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2017年10月31日 イイね!

塗装の劣化を目の当たりにして、カーポートの有り難さに気がついた秋。




「カリブ」ですが、相変わらず好調で特にいじる所も無く、平穏なカーライフ?を送っています。8月の走行距離が2020km、9月が1058km、10月が595kmと、それなりに走っています。総走行距離は10月31日現在で228105㎞です。

段々寒くなってきたので、冬対策として、セルモーターのグリスアップ(ギア部)とISCVの注油(軸部)は出来ればやっておきたいところ。

最近は生活全般的にモチベーションが低下気味で、9月の「王滝」が中止になってから特に酷くなっていきました。10月に入ってからも、雨が続いたり寒暖の差が激しかったりして体調管理が上手くいかず、自転車のコンディションも徐々に低下気味。それでも10月は自転車に1000㎞以上乗っており、車よりも多いという状況です。



好調な「カリブ」ですが、塗装の劣化が結構気になるようになってきました。
以前からあった「くすみ」や「シミ」が急激に広がり、目立つようになったのだと思います。



塗装全体の劣化というよりも、部分的に目立つ感じです。

酷い所は2ヶ所あり、ボンネットと屋根です。



たまに見かける塗装がハゲハゲの古い車、まさにその初期症状です。

以前、見かける度に「どうしてあんな風になってしまうのだろう?」と疑問に感じていましたが、実際に自分の車がそうなり、思いがけず疑問が解決できました。

基本的には塗装の寿命・劣化で自然に起こる現象で、決してワックス・コンパウンドでこすったりして人為的に生じる現象ではありません。塗装の膜の内部から徐々に劣化していくようなイメージで、じわじわと変色が広がっていき、恐らくこうなると防ぎようがないのだと思います。

・WAXやコンパウンドで、塗装が剥げるくらいこすり、なるのではありません。

・化学変化的に、変色が広がっていき、あんな風になるのです。

・定期的に洗車&WAX掛けを実施していても、ある時期を過ぎると急激に進行します。

・前兆はあり、小さくてそれ程目立たない「くすみ」や「ムラ」が広がっていきます。

塗装の寿命・劣化といっても、なる場所、ならない場所があり、その違いが生じる理由もなんとなく見えてきました。なる場所に共通しているのは①上面部 ②屋根がない野ざらしの場所です。なので、要因としては紫外線や雨風の影響が最も考えられます。特にこの夏に急激に進行していった印象があり、紫外線の影響が最も大きいような気がします。

・塗装の塗膜の差(製造工程でのバラつきによるもの)

・紫外線や雨風の影響(紫外線は化学反応的に、雨風は表面を傷めそう)

基本的には、この二つの要因が組み合わさって起きるのだと思われます。塗膜の差はどうすることも出来ませんが、屋根のある場所に保管することで紫外線や雨風は十分避けることが可能なので、その分だけ塗装は長持ちさせられそうです。

これまで定期的にWAX掛けを実施しているので、塗装の劣化に対しては仕方がないという諦めの心境です。しかし、屋根のある場所に保管していればもう少し劣化を防げたでしょうから、後悔の気持ちも少なからずあります。



車の前半分は雨ざらし状態で、後部はしっかりと屋根で覆われている状況なので、前後を比較すればカーポートの役割と塗装の状態の差が一目瞭然。もう光沢とか全然違います。

この年代の車の塗装ですが、屋根なし保管の場合で、しっかり手入れをしていても20年が塗装の寿命なのかなぁと感じます。ガレージなどの保管場所があれば30年以上経っても大丈夫そうな気がします(「カリブ」は1997年製造なので、ちょうど20年経過)。

保管場所以外では、紫外線を吸収しやすい色かどうかも重要でしょう。ボディカラーとしては、長持ちして劣化も目立ちそうもない白が一番無難でしょうか。黒は手入れが大変そうで、なんで急激に人気がでたのか理解に苦しみます。



屋根がしっかり紫外線や雨風を防いでいるようで、右後部側面の塗装の状態が際立って良好です。全体的に上面よりも側面の方が塗装の状態は良好です。側面が剥げている車はまず見かけませんし、それだけ劣化し難いと考えて間違いないでしょう。正面のバンパーの塗装だけは風の影響が大きく劣化しやすいと感じます。



ボディの状態を保つためにはカーポートやガレージは有効で絶対あった方がいいです。我が家の場合はカーポートはあっても、車の保護よりも荷物の出し入れ時に雨に濡れないことを優先したレイアウトになっており、ボンネットが完全にはみ出しています。そのせいでボンネットとルーフ前部の劣化の進行が早まったのです。

カーポートの重要性は以前から分かっていて、車の買い替えに合わせて同時に検討するつもりでいました。ところが、思いがけず「カリブ」をこんなに長く乗ることになり、カーポートもズルズルとそのまま使い続けてきたのです。

それで、中古で買ってからずっと前半分はみだしたままに。20万円で買った車ですから!しかし、10年も経つと心境も大きく変化するものです。

今回の塗装の劣化は想定外で、それなりにショックでした。「30万キロオーバーまで、あと数年は気持ちよく乗りたい」「何とかならないか?」「なんとかしたい!」率直にそんな心境です。



そういえば昔、カラーコートとかいう「WAXを掛けながら塗装を補修してくれる」みたいな商品があったことを思い出しました。けれど、もうどこにも見当たりません。そもそもそんな都合の良い商品なんてあるの?



仕方なく、代替商品として「銀艶制覇」の実感パックを買い、期待せずに使ってみました。



塗装面はそれなりに滑らかになり、多少は目立たなくなりましたが、以前の状態に戻ることはありませんでした。まあ、普通のコンパウンドとほとんど変わりません。

商品説明に反して拭き取りも必要でした。しっかり拭き取らないと残ります。
決して悪い商品ではありませんがリピートは無いです。キズ消しとかで使い切ったら終わりです。



塗装するような車でもないし、塗装の劣化は諦めるしかなさそうです。

塗装が劣化してきたからといっても、直ぐに錆びの発生に結びつくわけでもなく、当面は外観上の見栄えの問題に過ぎません。製造から20年経った現在でもサビの発生はほぼ皆無なので、サビに対してはあまり心配していません。この年代の車はボディの錆び対策は万全という認識で信頼してOK。同じ年式でも乗用車以外のトラックは普通にサビてくるので、品質の差は歴然で、これがコストダウンの結果なのでしょう。

車そのものの調子はいいので、塗装の劣化が目立つようになってもそこは我慢して、30万キロオーバーまでは今まで同様に愛着を持って乗り続けたいです。モチベーション的には塗装の劣化というのは意外とダメージが大きいです。

今回の件で、高額でも全塗装したくなる気持ちは何となく分かるような気がしました。古い車を維持する上で、心理的に、塗装の状態はとても重要です。

塗装以外の骨格としてのボディの耐久性の問題もあり、国産の普通車の場合、20年というのが車の耐久性の一つの目安になるのかなぁと漠然と感じます。走行中にボディの劣化は時々感じ、全体の剛性力が低下してきているような気がします。これは深刻な状況ではなく、微妙なフィーリングとしての、普通の走行には全く支障がでないレベルでの話です。

エンジンやトランスミッションは交換すれば何とでもなりますが、ボディはどうしようもないですから。ボディを長持ちさせるには、ノーマルのしなやかな足回りを維持、やさしい運転、屋根のある場所で保管、こういったことがカギになってくるでしょうか。

※ 塗装の劣化関連記事 2020.12.22 追記

ブログ『塗装の劣化、ますます進行中。』2020年2月
https://minkara.carview.co.jp/userid/1648221/blog/m202002/

ブログ『ルーフレールの脱着に挑戦。』2020年3月
https://minkara.carview.co.jp/userid/1648221/blog/m202003/

ブログ『昨年のGWが懐かしい、2020年の春。』2020年4月
https://minkara.carview.co.jp/userid/1648221/blog/m202004/

ブログ『ルーフ&ボンネットを塗装してもらった。』2020年5月
https://minkara.carview.co.jp/userid/1648221/blog/m202005/

ブログ『塗装して4ヶ月経過後の雑感など。』2020年6月
https://minkara.carview.co.jp/userid/1648221/blog/m202006/

Posted at 2017/10/31 21:07:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | スプリンターカリブ | 日記

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