
(前ブログの続きです)
WTCC岡山ラウンドの予選日は仕事で観戦できず...。(涙)
決勝日の混雑具合が全く掴めないので、心配性の私は
思い切って岡国の駐車場で前泊することに...。
受付の閉め切り時間になんとか間に合い、駐車場内に入ると
「あれ、ガラガラじゃん...」 5~6台しかいませんでした。(汗)
「やっちまった...」
気を取り直してサーキット場内を散策してみました。
当然、夜中のサーキットなんて初めてです。
ところどころに警備員の方がいますが、殆ど自由に歩き回れました。
DUNLOPブリッジを渡ってパドックエリアに行ってみると作業を終えたメカニックさんたちがお帰りでした。
外人さんと接する機会のない自分には新鮮な光景です。
車に戻って助手席で横になり、いつの間にか気を失ってましたが、夜明け前ルーフを叩く雨音で目が覚めました。 残念ながらWETレース決定です...。
徐々に駐車場も埋まってきましたが、それでもS耐より少なかったかも。
一応、FIA公認の世界選手権なんですけど...。(悲)
パドックパスも購入していたので早速HONDAのピットを目指します。
(F1パシフィックGPはスルーしてたので)岡国でこんなにたくさんの外人さんを見たのは初めてでした。
外人さん>日本人、というだけでも普段の国内レースとは全く違う雰囲気を感じます。
ふと目をやると、ピットビルの2Fで携帯で撮影してる目立つ格好をした方が。
前線モンツァからスポット参戦した谷口行規選手でした。
「これはチャンス!」
すかさず近づいて自分がユーロRに乗っていることを伝え「昨日の予選はどうでしたか?」と聞いてみました。
前半はまだいいけど後半(特にダブルヘアピン以降)が辛いそうで、ちょっと厳しいかな...とのこと。
「応援してますから、がんばってください。」と告げて、HONDAのピットへ。
GTの時などはお目当てのドライバー待ちのファンが大勢いるものですが、殆ど人がいません。(爆)
一人「明らかにこの人はマニアだな」と思える方がいたので声を掛けてみると、全てのレースをチェック、
時には現地観戦に行かれたこともあるとか...。 まさに筋金入りのWTCCファンの方でした。
レベルが違いすぎます。 恐れ入りました。
ピット内を覗いてみると、いました! お目当てのトンプソンが!
英語に堪能な方なら別ですが、気軽に声をかけることも出来ず。 どうしようかな?
とそこに先ほどの谷口選手が。 「すいませんけど...」谷口選手にお願いしてトンプソンのサインGETです!
しばらくするとトンプソンが外の簡易トイレに入っていきました。 勇気を出してここは行くしかないでしょう!
出てきたところを捕まえて(?)、先ほどのマニアの方にお願いして2ショット写真もGETです!
この時はフィルム式カメラだったので、念のため2回撮ってもらいました。

さすがファンサービスに関しても世界レベルは違いますね。 嫌な顔一つせずすっと隣に並んでくれました。
それにしても男前ですねぇ。 あまりのカッコよさに「惚れてまうやろ~!」
世界選手権とは思えない観客の少なさ(驚)もあり、ピットウォークでも写真撮影は容易でした。
肝心のレースですが、第1レースではトンプソンが残り数周で4位まで追い上げてましたが、
ダブルヘアピンでリアをヒットされまさかのスピン! なんてことするんだよっ!
正直、岡国で表彰台は厳しいと思ってたので「これはもしかして...」の期待がもろ崩れ去りました。(涙)
しかし、さすがはトンプソンです。
雨もあがった第2レースは他車の殆どがレインタイヤのところドライタイヤで勝負に出ます。
トップのコロネルはなんとF:スリック、R:レインの組み合わせ、みんな驚きです。
レース開始直後はレインタイヤ組みが有利ですが、後半になると路面が乾いてきて形成逆転、
アクシデント等もありトップのコロネルがWTCC初優勝を飾りました。
不利なガソリン・セアトでディーゼル・セアトに競り勝ち、最後はBMWのファーファスを押さえ切っての勝利は
感動的でした。 始めて見た「リバース式胴上げ」も面白かった!
そしてトンプソンはまたしても脅威の追い上げで4位でした。 あと一歩のところだったのに...。
でもこの日のファステストはトンプソンでしたし、国内レースでは見たこともない壮絶バトルがそこかしこで
見られたし大満足のWTCC初体験でした。 絶対、来年も観戦することを誓ったことは言うまでもありません。
※チケット代がもうちょっと安ければなぁ...。
(その3へ続く)