
また少し間が空いてしまった。。
2017年全日本ジムカーナを振り返りシリーズは今回で最終回となります!
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2017年の全日本ジムカーナ選手権も最終戦。第8戦の舞台は,モータースポーツの聖地といってもよい,三重県鈴鹿サーキット。
ジムカーナは「国際南コース」というカートコースで行われる。
この場所は毎夏「全日本学生ジムカーナ」が行われる舞台でもあり,ボク自身も学生時代には毎年来ていた。2015年には団体優勝で日本一を獲得している。
ということで,この年の全日本のコースの中では一番走りこんでいる,地元ではないものの,第二のホームコースくらいの気持ちで現地入りした。
金曜日
練習走行日。初走行。天候は晴れ。
鈴鹿サーキット主催の練習会が設定された。コースはほぼ順走で1箇所ターンセクションが設けられた。コースの路面の傾斜や縁石などは大体把握しているので,コースへの完熟は早々に済み,セットアップを探ることに集中することができた。
1つ新たな試みとして,これまでどんなに暑い状況でもリアタイヤWH2(ハードコンパウンド)を試したことは無かったので,初めて履いてみた。
路温が50度を超える状況でのリアWH2はブレーキングやコーナリング時の安心感は確かにある。しかし,結論としては今回は使用を見送ることにした。
FF車においては必ずしもリアがグリップすればよいというわけではなく,今回は微妙なスライド感あった方が良いと判断されたため,使い慣れたソフトコンパウンドを選択することとした,といった次第だ。
土曜日
公開練習。この日の天気も晴れ。
コースとしてはかなり短い。1分少々で終わるコースでターンもほとんどない。
スタートしてターンセクションを介さずいきなりS字に飛び込んでいくのは初めての経験であった。3速でS字逆走に飛び込むことはなかなかないので,飛び出しているクルマもいた(笑)
自分の走りの方はわずかなパイロンタッチがあったものの,タイムは悪くない。翌日に期待が持てそうだ。
日曜日
決勝。天気は曇り。前日より路面温度も少し低くなった。
前日のハイスピードは少しマイルドな設定になった。
スタート直後に左90度直角ターンですぐ右360度ターンという高難度のターンが設定された。
加えて,中間計測前に左の360度ターン。随所にターンが設定され,難易度が上がっている。
最初の90度直角をINベタに近く入ってサイドをしっかり引くか,外から入って浅く引くかで意見が割れた。後輪駆動は最初の直角はグリップでも行けそうだが,FFはそれだと次の右360度までの距離が足りず車速が落ちすぎてしまう。
自分のイメージでは外から入ると逆に浅くサイドを引くのは難しいのではないかと思われ他のでインベタではないものの真ん中よりから入ることにした。
1本目
前走のクラスでは,スタート直後のターンに苦戦する様子が目立つ。
そんな中1本目がスタート。最初のターン。
まさかのサイドが不発…ロックしない。
この後の360度ターンも含めすべてのターンが不発となってしまった。
走行後,流石におかしいと思いチェックをすると…
サイドワイヤーの取り付け部にゆるみが発生していたことが原因だった…。
前日練習でターンが無かったことが災いし,確認が不十分となっていたのだ。
2本目に向かうまでの間に修正し,無事復活。
そして迎えた2本目。
スタートして最初のターン。真ん中から入るも予定より若干制動距離が延び止まり切れない。何とかサイドで向きを変え,すぐ右のターンはフロントが逃げながらなんとかクリア。
続くS字の逆走は慣れているので悪くない。
ストレートから戻ってきて,
次のターンセクションでの左ターン。
先ほどのサイドが効かないイメージが残っていたこともあってか,わずかにオーバースピードで進入。その結果フロントが逃げてしまい,ステアリングを戻す羽目に。何とか戻してパイロンを避け切れたかと思いきや,左リアで耳を踏んでしまう。痛恨のパイロンタッチ!
その後のセクションはそこそこまとまっていたただけに悔やまれるパイロンタッチとなってしまった。
Wパイロンタッチは全日本では初めてだったかもしれない。
こうして2017年の全日本ジムカーナ選手権はシリーズ9位で終了となった。
7戦に出場したが,ほとんどのコースは初見だったということで,苦戦することも多かったが,この後に生きる1シーズンであった。
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2018年シーズンも引き続き,更新してきます!
Posted at 2020/07/09 02:28:28 | |
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