まっする＠Nomad Daysのブログ一覧

　いま世間でも再建問題の渦中にある日本航空がモデルとされている山崎豊子の長編小説『沈まぬ太陽』が映画化されたということで早速見に行ってきました。内容はあえてここでは触れておかないでおこうと思います。

　さて、この映画。
３時間２２分の長時間上映ということもあり、インターミッション（休憩）がありました。
このインターミッションに入るタイミングが個人的には興味深かったです。
１２３便墜落事故による会長の引責辞任に伴って次期会長を選出する利根川総理（加藤剛）と龍崎（品川徹）の密談シーン。二人がお茶を飲みながら日本庭園を見つめてそこにカメラがパンするところでフェードアウト、そしてスクリーンには「intermisson （休憩）」という字幕。

　スクリーンの中でもお茶を飲みながら休憩、そして劇場でも休憩という掛け合いはなかなか趣のある休憩の入り方だなぁと思いました。

　そもそもインターミッションは、３時間以上の映画には設けられるものなのかなと思っていましたが、同じく３時間以上あったロードオブザリングには設けられなかったし、どうやら映画のターゲットとする年齢によってインターミッションが設けられるようですね。
今回の場合は、劇場内の雰囲気もいつもと違って中高年の方々が多く、同じ姿勢で長時間保つことが難しいそういった世代の方々を配慮したものだと思います。

　それにしても、休憩と題してスクリーンに映し出される字幕からは、何かしら新鮮で斬新な雰囲気を感じることができました。