
昨年の夏、自宅で手組みしたピレリP400でしたが、バランス取りをしていないせいか高速道路での走行で、接地感がなくクルマがフラフラと泳いでいる印象がありました。もちろん90キロ半ばを超えたあたりから、ハンドルにも微振動が出ているのでアンバランスであることは間違いありません。しかしそれって実はピレリの実力がその程度なのでは?という疑問もあったんです。
ピレリP400の前はダンロップのエコタイヤを履いてたのですが、そのころは高速でもビシッと直進性が良く安定しており、なんの問題もなく走れてました。しかし残り溝が少なくなったことによる乗心地の悪化、集中豪雨でのハイドロプレーニング現象などでそろそろお役御免というときに、ピレリP400をゲットしたのです。
交換した後は確かに乗心地はグンと良くなり、一般道ではしなやかな乗り味に大満足。さらにウェット性能は素晴らしく、かなり深い水たまりに突っ込んでもハンドルが取られず、抵抗も少なく走れるのです。だがしかし…高速道路の走りだけが今一つ。とはいえ事故に合いそうなほど不安定というほどでもないですが、サイノスの持ち味が生かされていないのが気に入らなかったのです。これらの問題はすべてタイヤバランスが原因なのでは?第一スタンダードなタイヤなら、どこのメーカーもそんなに性能って変わらないでしょ?そう信じて今年の春にタイヤバランスを専門の業者にお願いしたのです。
バランスを取った後、しばらくは高速道路を走る用事がなかったので試せなかったのですが、つい先日岐阜県まで遠出したのでそのときはじめて実験することが出来ました!で、その結果…やっぱダメかも~(泣)たしかに100キロ走行でのハンドルのブレは完全になくなりました。でも根本的な接地感のなさはバランスを取っても大きく変わりません。サイノスの何が良いかっていうと、ひとつに直進安定性の良さにあります。路面にピタッと張り付いて、多少起伏のある路面でもしなやかに受け止めて走る…ダンロップのエコタイヤではできていたことが、ピレリにはできないのです!!ガッカリ。
そもそもベーシックタイヤなんてどこも一緒!なんて思ってましたが、全然違う。乗心地、静寂性、ウェット性能、そして安定感。おそらくこれらは全メーカー、それぞれに特徴があるんでしょうね。そんなわけでピレリP400は残念ながら一般道限定タイヤということで、しばらく我慢のお付き合いをすることになります。はぁ~
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2014/03/13 19:06:20