リスローンRP-44519の投入から一月半が経過し、その間に約1,500㎞走行しました。
商品ラベルには「添加後、400㎞以上走行すれば、オイル漏れが基本的に止まります。」と記載され、既にその3倍以上走行していますが現在のところ効果はまったく見られません。
繰り返しますが、これまでのところ効果はまったく見られません。
一応念のために補足しておきますが、「効果が見られない」と「商品に効果がない」はまったく別のことだという事です。
とりあえず「私のケースでは効果が無かった」ということで、必ずしもこの商品がダメだとは限りません。もしかしたら他のケースでは効果があるのかもしれません。
今回の漏れのケースでは内部の状況も不明で、そのために予想・推測を元に対策をとってきました。漏れの原因がはっきり判明している訳ではないので、今回使ってみて効果が見られなかったからといって必ずしも「商品自体に効果がない」とは断言できません。
本当は内部を開けて見ないと漏れている原因箇所や詳細はハッキリしないはずです。
もしかしたら本当は、シールやパッキン以外の原因で漏れているのかもしれません。
漏れ止め剤の使用には、こういうあやふやな状況が付きまとうことが多いと考えられ、そのせいで商品の効果の有無も今一ハッキリしないケースが多いのが現状ではないでしょうか。
そもそも、内部を開ける余裕があれば、ついでに原因箇所の処置も済ますでしょうから。
簡単に内部を開けられず、構造も車種ごとに多様で、原因箇所の特定や予想はそれなりの経験を積まないと難しいと思います。
リスローンRP-44519投入前と投入後を比較してみるとこんな感じです。
1,600km.というのは通常の2ヶ月分の走行距離に相当し、既にペーパータオルの吸収力の限界を越えてしまっています。それなので通常は、少なくとも一ヶ月毎にはペーパータオルを交換していました。この月は乗鞍遠征が2度重なり、通常の倍以上走ってしまいました。
それでもこの程度のATFの漏れではゲージに反映されず、ATFの減少にはまず気がつかないと思います。元々ATFは膨張率がとても高く、温度に対しての増減量も大きいので、正確な量をつかみ難いですし。
リスローン投入後はそれぞれ、200km、250kmごとにペーパータオルを新品に替え、漏れ具合を観察していましたが、ほとんど変化は見られず、ほぼ投入前と変わらないという印象でした。
もしかしたらですが、若干ですが減り方が緩やかになってきたかもしれませんが、ごくわずかなレベルですので「変化なし」としておきます。漏れが悪化してきたということは絶対ないです。
漏れ止めのペーパータオルは、このようにガムテープで固定させるだけなので簡単です。
毎月一回、下に潜ってこれを行っておけば、あとは普通に車を使えます。
目立つので12月の車検時には上手く誤魔化さないといけません。
漏れる場所は直径数ミリの新円の穴なので、簡単に誤魔化せるとは思っていますけど。
漏れている場所がAT本体とは別のユニットであるトランスファーからということもあり、もしかしたらATFの経路の関係などから漏れ止め剤が行き渡るのに通常よりも時間が多くかかり、その分効果も遅れて現れる可能性もありました。
これまでまったく効果が見られないので、そういったことも考慮しながら経過観察を継続することに。
そしてブログの更新も遅れがちになりました。
9月25日現在、やっぱり漏れは止まりませんでした。
若干ですが、漏れが緩やかになってきたのかも?と感じなくもないので、引き続きこのまま経過観察を続けることに。
10月13日現在、やっぱり漏れは止まりませんでした。
緩やかになった兆候も特になく、10月13日現在でも効果はまったく見られません。
期待はしていませんが、ATFの交換を少し先延ばしし、もう少し経過観察するつもりでいます。
漏れ以上に心配していたATのトラブルは、幸いこれまでのところ起きていません。
もうじき24万キロになりますが、これまで好調で助かっています。
漏れが改善されなくても、今すぐ困ることはありません。しかしATに不具合が発生してしまうと車が使えなくなり、同時に、即座に修理か乗り替えか選択を迫られ、これは大変困ります。
現在は、漏れを十分コントロール出来ているので、これまで通り普通に車を使っています。
先日、こういう道を久しぶりに通りましたが、やっぱり4WDだと安心ですね。
過去にFR車でスタックした苦い経験があるので、進入する前から警戒してしまいます。
カリブなら大きな水溜りの感覚で普通に通過できてしまいますが、それはやっぱり4WDだからです。
もし2WDだったなら諦めておとなしく引き返したでしょうか。この先にもっと酷い状況の場所があるかもしれないと考え、もしそうなったらバックでこの場所を戻る破目に…と想像できますから。
国内の未舗装路も随分と少なくなってきました。大抵、道路の幅は狭いので、サイズ的には軽ぐらいが丁度よくて、カリブが限界かなぁ。こういった場所では軽トラやジムニーが実用的なんだよなぁ、実際は。こんな感じで、中々4WDと5ナンバーサイズへの未練が捨てきれないので困ります。
実際、年に数回とか数年に一回とかとても役に立つ場面に遭遇するので、その度に考えが改まってしまい、今回もまさにそうでした。乗鞍へ行く途中の古いトンネル群も道幅が狭いので、毎回通るたびに思います。昨年の「11月王滝」の遠征時も4WDが頼もしかったなぁ。
こういった経験がある度に、それに連動して、このままカリブに乗り続けるメリットもあるのかなぁと、心境が変化します。塗装の劣化、ATFの漏れ、それ以外は好調という微妙な状況ではありますが。
とりあえず、このまま12月の車検は通すつもりでいます。