
かなり遅くなってしまいましたが、先のTipoOverheatMeeting2013での走行レポートです。
本当は3月のWeekendPowersで新しい筒のプライベートテストをしたかったんですが、残念ながら製作が間に合わなかった為、今回が初のサーキット走行になります。 以前の5ZIGEN ProRacer A-Spec(W)に比べて、フルストレート構造によるストレートスピードの伸び方がどれだけ改善されているか?を確認するのが目的です。 なのでコーナーは相変わらずのカメさん走行に徹しています。(爆)
当日の仕様を簡単に...。
車高調はM&M OHLINS SpecialでSwiftスプリング(F:18K/R:14K)ノーマルアッパー仕様、20段調整式の減衰はF/R共に2段戻し、タイヤはF:RE-11/R:PS2で四輪とも225/40R18サイズ、ホイールは35万km酷使中のクロイツァーⅩ(8J・18inch)、キャリパーはノーマル、パッドはF:DIXCEL Ztype/R:FEROAD DS2500、前後とも若干ローターが肥大化しています。 リアのスリットローターがプレーンローター化しているのがちょっと気になりますが...。 空気圧はぶっちゃけよく分からないのでいつも2.0kg/cm2にしています。
とりあえず準備完了してしばらくすると、自分の走行枠の前の「速いクルマのちょっとは抑えよう」クラスの走行が始まりました。 たまたまですが「ちょっと様子を見てみようかな?」と思ってヘアピンの立ち上がり側から見ていると、、、突然の衝撃映像が!!!
黄色いロータスがヘアピン進入のブレーキングで挙動を乱し、左にスピンしてコンクリート壁にクラッシュ! 前後バンパーとパーツ類を撒き散らしながらコース上を滑走していきました。(唖然)
幸いドライバーさんはすぐに自力で脱出していたので無事のようでしたが、これほどのクラッシュを目前で見たのは初めてでした。 かなりのインパクトだったのでコース上にオイルが撒かれた可能性があり、オイル処理の車両まで出動することに...。 あの~、この後走行するんですけど~...。(滝汗)
車両撤去と路面清掃で結構な時間の赤旗中断で最悪そのまま終了となる可能性もありましたが、再開後、予定どおりの時間分走行できた「速いクルマの~」クラスの方々はラッキーでしたね。 よかったよかった。 クラッシュのあった箇所も清掃後の路面は問題ないようです。
さあ、次はいよいよ「ミドルクラスのテンション上げてこう」(その1)です。
いつもどおり、コースインのところから車載映像を撮ってみました。
今回、「ミドルクラス~」(その1)のエントリーはなんと46台!!
GTのレースじゃないんだから、いくらなんでも多過ぎじゃありませんかね?
全てのコーナーのみならずメイン&裏ストレートでも常に誰かとランデブー走行状態で、残念ながらクリアラップは全くありませんでした。 こうなると「全部で12台しかいなかったWeekendPowersの時に筒のテストをしたかったなぁ」という思いが捨てきれません。 ほぼ1/4の台数でしたから...。

(写真はみんカラ友達の”けんさーん”さんと”ナオヤ@euroR”さんから頂戴しました)
そんな中でも①アトウッド立ち上がりから裏ストレートエンドまでと②最終コーナー抜けてからメインストレートのスピードの伸び方は明らかに改善されていることが実感できました。 前走車がインプレッサWRX STI S204 だったんですが、これまでのようにメインストレートで一気に離されるんじゃなくて徐々に〃引き離される、という感じでした。 裏ストレートではいつもどおりビビりモード全開で、これまではどうやっても170km/h止まりだったんですが、今回は同じように早めのアクセルOFFでもメーター読みで180km/hまでは出てました。 ただ、正直なところ「劇的に性能UPした!」という感じはなく「筒の交換だけならまぁこんなもんかなぁ」というレベルでした。 もちろんドライバーの意識改革(もっと思い切って踏めやゴルァ!)が一番に必要なことは言うまでもありませんが...。
とにもかくにも無事に走行を終えることが出来て何よりでした。(汗)
3~4台が一気にコーナーになだれ込むような状況で、後ろから見てると結構危ないシーンもありました。 もちろん自分も例外ではなく、ホッブスコーナー出口で他車に寄せられてブレーキングを余儀なくされたり、一コーナーのブレーキングでアウトから3台まとめてパスしたり、そうかと思えば速いクルマを先に行かせるのに縁石を大きく跨いでしまったり...。 とにかく常に周囲を確認しなければならず、非常に忙しい走行だったというのが正直な感想です。 やっぱり3.7kmしかない岡国では多くても30台ぐらいじゃないと危ないような気がします。 総走行距離415,000kmで記録が途絶えることがなくてホッとしました。(笑)
またこれは個人的に感じたことですが、①最初の一周はペースカー先導で当然全ポストイエロー掲示のはずがいきなりポルシェに2コーナーで追い抜かれたり、②一コーナーでコースアウトした車両がありイエローが振られているにも関わらず「関係ないね」とばかりに追い抜きしたり、とイエロー無視のクルマがあったことは残念でした。 また、ブリーフィングで話がなかったのが不思議でならないんですが、ピットロードの速度制限は通常60km/hのはずです。 ましてやこの日はパドックフリーなので女性や小さな子供たちも自由にピットロードを横断したりします。 いつも以上に気をつける必要があると思うんですが、60km/hに抑えている自分が前走車にみるみるうちに離されていくのはどうしてでしょうか? 他に誰も声を上げていないのかもしれませんが、ちょっと気になったのは事実です。
とまあ、思うところも多々ありましたが、総じて楽しい1日だったことは言うまでもありません。
来年の開催が今から(?)楽しみですが、その頃にはフルOHから12万kmを超えることになるであろうウチのユーロRは、そろそろエンジン・ミッション・ブレーキ関係のリフレッシュが必要になるかもしれません。 まずは35万km以上(実際は???)酷使し続けているアルミを何とかしないと...。(滝汗)
Posted at 2013/07/22 20:07:56 | |
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