
ひょんなことから2日間愛知へ行くことになった。
観光に行くでもなく、特別な仕事をするでもなく、ただただ愛知に行くという
自分でもよく分からんことになった。
ただ、愛知に行かなければならなかったのだ。
終わってみれば行かなくてもよかったのでは?とも思うが。
まぁそんなわけですごく暇を持て余していると、あるチラシに目が止まった。
「語る」展 トヨタ博物館
あぁ、そうか。
愛知は豊田のお膝元だったのだ。
せっかくならとトヨタ博物館へ向かった。
「トヨタ博物館ってどうせトヨタの車しか置いてないんでしょ?」と思っていたのだけど
そんなことはない、実に様々な車が展示されていた。
車には名車というものが存在する。
何年経っても語り継がれる車のことである。
今回の企画もそんな趣旨なのだろう。
一方で世に生まれたはいいが脚光を浴びることなく消えさっていく迷車(珍車)というものも存在する。
かつて自動車会社が乱立した時代に名車・迷車(珍車)を製造し、自動車産業という荒波に飲まれ競争に敗れて惜しくも消えていった、そんな車/メーカーのことを書きたい。

チシタリア(1946〜1966)/ 202 クーペ
これは名車の部類だろう。
当時としては美しすぎるフォルムに仕上がっています。
そんなことから「動く彫刻」と言われニューヨーク近代美術館で永久展示されることになる。
チシタリアはイタリアの大富豪によって旗揚げされ、戦後のイタリアでは初のスポーツカー・メーカー。
当時はF1マシンを作っていたり、レースに参戦したりとぶいぶいいわしていたが、
資金不足により1966年、その幕を閉じる。

コード / フロントドライブ モデル812
コードに関しての資料を探してみたもののまったく見つからなかったのでコードというメーカーがいつ誕生し、いつ幕を閉じたかは分からないが写真の車は1937年に製造された。
「変わった車は売れる」という素晴らしき持論を持った実業家、コードによって製造されたようで、その謳い文句通りかなり面白い作りになっている。
Posted at 2014/11/15 00:00:02 | |
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