユーザーの戯言ですので、どうかご勘弁を!
では次回はS660編で!
追記
このブース内で久々にYanaさんご夫婦とお会いできました♪
相変わらずお元気そうで、とても嬉しかったです。