「作曲家と対話しながら演奏したいと思います。」
やや小振りのドイツ製のピアノから、伸びるように旋律がホールの後ろまで響き渡り、ベートーヴェン ピアノソナタの演奏が始まりました。
私はこれまで、クラシックコンサートに行く機会は殆どありませんでしたが、先日、有数の日本人女性ピアニストのコンサートに行く機会があり、行って参りました。
私は、ドイツと聞くと堅実なイメージがあり、ドイツで生まれたものには非常に興味がわきます。
今回のコンサートの曲の一つは、ドイツの作曲家ベートーヴェンのピアノソナタ「テンペスト」。
ドイツ製のピアノが、まるで水を得た魚のように、素晴しい演奏家と共に作曲家が創り上げた曲を鳴り響かせているように感じられました。
私は技術系ですので、仕事の中で、抽象的な技術を文章や図などを通して正確に表現し伝えることを行なったりします。
音楽も、楽譜を通して作曲家の曲をほぼ正確に表現し伝えることができるものではないかと思います(音楽に精通しておりませんので、間違っていたら申し訳ございません)。
しかし、芸術、すなわち作者の心や思いと共に創り上げられた作品を表現しようすると、楽譜だけではおそらく難しいものがあるのではないかと思われます。
作者が存在していれば直接そのこころを伺うことも不可能ではないと思いますが、それができない場合には、どのようにして作者の様々な思いを演奏を通じて表現されるものなのでしょうか。
聴衆も、それを受け止める気持ちを持って演奏を聞くことで、作者の思いに少しでも近づくことができるのかも知れません。
ピアニストの「作曲家と対話しながら演奏したい」という言葉がとても印象的でした。
https://www.youtube.com/watch?v=hNWU7qPERuw
Posted at 2014/08/09 11:45:11 | |
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