
↓前回記事↓
https://minkara.carview.co.jp/userid/1666033/blog/30355407/
前回、環八井荻トンネル内で速度超過にて御用となった一件、どうにももやもやしたものが残り、直接警察の担当者(私をひっ捕らえたご本人)に問い合わせをしてみた。
通常、追尾による速度取締の際は、パトカーは対象車両の後方、または斜め後方15~20mで追尾し、パトライトを点灯させて速度計測、しかる後にサイレンを鳴らして車を停止させる手順となっている。
パトライトを点灯させて速度計測をする距離は一般道だと100m以上、高速だと300m以上となっている。
今回計測された速度は時速88キロなので、100mパトライトを点灯させると少なくとも4秒以上は点灯させないといけないことになる。
ところが、私の体感的にはパトライトの点灯とサイレンがほぼ同時に感じたのだ。
右斜め後方に怪しい車がついて来てるのは確認出来てたので、ミラーを見ながら警戒してたつもりだった私は、計測方法に不備があったのではないかと疑っていた。
もしそうならこの取り締まりは即座に無効となるはず。
しかし不服申し立てをして裁判沙汰にするとなると手続きやら出頭やらで色々と面倒だし、こういった事案では十中八九負ける上に、負けた場合に支払う金も「反則金」ではなく、「罰金」となり、刑罰のひとつとなってしまう。
つまり私に「前科」がついてしまうのだ(汗)
そこで、最近ではパトカーにもドライブレコーダーが装備されているはずなので、「私が納得して反則金を支払いたいから」という名目で、取り締まりの瞬間映像を見せて貰おうと思ったのだ。
以下電話でのやりとり
私「あのー、17日に井荻トンネルで捕まったなぎやんですけど、どーにもパトライトとサイレンが同時に灯いたように思えてならないので、ドライブレコーダーの記録を見せてもらう事はできませんか?」
担「それは不服申し立てという事でよろしいですか?」
私「いえ、そんな大それたことは思ってないんですよ。
ただね、同じ反則金を払うにせよ、自分で納得して払うのと、貴方に心の中で呪詛を吐きながら嫌々払うのじゃ、意味が全然違うじゃないですか。
どうせなら納得して支払いたいですから、あくまで確認のためです」
担「よく分かりました。私としても納得して支払って頂くのが一番だと思っていますし、なぎやんのようにちゃんと問い合わせをして貰える人は嬉しく思います。
確かにパトライトを点灯した時点でドラレコの録画はされるんですが、その映像は証拠品としての扱いになるので、原則として事件として扱われない限り、当事者を含めて一般の方にその映像をお見せする事は出来ないんです。
私もお見せ出来ればそれに越したことはないと思ってるんですが、そういうルールになってるので私も動けないんです」
私「ということは私が不服申し立てをして裁判沙汰にして争わないと見る事は出来ないんですね。
でも正直、そこまでするのはお互いに時間の無駄だしストレスも溜まるのでしたくないんですが。
映像を見たいと言った理由は、あくまでも私が納得して反則金を払いたいからなので、あまり事を大げさにしたくないんです。どうにか映像を見るような手続きとかってありますかね?」
担「今の所そういう手続きとかって無いんです。
ただ、私たちは規則に則って取り締まりをしていますので、パトライトとサイレンが同時という事はほぼあり得ないと言えますよ」
私「規則に則って取り締まりをされていることは私も承知しているつもりですし、貴方が悪意で取り締まりをしていない事も十分理解しているつもりです。
しかし、私も気を付けてるつもりでもスピード超過をしてしまうように、貴方も一人の人間であるわけですから、取り締まりの際にミスをしてしまう可能性も否定できないのではないでしょうか」
担「私たちはTVで見られるよりも厳しい訓練を体に染みつくほど続けて、それに則って行動をしています。
権力を行使する以上、それは徹底しなければなりませんし、ミスや間違いは許されるものではありません。
なので、自分達は絶対の確証があるものだけを取り締まりしています」
私「なるほど。ところで、貴方の管轄の第四交機は、どのあたりをシマにしてるんですか?」
担「新宿、中野、杉並あたりですね」
この時点で、パトカーの計測ミスの可能性と私のパトライトの見落としの可能性、どちらがより可能性が高いかを考え、私の見落としの可能性が非常に高いという結論に達した。
4秒以上もパトライトを見落とすようなら、捕まっても文句は言えない。
私「ああ、それじゃホンモノを相手にしたりしてる相当厳しいトコですよね。確実な仕事しないとやっていけないと思います。納得しました。
お忙しい中、丁寧にご対応いただきありがとうございました」
担「いえいえ、なぎやんみたいな人ばかりだと私も嬉しいんですが(笑)
車と名前を覚えましたので、もしお会いしたらその時はよろしくお願いします(笑)」
私「ぎゃーー! 会ったからってサイレン鳴らしたり拡声器で名指しのあいさつとかは勘弁してくださいよ!?」
というわけで見事に名前を憶えられ、大人しく反則金を支払いに………って問い合わせと電話アポに日数取られて納付期限過ぎたやんけ!!
結局、池袋の通告センターにわざわざ出向いて反則金を支払いにいったとさ。
でも、↑に書いてない事も電話で色々と話をして納得できたので、大人しく反省……はしないかもしれないが、素直に違反を認めて支払う事が出来た。
悔しいのは悔しいままなのだが(笑)
【今回の教訓】
現場のおまわりさんは基本的に一生懸命に職務を遂行してるので、サイレン鳴らされたら観念しましょう(笑)
※画像はイメージ