
アウディA1に採用されているPQ25プラットフォームについて調べてみました。
PQ25プラットフォームのデビューは2009年のポロ。このプラットフォームの特徴としてはクラス初のNCAPで5スター(JNCAPでは4つ星*)を獲得しつつ、ボディ重量を7.5%軽量化することに成功している。ボディサイズが拡大しながらも安全性と軽量化を実現した最新のプラットフォームである。
A1ではポロと同じPQ25を採用するもののプレミアム・コンパクトを標榜するためにアウディならではの改良を施している。ボディの2/3には高張力以上の鋼板が使われており、ホットスタンピング*で成形した高張力鋼板の割合はポロの8%に対してA1は11%である。また、接合はレーザー溶接も当然多用しているが1台につき66m分もの接着剤を使用している。
参考までに現行のヴィッツと比較すると・・・
通常鋼(軟鋼)の使用割合がA1 33%に対してヴィッツ 47%とコンパクトクラスでは非常に低い割合であり、コストがかかっていることがわかる。超高張力鋼板、高張力鋼板の使用割合については日本と欧州で定義が異なるので正確なデータは無いが、ホットスタンピングによる熱間成形高張力鋼板はヴィッツには採用されていない。
まとめ
PQ25プラットフォームは国産のコンパクトカーと比べ安全性、軽量化にコストがかかっている。また、ポロと比べてもプレミアム・コンパクトとしての味付けがなされていることがわかった。
*JNCAP平成23年度の試験結果
*ホットスタンピング=鋼板を一定温度まで加熱した後、常時冷却している金型でプレスすることにより成形と同時に金型内で焼入れを行う加工法。非常に高い引張強度が得られる。
Posted at 2012/10/28 16:13:14 | |
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