う１のブログ一覧

術後、しばらくは、後遺症になやまされました。
せん妄といって、脳手術を行った後にでる症状で、天井が迫ってくるような感覚に襲われたり、日時がわからずに、入院しているのに、仕事に行こうとしたりするような症状がでることがあると聞かされた居ましたが、自分に起きた症状は、
入院・手術を行った新宿ではなく、なぜかお台場や西東京の高尾に移動しているような感覚になっていました。
それを妻にLINEで言うと、「移動なんかしてないよ」という。
自分でもなぜそんな感覚になっていたのかわかりませんが、多分せん妄の症状だったんでしょう。
それ以外で、困ったことは、便意が我慢できなくなっていたことです。
大きい方ではなく、小さい方ですが、我慢できずに下着やパジャマを汚してしまうことがしばしばありました。

手術してしばらく（1ヶ月）くらいは、女子医科大学に入院していましたが、
今のご時勢の問題で、家族すらまったく面会もできませんでした。
手術の立会いもNGで、術後の面会もできずだったため、面会は可能なリハビリ専門の病院に転院することにしました。
それが術後約1ヶ月後の、12月27日でした。
都内の女子医科大学病院から、医療タクシーで車椅子ごと移動して、埼玉県内ですぐ隣の市にある戸田中央リハビリテーション病院に転院しました。

その病院で約1ヶ月ほど過ごした後に、もうリハビリは家でやれば大丈夫ということで、退院が許可されました。

念のため、鴻巣の運転免許センターで、運転適正もチェックしてもらい、大丈夫とお墨付きはもらったので、その日から自家用車の運転も再開しています。

年末になって、まさか入院生活になりました。
キャンプの予定も全て消え、病院のベッドからの投稿です。
病名は、なかなかに重く脳幹部海綿状血管腫です。
良性ではあるものの、血管の奇形みたいなものです。脳幹という場所から、一昔前は外科的手術は行えない場所でしたが、いまは医学の進歩もあって可能になっています。
ただ、それでも設備のある大学病院でないと出来ない大きい手術になりますが。
一応、手術は無事完了。
外科的に切除したので再発の心配はなしとのことです。
それでも影響は大きく、しばらくはリハビリも必要なので入院生活になります。
年末のキャンプにもいきたかったんだけどなー
まぁ元気になってからの楽しみにしておきます。

11月29日に入院して、翌日の30日に手術を行いました。
手術当日は、朝ごはんを軽く食べ、お昼前くらいに手術室に移動しました。
中に入り、ベッドに横になり、点滴の全身麻酔を入れてもらって、手術です。
点滴がかなり冷たいなぁと思ったら、すぐに意識を失って、目覚めたらもう終わっていました。
ただ、記憶として残っているのは手術から数日経った後くらいで、直後の記憶はありません。
やっぱり脳の開頭手術なので、記憶障害はあるだろうとのコトでしたので。

なので、手術が無事終わって意識が戻ったら、連絡して欲しいと言ってた妻にまったく連絡できず、余計な心配をかけてしまいました。
その後、看護師さんが携帯で妻と電話をつないでくれたらしいのですが、それも今はまったく覚えていません。
それくらい、何も出来ずに意欲も無かったそうです。
まぁたしかに手術後に、携帯をいじろうとしたのはかなり後だったみたいですし、LINEの履歴を見ても、術後しばらくはまったくありませんでしたし。

病名が「脳幹部海綿状血管種」と確定したけど、手術を行うにはやはり心配もありました。
場所が場所だけに、リスクももちろんあるし、手術がきちんと成功しても、一時的に今の状態より悪くなる可能性が高いといわれたので。

ただ、その後の先生の発言で手術をやってもらうことを決めました。
「今の状態は、もうしばらくすると落ち着くと思うけど、いつ再発するかわからない。そして再発した場合、今よりももっと重い症状になる可能性が高いよ」

俺の症状は、病気に比べるとかなり軽かったんです。
多くは救急車で運ばれてきて、半身麻痺とか、まったく起き上がれないような場合も結構あるらしく、自分で歩いて病院に来れるほど軽い状態は少ないらしい。
だからこそ、手術でリスクや一時的に悪化すると聞いたときに手術に躊躇したんだけど、再発したときに、もっと重い症状が出る可能性が高いといわれると、さすがにこのまま放置しておくことは出来ないと思ったわけです。
運転中とかに症状がでて、麻痺とかしたら大事故に繋がることもありえたしね。
何度も出血を繰り返すと、最悪昏睡状態にすらなるみたいだし。

いくらこの後、症状が回復しても、再発のリスクに怯えながら何十年もすごしていくのはキツイと思ったので、リスクも覚悟の上で手術を行ってもらうことにしました。

手術を行うにも、その前に細かい検査をしないといけないとのコトなので、
日帰りの外来ではできない検査として「脳血管造影検査」というのをやりました。
造影剤を脳内に入れて、血管の状態を見る検査です。
検査終了後も、約半日くらいは様子を見ないといけないため、日帰りの外来ではできないというわけです。

なんか仰々しい機械に寝そべり、造影剤を入れて、脳内の検査を行います。
一応麻酔も必要なので、ちょいちょいと簡単にやれる検査ではありませんでした。

検査終了後、ベッドに寝かされ、基本的に動かないように言われて、14時～18時くらい、ずっと寝たままです。

それが終わると、起きることを許可されるので、急いでトイレに行って用を足し、さらに夜ご飯を食べて、その日は終了です。
翌日はもう退院です。

あくまで検査だけなので、これ以上のことはしません。

明けて翌日、主治医の人から呼ばれて、検査結果と今後の予定を話します。
検査結果は、概ね想定通りだったけど、幸いなことに血管が奇形をしていたり、
他の重要な基幹に絡んだりはしていなかったので、
予定通り手術は可能ということで、改めて手術日を決めました。
予定は11月30日に手術で、その前日に入院という形に決まりました。