リアブレーキホースに劣化を確認したので交換する。左右両方交換。
ブレーキホース フロント 左右交換 の記事に詳しくブレーキホース交換手順を記載しているので、こちらの記事では細かい事を省いています。
私のゴルフIIはABS装着車では無いが、Pressure Regulatorを装備している。
JIM VW PartsよりPressure Regulator 1番の部品。
交換するリアブレーキホースは
PALCAにて購入。
リアブレーキホース2本セット 3,150円
P/N 1006110012

Meyle Productsの製品が来た。Made in Italy。

1Q/2009と記載されているので2009年に製造された物だと思う。フロントホースと同時に注文したが、フロントは2011と記載されていた。

車体に付いているホースとの違いは、ゴム管が旧ホースは無いのに対して新ホースは1個ついてる事だけだった。見た目から判断すると質感は悪くなさそうなので使用してみる事にした。
右側リアブレーキホースを交換する。

フロントブレーキホースは車のサイドから交換作業が出来るのに対し、リアブレーキホースは自身が車体下に潜らないと交換作業が出来ない。無理な姿勢での作業となるので良くストレッチしてから作業を行った。それでも翌日に筋肉痛が出た。
まずはブレーキリザバー内、ブレーキフルード量を確認した。フルードの色、レベル量も問題なかった。
前回のフロントブレーキホース交換の教訓から、段ボールを作業場の下に敷いた。作業がし易くなったし、アスファルトも汚れずに済んだ。
ジャッキアップして車体下に潜り込んだ。レンチが当てられる事を確認。構造はフロントブレーキホースと同じなので、フレアナットを外し、ホースを取り外すだけ。

使用するレンチもフロントと同じく、フレアレンチ11mmと14mm。ショートレンチ14mmと12mm。12mmショートは11mmショートを持っていないので、それの代用。

ブリーダーバルブは7mmだった。フロントブリーダーバルブ11mmとサイズが違った。ブレーキシリンダーが違えばもしかしてブリーダーバルブサイズが変わるかもしれない、事前確認が必要。
WOKO'Sのラスペネをネジ部に吹いた後、先にフレアレンチで全フレアナットを緩める。またブレーキブリーダーバルブも緩む事を確認しておく。ホース側14mm、フレアナット11mm。
車体をリフトアップすると、レギュレーターの作用でフレアナットを取り外してもブレーキフルードが流れて来ない。試しにレギュレーターを手で押して車着地状態を再現するとフルードがチューブから足れて来た。レギュレーターのおかげでホース交換作業中にフルードまみれにならずに済んだ。

ホースを外してから気がついたが、ホース支持金具の穴が12ptと単なる丸穴の2種類有る事に気がついた。

12ptの穴↓
丸穴↓

最初はナメって12ptが潰れたのかな?と思ったけど、左右の支持金具が同じ様に2種類ある。
取り外した旧ホース。

汚い。ホース自体にクラックは無かったが柔軟性は無かった。
取り付けた後。黒く濡れている様に見えるのはシャシーブラックを吹いた跡。
続いて右側ホースを交換する。
右側はPressure Regulator用のブラケットが邪魔。

このブラケットは取り外さなくてもブレーキホースは交換できそうだが、ブラケット自体が簡単に取り外れるので、外してしまった方が断然楽。
リフトアップの状態だとスプリングにテンションは掛かってないので、簡単にブラケットを外す事が出来る。ボルトナットは全て13mm。

スプリングを引っ掛けているボルトナットは締結穴が横長になっているため、取り付け位置をスライドしてスプリングプリロードを調整出来る。よってボルトを取り外す前に、元々どの位置にボルトナットが取り付けられているかを覚えておく必要が有る。

ブラケットを外した後。錆が発生している。

取り外したブラケット。

旧ホースを取り外す前に錆びとりして、シャシーブラックを吹いた。

狭いがレンチは回せる。まずはフレアレンチでフレアナットを緩める。続いてショートレンチでフレアナットを外す。

ホースを外した後。

右側も12ptの穴と

丸穴。

新ホース取り付け時に気がついたが、こうなっている事でホースが至極取り付け易かった。丸穴支持金具の方に新ホースを嵌める。フレアナットを固定しておいて、ホース自体を手でクルクル回す。(丸穴なのでこれが出来る)ある程度は手で締結する。ショートレンチで締め上げて行く。最後はフレアレンチで確実にトルクを与える。次に12pt側の支持金具にホースを入れる、以下同じ手順。
新ホース取り付け。

ブラケット取り付け。
ブリード中。
再度全てのネジ部をブレーキクリーナーで清掃後、乾燥させてから濡れが無い事を確認した。その後エンジンを掛けて倍力装置が掛かった状態でブレーキペダル
をポンピングしてからペダルのホールドを5秒した。それから再度漏れ点検をした。全ネジ部が濡れている様子は無かったので良しとした。
ブレーキフルードは腐食性があるので飛び散った所をブレーキクリーナーで洗い流した。
タイヤを取り付けてホースの取り回しも確認した。どこにも干渉していない。
ちょっと走行してからホースが擦れていないか、漏れが無いか、フルードレベルが落ちてないかを再度確認、ブレーキの効き具合、振動、異音、ペダルを踏んだ感触、全て良さそうなので作業完了とした。
備考
ブレーキ整備のミスは自分も死ぬし人も殺す事もあるので気をつけた。
資材、パーツ価格は全て2013年2月現在の話。
おわり
Posted at 2013/02/24 11:16:07 | |
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