昨日今日と行われたセンター試験。うちの息子もこの試験に臨み、結果を聞くと何だか不安になることばかり言っていましたが、とにかくこの3年間頑張ってきた事全てを出しきってくれたことを信じるしかありません。この先も試験は続きますが、引き続き運も味方に頑張ってほしいものです。
息子が頑張った分、父ちゃんも頑張ってブログ書くからね!!(爆)
先週は平日すべてみんカラオフ状態だっただけに・・・(汗)。

さて、先週は急に気温が下がり山口も出勤時の気温がついに0℃表示となり寒い一週間となりましたが、今週は更に強い寒波がやってくるとか・・。まさに大寒。暖冬とはいえこれから2月にかけてマイナス気温の日も増えてきそうですが、通勤距離の長い私としては積雪だけは勘弁願いたいと思っているところです。
そんな寒い時期になると、私のブログPVで大幅増となるのがファンヒーター修理ネタ。

まるまる一週間新ネタをアップしていなかった先週も、昨日土曜日のPVではやはりファンヒーター修理ネタがダントツの1・2位。
つい先日もダイニチ製ファンヒーターの調子が悪くなって調べていたら私のブログに辿り着いたという方からコメをいただき(恐らくわざわざそのためにみんカラを登録されたっぽい・・・)色々やりとりさせてもらいました。過去メッセージでもこの手のやりとりが数回ありましたし、ダイニチ製ファンヒーターの故障で困っておられる方が意外と多いことがわかり私のブログが結構役に立っていることも感じているので、今日は地味ながらもファンヒーターに関するまとめネタを記しておきます。
まず修理ネタから。
◆着火せず、エラーコード「E02」又は「E2」が表示される。
◆換気を充分しているにもかかわらず、換気サインが出て強制停止する(エラーコード「E13」表示)。

我が家でも過去この両方を経験しています。この場合の多くの原因は、室内の空気中に漂う「シリコーン成分」をファンヒーターが吸ってしまうことから起きてしまいます。
たとえば、寝ぐせ直し・枝毛コート剤・くせ毛直しなどのスプレーミストなどをファンヒーターのある部屋で使用していないでしょうか。又はリンスやトリートメントをした濡れた髪をファンヒーターのすぐ近くで乾かしているとか。更には、柔軟剤を使用した洗濯物をいつも干していないでしょうか。

これら列記したものには滑りをよくするシリコーンというものが沢山含まれていまして、この蒸発空気をファンヒーターが背面から吸い込んでしまい、悪いことにこのシリコーンは燃焼されないまま炎の状態を感じ取る火炎検知器(フレームロッド)に付着してしまいます。
なぜこの火炎検出器にシリコーンが付着するとまずいのかというとですが・・・、炎の中には実は電気が発生していて、この電流値を測っているのが火炎検出器。故に、ここの表面に絶縁物であるシリコーンが付着し焼付けされると絶縁皮膜ができた事になり正確な電流値を測れず、特に最初の冷えきった時は電気の流れも悪く電気が流れていないと判断される・・=炎が出ていない=ということは何かトラブルが起こっている=着火中止(安全回路)となるわけです。
じゃぁ、この火炎検出器を拭いて掃除してやればいいんじゃね?と簡単に思ってしまいますが、真っ赤になって炎の状態を読み取っている火炎検出器ですからシリコーンも完全に焼き付いた状態・・・。金属ヤスリを使わないと落ちないほど固着しています。
この修理を書いたブログは
こちら。
◆着火してもすぐに消えてしまい、エラーコード「E03」又は「E3」が表示される。
これは私がダイニチ製ファンヒーターを購入して一番最初に経験したトラブルです。主原因は灯油内のタンクの結露によって水分が発生していることによります。

こちらの対策は簡単。まずは、タンク底面のフィルターを取り出して乾いた雑巾やティッシュでメッシュ面を綺麗に吸い取ります。

更に、本体底面に溜まった灯油も一度完全に吸い取ってやるとベスト。どちらも水分を完全になくすために行うことです。
既に水分を吸い込んで燃焼不調に陥っている場合は直ぐに復活しないので、着火を何度か繰り返して復活させねばなりません。
どうしてここに水が溜まるか。小学生の理科のレベルなので書くまでもないだろ、と言われそうですが、一応記しておきます・・・。

灯油タンクの中というのは、比率でいえば満タン時は灯油が多く空気は少ない。でも灯油を消費していくとどんどん空気の比率が増えていきますね。この空気は当然ですがその部屋の暖かい空気を吸い込んでいきます。時々ファンヒーターから「ゴボゴボ・・」という音が聞えますよね、減った灯油と入れ替えに空気がタンクに入っていく音が。
結露になる最大の原因は、この暖かい湿った空気です。別項目でも書きますが、灯油を燃焼した暖かい空気というのは水分が非常に多いんですね。その湿った暖かい空気がタンク内に多く取りこまれる=つまり空タンに近くなって気温が下がる朝方になると、タンク壁面内側に触れている空気が結露してきます。これはファンヒーターを焚いた部屋の窓が朝方結露しているのと同じメカニズムですね。
水は灯油より重たいですから、結露した水はどんどんタンク底面に沈み、フィルター面に溜まってしまいます。そしてこのフィルターは水を通しにくい構造になっているので、そのせいで灯油が本体へ供給されにくくなります。それでもその水分が時間をかけて少量ずつ抜けていく可能性もゼロではないでしょう。
E03(又はE3)を防ぐ方法は二つ。
一つはタンクを常に満タン状態にしておく。もう一つはファンヒーターを使用するシーズン一発目に必ずフィルターをティッシュ等で綺麗に吸い取る。これでかなりの確率でE03は防げるはずです。
私はタンク内の灯油は全て空にし、本体底面の灯油も吸い取り、フィルターも灯油分を吸い取ってシーズンを終えています。
◆上記の対処方法を行っても燃焼が不安定、或いは停止してしまう場合
最終手段として、つまり半分ファンヒーターを買い替える覚悟をした上でのメンテ方法を
こちらで書いていますが、メカに弱い方や直らなかった場合に「直らねーじゃねーか!」と文句をいう方はご勘弁・・・、というか真面目に言うと、メンテをした事によって逆に燃焼不良に陥って事故が起きても私は責任が取れませんので、あくまでも自己責任で行うという方であれば、参考になるかもしれませんので覗いてみてください。

ダイニチのファンヒーターは、コロナなどと違って灯油をヒーターで気化(ガス化)させて燃焼するブンゼン式という燃焼方法なので、燃料ラインは結構デリケートで年月が経つとそこそこの確率でトラブルが起こります。劣化燃料にも弱い。ヒーターを使うため、絶対金額は低いですが電気代も少し高くなります。燃焼音も少し大き目ですね・・・。
しかし、灯油をガス化させるため炎は青く燃焼臭もほんとんどない。着火までの時間も圧倒的に短いです。ダイニチ製の最大の特徴はこの着火までの時間の短さですかね・・・。
ダイニチのファンヒーターをトラブルなく長く使うには、
1)質の悪い灯油を使わない。つまりその年に使った灯油はタンクにも本体にも溜めておかないこと。
2)室内でシリコーンを含むものをなるべく使用しないこと。それが無理でトラブルが起きた場合、火炎検出器の磨きを行う。
3)シーズン中はフィルターの灯油分、水分を定期的にティッシュなどで吸い取る。
この3つを守れば、相当長く使えると思っています
◆その他の掃除メンテ
吸気ファンの掃除と内部の埃取りのメンテブログは
こちら。毎年でなくても数年に一度は行っておいたほうが良いかと思います。
最後にファンヒーターのまとめネタということで、以前にも書いたことがある「灯油を使ったファンヒーターならではのメリット」というものをここでも残しておきますね。
(大半が以前のブログのコピペ・・・)

それほど寒くない時期であればエアコンでの暖房運転でもなんとか暖まりますが、もう今時期になると正直エアコン暖房では暖かくならない・・・、そう思われている方は意外と多いと思いますし、それは事実です。その一番の理由は、エアコン暖房は空気中の絶対湿度(決まった容積中の水分量)が変わらないまま温度を上げているから。空気を暖めるとき、空気中の水分量がそのままの状態で温度を上げると相対湿度というのは下がってきます。つまりカラカラの乾いた空気。エアコン暖房はまさにその空気です。
一方のファンヒーター。灯油を燃焼させると水分を発生させます。つまりファンヒーターは温度を上げながら実はある程度加湿もしている。この湿度が暖かさのカギを握っていることが想像できるでしょうか。
難しい話はあえて避けますが、例えば春の25℃と梅雨の25℃。明らかに梅雨の25℃の方が暑いですよね。これは梅雨の方が空気中の水分が多く、つまりその水分も25℃の熱を持っているため水分の少ない春よりも暖かく感じます。
分かりにくければサウナを考えると分かりやすいかも。サウナは90℃近くありますが、あれは湿度が物凄く下げられているカラカラの乾いた90℃だからそこにいられるのです。もしあれが湿度100%の90℃だったら死んでしまします。極端な話、飽和の状態、つまり熱湯に近い90℃の湯の中に浸けられたらどうなるか・・・。それと一緒にですね。乾いた暖気と湿った暖気とでは同じ温度でも湿った暖気の方が熱量が多くあり、つまりは凄く暖かく感じるということです。
エアコンはクリーンな暖房ですが、乾いた熱量の少ない温風で、しかも水分がないため軽くて部屋の上層に暖気が上がり足元が全然暖まらない・・・。エアコンと一緒に加湿器を使って湿度を上げれば良さそうにも思えますが、加湿器から出された冷たくて重たい冷気は足元をさまよい、僅かに漂っている下層の暖気の熱を奪ってしまうため結局暖まらず、室内上下の温度差がもっと広がるという悪循環・・・。乾いた空気は窓を結露させず一見清潔感あってよいのですが、実は風邪の菌も増殖させてしまいますね。さらに真冬の霜取り運転による暖房停止もエアコン暖房の大きな欠点の一つと言えます。
一方ファンヒーターは、熱風と一緒に熱せられた水分も排出されるため、熱量の大きな暖気が得られる。乾いた暖気は上層へ、湿度のある暖気は水分を含んで重たいので下層へ。ファンヒーターが足元から頭上までポカポカに暖かく感じる理由がここにあります。しかし同時に一酸化炭素中毒の恐れもあるため定期的な換気が必要であり、また部屋の状態によっては火事の危険性もある・・・。湿度の高い空気は風邪の菌を弱らせてくれますが、同時に窓が結露して汚してしまうのもデメリットと言えますね・・・。
あとは・・・灯油は値段がネックでしたが、このところの値下がりが凄いですね。原油価格はもはや暴落と言っても良さそうな状況ですが、私達消費者からすればとりあえず助かりますね。もちろん広い目で見れば副作用もあるそうですが・・・。

ついにハイオクもここまで下がったかと、表示価格を見て驚きを隠せなかった今日・・・。
そんなことよりも、そろそろ車のネタを書かないと・・・(汗)。