
みなさん こんにちは。
2012年も残すところあと数時間になりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
どうしても今年のうちに報告しておかなければならないネタがあったんですが、手付かずのまま放置してました。(汗) 休みになってブログUPする時間が出来たので、遅ればせながらやっとご報告することが出来ます。
先月の鈴鹿ツイン走行会で体験走行中に発生した「シフトワイヤー破断トラブル」の詳細についてです。
Dにて交換作業後、普通はそのまま処分してもらいますが、あえて貰ってきてその状況を検証してみました。
無限のクイックシフターとワイヤーケーブルはこんな状態になってます。

シフトワイヤーは2本あって、1本はシフトレバーの左右方向、もう1本は前後方向の動きに対応するようになっています。 シフト操作部の創りって初めてじっくり見ましたが、上手いこと出来てるモンですね~。(感心)

ミッションケースのギアセレクト部に繋がる方は蛇腹のゴムカバーに覆われてますが、その内部には結構硬い樹脂製カバーがあり、その中をワイヤーケーブルが通っています。 この樹脂製カバーは本来固定されていてその内部をワイヤーケーブルが前後に動いているものと想像されます。

この写真のように、ワイヤーケーブルは中心に1本の芯金があってその周りを細い針金を束ねたワイヤーで覆っているような構造になっています。 その芯金が完全に破断し、更に周囲を覆うワイヤーも2・3本を残して同じように破断していました。
今回の症状としては、まず手前側(2・4・6速)のギアセレクト時にシフトレバーがぐにゃっとした感じになりました。 ただその状況でもギアはセレクト出来てました。 ということは破断した状態でケーブルが前方に押し出されることになりますが、樹脂製カバーがあったおかげでなんとか機能していたと思われます。 逆に奥側(1・3・5速)のギアセレクト時はワイヤーが引っ張られることになるので、残された周囲のワイヤーが機能して普通にセレクトできていたのでしょう。 しかし、この状態で何度もセレクトを繰り返すうち、内部の破断部分が引っかかって樹脂製カバーをはずしてしまい、その結果、破断部分がむき出しになってしまってワイヤー押し出し時に破断部分で折れ曲がり、力が伝わらなくなって最終的に手前側のギアがセレクト出来なくなってしまいました。 ※説明長過ぎ、分かりますか?
私の場合は39万kmでこの症状が発生しましたが、虎さんはもっと早くになったんですよね?
ということは、単純に走行距離(シフト回数)に依存するわけではなさそうです。
また、ワイヤーが破断するということはそこに無理な力が加わっていることも考えられますよね。
破断箇所に錆は発生していませんでしたが、もしかしたら湿気等の影響があるかも...。
素人判断では答えは出ませんが、もしかしたら激しいシフトをされている物騒な方々には同様の障害が発生する可能性があるかもしれません。 ワイヤーAssyが約25,000円なのでビックリするほどの高額ではないですが、出来れば起こって欲しくないですよね。 まあ「(自称)スーパー耐久性テスト車輌」としての役割を果たせたということで自分では納得しています。 この先、何が起こるか? ちょっと不安な面はありますが...。(汗)
(おまけ)
Dの初診では無限クイックシフターが怪しいということでしたが、結局「無実の罪」でした。(爆)
おかげでそれまで使っていたクイックシフター(2007年1月8日製造)が一つ余っています。
中古ですが機能上は問題ないので、送料のみ着払でよければ無料でお譲りしたいと思います。
このブログをご覧くださった方でご希望の方がいらっしゃったら、別途メッセージを頂ければと思います。
もちろん早い者勝ちですよ! (新品価格21,000円)
Posted at 2012/12/31 18:53:48 | |
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