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縄文時代中期の遺跡（土取り場）から出土した石槍（せきそう）です。石やりです。秋田市にて。
りっぱな石槍です。しばらく箆状石器かどうか悩んだのですが石槍ではないかと思われます。
なかなか完全品は見つかりませんので自分にとっては貴重品です。

しばらく行ってなかったところに行ってきました。
一個だけ見つけて帰ってきました。
本命の所に行くといろいろですが5,6個は見つけるんですよ。
矢じりです。こんな感じで落ちてるんです。
自分にとっては宝探しです。
縄文時代後期の所です。大仙市にて。

アスファルトがついた石匙です。秋田市にて。
当時アスファルトは接着剤として使われていました。
アスファルトを塗って縄でくくりつけて使われたのでしょう。
秋田には昔から油（原油）が湧き出ている所があったのです。
やじりの取り付けにも使っていたんですよ。ここは縄文時代前期から中期のところですので今から5,6千年前のアスファルトが着いているんです。よくとれないものですね。

左が打製石斧で右が磨製石斧といいます。
打製石斧は石を打ち欠いて作った石おのです。
磨製石斧は石を磨いて作った石おのです。
ちょうど真ん中あたり、へこんでるところに斧の柄がとりつけられたようです。
右側の石斧もよく見るとすりきれているのがわかります。
縄文時代後期の所です。大仙市にて。

石で作られたやじりのことを石鏃（せきぞく）と呼びます。
これを矢の先っちょに取り付けてウサギやシカなんかを狙っていたのでしょう。まさか人間ではないかな？わかりませんね。縄文時代は治安はどうだったのでしょうね。
自分が持っている石器は半分以上がこの石鏃ですね。
当時の人はよくこんなに小さい石を加工できたものですね。
技術的にも芸術的にもすごいと思います。
縄文時代中期から後期のところです。
秋田市と大仙市にて。