「純正ナビ」について、あまり良くない評判も聞きますが、昔の、高いくせに未だ稚拙だった頃のナビから知ってる身にしてみれば、ま、こんなもんでしょう。
最初にナビなるものを知ったのは、もう随分前、ホンダが開発したもので、GPSなんて影も形も無かった頃の事。今は無きボーイング747、ジャンボジェットに搭載された「慣性誘導装置」をクルマに応用したものでしたね(歳がばれるな・・・)。液晶や高性能のマイクロコンピュータ、大容量のメモリーやハードディスクなんて洒落たものもない時代、何と、スライドの地図が何枚も用意されていて、これを一々手で差し替えて使うしろもの。ナビを開始する前に、まず今居る場所の地図を差して、この地図の上で自分の居る位置を手動でセット。後は、「慣性」即ちクルマの加速度を検出して、これを積分して速度、更に積分して位置を割り出してスライドの地図に明るい点で表示するもの。差してある地図の外に出ちゃうと、自分で次の地図を探し出して差し替え、又自分の居る位置を設定してやらないといけない・・・。何と面倒くさいもんだったんでしょうね。拡大/縮小表示なんて夢のまた夢。ルート検索機能?それ何?でも、これ、当時は画期的なモンだったんですよ。しかし、実用的には・・・ね。飛行機の海外航路ならいざ知らず、流石にクルマのような狭い範囲で使うには精度が低すぎるし、一々地図を選んで手で差し替えないといけない。直ぐに姿を消していった覚えがあります。
話題閑話、Cクラス、W205のナビ、どういうものか、COMANDシステムの取説にも書いてない事が多いようなので、ちょいと調べて整理して見ました。いろんな情報の寄せ集めですが、ご参考まで。少し前までのCOMANDシステムの取説にはもっといろいろ書いてあったような・・・。
■道路の色
・ナビの起動直後は、国道や県道等で色分けされているが、暫く時間が経って
VICS信号を受信すると色は無くなり、渋滞等を示す赤矢印等の表示になる。
高速道・有料道/VICS対象高速道 ・・・ 紫 ■
国道 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 赤 ■
主要地方道路/VICS対象一般道 ・・・・・ 緑 ■
県道 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 橙 ■
それ以外の道路 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 灰 ■
■画面左下の“DRG”又は“VICS”のアイコンの色
・ルート上の交通状況を示している。
渋滞 ・・・・・・・ 赤 ■
混雑 ・・・・・・・ 橙 ■
交通規制 ・・・ 黄 ■
■DRG(Dynamic Route Guidance)マーク
・ビーコンから受信したVICS情報を考慮してルート探索を行っている時は、
VICSマークに代わり、DRGマークが表示される。
■デフォルトでは、渋滞箇所の表示に加え、「順調線」も表示してきます。
ゴチャゴチャして見にくいので、私は、VICSの設定→VICS表示→順調線表示を
OFFにしてあります。
■音声案内では、合流通知、踏切通知、カーブ通知、県境お知らせ、事故多発交差
点通知、スクールゾーン通知のON/OFFを個別に設定でいますが、私はスクール
ゾーン通知はOFFにしてあります。あまりにうるさいので。
某サイトを利用すれば比較的リーズナブルにナビデータを更新できるし。
昔は(おいおい、おっさん、又昔話しかよ、って?)、紙の地図が頼り。自分なりに分かりやすい地図を探したもんでしたね。地図が読めないんじゃ話にならない、知らない所に行く時は、事前にウェイポイントや大まかなルートは掴んでおいてから出発するのが常識でした。ナビの出来が悪いって、それ、ナビに頼り過ぎでは?ま、高い金払ったのですから、それなりの見返りは欲しいワケですが。
さてさて、ドライブの楽しみって、何だろう?と思う今日この頃。
Posted at 2020/05/06 16:43:25 | |
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