中秋の名月は過ぎましたが、きれいな月夜が続いていますね。
古来から和歌にも詠われるなど、風流の代表格といったところでしょうか。
話は少しそれますが、英語教師であった夏目漱石は、「I love you」を「我、汝を愛す」と訳した生徒に、『日本人が「愛してます」なんて言うものか。「月が綺麗ですね」とでも訳しておけ。 それで日本人は分かるものだ。』と言ったとか。
好きな人と同じものを見つめ、そして同じ気持ちを持つということ。
そんな気持ちや思いを込めた名訳だと思いますが、おそらく日本人が月を見たときに感じる心というものが、こういう訳を生んだのだとも思います。
十五夜を過ぎても、夜ごとに呼び名を変えて月を愛でていくところにも、そんな月に感じる心が表れているようです。
【十六夜(9月20日)】
【立待月(9月21日)】
【居待月(9月22日)】
明日からは、寝待月、更待月と続きます。
木の間よりもりくる月の影見れば心づくしの秋はきにけれ
秋ですね♪
Posted at 2013/09/22 23:25:27 | |
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