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わんどらのブログ一覧

2020年09月25日 イイね!

日産リーフを試してみたら

日産リーフを試してみたら木村拓哉さんを起用した日産の新ブランドCMシリーズ、カッコいいですね。
あの木村さんのカッコつけ方も"らしさ"を敢えて出すことで、クサいけど世界観があって、個人的には好感持って観てしまいます(まあ、これも日産贔屓だから?)。
さて最近はDS3クロスバック、Honda eと連続して電気自動車を試してみる機会があった私わんどら。
メーカー、車種ごとの個性ってあるもんだなぁと、体験を通じてこれからの選択肢を習う楽しみを得ています。
そんな中、日産から送られてくるメールマガジンにこんなタイトルが。
"無料で半日体験、日産EV特別体験のご案内"
登録してあったアリヤの情報メルマガにて、"アリヤは試乗準備出来次第ご案内しますが、その前に日産の技術をリーフで体験しませんか"という主旨の内容での試乗誘引です。
そっか、リーフ試してみたいな、しかも半日も借りれるなんて!
実はリーフは初代しか体験したことがなかった事もあり、ここ最近のマイEV試乗プームに乗って、2018年欧州EV販売No.1の実力を体験してみようと申込み、そして実現しました。

クルマを半日試乗できるなんて、たっぷり走ることができます。
そこで欲張って、都心から湘南までを往復してみることにしました。
指定のDLRにてコクピットドリルを受けてさあ出発すると、すぐに"あーこれはちょっと馴染めないな"と感じたことが。

それは、ブレーキの踏みしろの無さ。
これまでも例えばレクサスRX(先代)やプリウスなどのトヨタHV系、それからマツダ3などで感じたことがある、ブレーキペダルのストローク(遊び含む)が短く、短い踏みしろでムギュッと踏み込む感覚の操作性を持つタイプにはどうも慣れず、そして好きではないものであったのです。
まあ完全に個人的嗜好なのですが、結局クルマを運転するのって、ドライバー自身が触れる部分がどれだけフィットするのかが大事な気がしているので、このブレーキの操作感覚はイマイチ…と、半日試乗の出鼻を挫く印象を持ったのでした。
しかし、過激すぎない心地よい加速感、実用域のトルクの太さ、僅かにキーンというあのCMのような飛行機音など、好印象な要素ももちろんあります。
首都高から横横道路という高速走行も安定的で、高速域からのさらなる踏み込みによる加速もスムーズで申し分ありません。
そんな、あれこれ印象を持ちつつクルマに慣れてきた頃、日産お得意のふたつの機能を試してみます。

ひとつ目は、プロパイロット。
要するに自動ブレーキと前車追従型ACCとLKAといったイマドキ定番のADAS機能が統合されたいる機能なので、驚く程のことではないのですが、作動させてみるとなかなか良い。
特に高速走行中あるいは渋滞中など、走行シーンによりスイッチ入れておけば、後はハンドルに手を添えて、ステアリングスイッチでカチカチ微調整しながら前進すれば良いだけと、楽チンかつ安全ドライブが可能です。
ACCの前車追従は停止までのブレーキングに信頼性もあり(実は初めの頃はビビってブレーキペダルの上に足を乗せていた…)、右足はフリーで走行&停止ができる事は素晴らしい機能だと感じました。

ステアリングには手を添えないといけないのですが、LKAは緩いカーブなら機能するし(首都高環状線など鋭角コーナーの多い道は機能せず)、これはプロパイロット2.0のハンズフリードライブも良いものなんだろうなと想像できます。
(アリヤで試したい!)
ただ、プロパイロットでのドライブは暇で眠くなるし、つまらない!
渋滞時のサポートなど、使い方を選んだほうが自分には合いそうな機能です。

もうひとつの試したい機能は、eペダル。
ボタンひとつ押すと始まるワンペダルドライブの機能は、その回生ブレーキの効き具合が極端で、最初こそはグンとスピードダウンする感覚におっと!となります。
しかし慣れてくるとこれがとっても面白く、また便利。
回生ブレーキの効き加減としては、任意調節可能なHonda eの機能のほうが良いと思いますが、日産のそれは、自身の頭の中のクルマの運動パターン思考さえ切り替えれば、便利この上ない効き具合です。
まあ、こまかいペダルワークは慣れが必要で、例えば意図する距離よりも早く止まっちゃったりしたら再度アクセル踏まなきゃいけないなど、同乗者がいたら車酔いしてしまうのでは?という加減をマスターするのに時間を要する気がしましたが…。
しかし前述の通り、最初に感じたブレーキペダルの物理的な踏みしろの好みの問題は一気に解決!
そうeペダル走行にて、ブレーキペダルを極力使わなきゃいいんですから(もちろん、安全第一の前提で)。
そんなeペダルを駆使して、軽いワインディングを伴う山の登り下りを試してみます。
すると、十分なトルク感とキビキビしたハンドリング、そして自ら欧州スペックと謳うしっかり踏ん張る足回りでなかなか楽しいではないですか!
消費電力(っていうのかな?)度外視で使い込めば、ワインディングに連れ出しても楽しいクルマなんて、たまに衝動的に山を走りたくなる私向きと言えます。
さすがにコーナリングを突っ込んでいないので、FFの特徴らしき癖はわかりませんでしたが…。

既販車種のためにあれこれ書くのも今更感ありますのでそこそこにしておきますが、Cセグメントハッチバックの好きな私としてはスタイリングに対する嗜好も一致していますし、内装も、なんといっても荷室の広さは他のCセグハッチにはない余裕があり、好感持てるものでした。

ひとつ難を言うなら、今回半日で約130kmのドライブをしてみたのですが、何故かお尻が痛くなり…。
シート素材?形状?理由はイマイチ掴めないけど、これは気になる部分でした。
DLRに戻り一通りのインプレッションをセールス担当者に伝えます。
すると、"リーフNISMOはどうか?"という提案があります。
どうやらワインディングでのトルクフルな走りや、お尻が痛いという事に着目して、NISMOチューニングでレカロシートの付いたモデルを推奨していただいたのです。
確かに、見た目もかっこいいし気になる!
NISMOには大容量バッテリー版の"プラス"バージョンの設定がないのは気になりますが(バッテリーが大きいとハイパフォーマンスが発揮できない?)、スポーティな味付けは大いに気になるところです。
試乗後はそんな商談攻勢が始まりつつあるのですが(笑)、今回の半日試乗は、たった15分とかの普段の試乗では知り得なかった事がわかった、とても良い機会になったし、日産EVそしてリーフへの好意度は増したのでした。
うん、これは次期マイカー候補になり得るぞと内心思いつつも、やはり決めきれない何かが…それは、夜間にプラグを差しっぱなしという訳にはいかない私の生活環境による、充電するという行為そのものの時間的、手間的な負荷が気になるのです。
EV欲しいけど、充電設備を持たない我が家での所有は叶うのかという心配はインフラとライフスタイルへの受容の問題だけになかなか割り切れないものがあります。
ということで、果たしてそんなオーナーはどのくらいいるのでしょうか?という疑問は、また別の機会に紐解きたいと思います。

ラストに、たっぷり乗って楽しんだ目的地でのワンショットを貼り付け。



リビエラ逗子マリーナ。
カップルがSNS向けに自撮りを楽しんでいる傍で、なんてことないフツーのクルマの写真を撮る私は若干滑稽でしたが笑
2020年09月12日 イイね!

Honda eを試してみたら

Honda eを試してみたらいつしかの欧州でのモーターショーでの初出以来、存在はちょこちょことあるものの一体それは売り物なのか、あるいはホンダが示すコンセプチュアルな存在に終始するのかよくわからないまま迎えた今夏、いよいよ"売り物"として登場したHonda e。
数年前に初めてショーモデルとして登場した見た目とほぼ変わらず、そしてまさかのネーミングもブランド名+"e"だけというユニークさをそのまま販売製品にしたモデルに、早速体験する機会がありました。
代官山蔦屋書店で開催されたイベント、"Honda eとつながるWeek"は、実質このモデルのデビューイベントとなります。
正式発売は10月末でありつつも、既に国内予定販売台数1,000台は完売して今年の生産は終了というアナウンスもあったこのモデル。
では一体DLRは発売後にどうすればよいのかなどの疑問もありつつ(おそらく来期分の受注活動となるのでしょうけど)、おそらくDLRでの試乗はしばらく先になる様子ではありますが、試乗するなら今月からホンダのカーシェアサービスEvery Goにて各所に配車されているのと、こうしたイベントでの体験機会しかないと思い、代官山へと足を向けてみました。
1日20組程度の試乗体験は朝の10時からイベント会場のみで申し込み可能とのことで、朝からスタバのコーヒー片手に試乗申込み列に並んでみたら、幸にして待つことなく体験できました。
外観は既にコンセプトカー時代から見慣れつつあるものではありますが、実物はコンパクトでミニマルな雰囲気ありつつもどこかクラシックな懐かしさも感じさせてくれます。

クラシックミニ?あるいはCVCCシビック?と、コンパクトハッチの基本形に少しパートナーロボット的な未来感を加えた車体デザインは悪くない。
ボディにやたらプレスラインを引いて強弱付けたがるホンダ現行市販車のデザインとは全く違うことにチャレンジングな姿勢を感じます。
そしてリビング空間をモチーフにした内装はグレーファブリックとウッドの組み合わせがコンテンポラリーなインテリアデザインを感じさせてまた良し。
クルマなのにそのままテレビのある部屋っぽい感じというのは、今回のお洒落な代官山蔦屋書店での展示に相応しい雰囲気です。

さて試乗です。先日体験したDS3クロスバックE-TENSE同様のポップアップ式のドアノブは若干華奢で心許ないながらも、ドアの閉まる音は良い重さを感じ、ただ分厚いだけではない感があります。
シートのセットアップを整えてハンドルを握りインパネを見据えると、何だかおもちゃの自動車に乗り込んだみたい!
いや、平面的なパネルに垂直についたステアリングホイール(勿論調整可)、しかも2本スポークのせいか、今我が子が盛んに遊んでいるプレイモービルの自動車(ドイツの玩具)の運転席みたいに感じたのです。

もちろんこちらの1/1スケールは(笑)最新の機能が盛り沢山なんですが、そんなお洒落なインテリアにプレイモービルに最新技術という、どうインプレッションすればよいのかアタマが混乱するようながらも、どれも嫌いではない要素が詰まっています。
そしてその最新の機能というのに目を向けると、このインパネを帯状に跨るモニターの数々が、これまた管制塔の司令官の様な気分にさせてくれる、男子は好きだろうなぁというデジタルガジェット感たっぷりのもの。
まあ直ぐにお気づきかと思いますが実は運転中のドライバーにとって必要な情報は殆どなく、むしろ同乗者へのEV走行(あるいはコネクテッドモビリティ)のプレゼンテーションまたはお楽しみという要素が強い気がします。
もちろんホンダだってわかってやっているのでしょうから、このデジタル好き男子(いや女子ももちろんあり)向けの"EV編集スタジオ"的なインフォテイメントは、イマドキのそっち系を狙っているんだろうなと感じます。
走り出した感触としては、実は先日試したE-TENSEと同じものでした。
それは、E-TENSEの時に感じた時同様、回生ブレーキの効き具合が、普段乗るようなコンベンショナル車と変わらぬ自然な感じだったからです。
しかし、こちらHonda eはちょっと違います。
それは、回生ブレーキの効き具合を基本4段階に変えることができるのです(スイッチオンとパドルシフトで設定…操作により7段階調整できるとか?)。
おそらくこれは私が試したEVのうちではBMWも日産もPSAもやっていない機能なのかと想像します(実態は調べてません…すみません)。
それを試してみると、確かにレベルを変えてドライブすると、そのワンペダル操作の加減が変わって面白いんです。
好みの効き具合はこのくらい、というのを見つけると、ワンペダルドライブもなかなか楽しいし、自然な挙動になります。
そしてよくあるモード切替(ノーマルとかスポーツとか)を組み合わせると、加減速の好みが自分の味付けにできて、より意図する走り方ができるようになります。
回生ブレーキの効き具合×走行モードの組み合わせ、これはとても楽しかった!
同乗インストラクター曰く、試乗者により好みは違うという事で、それだけパーソナライズできるということなのかと思います。
ハンドリングはホンダらしく軽いというのが、DSのしっとりと落ち着きあるものとは異なる面で、ブランドあるいはクルマのキャラクター性がそのまま出ているもの。
しかしあえてのRRで前後タイヤサイズを替えての仕様は、キビキビと曲がるメリハリ感があります。
EVならではのトルク感、欧州対応の足回り、調整可能な回生ブレーキ加減、RRの走り…これってもしかしたら山に持って行ったら楽しいのかもしれないなんて感じてしまいます。
コンパクト故に電池容量も短距離走者仕様にて、シティムーバーとしての役目を主旨に世に放ったモデルながら、ホントはワインディングへ連れ出せるクルマにしたかったのではないかな…と、開発陣のホンネを探りたくなります。
元はFFで企画したけど"それでは何も変わらない"とNGを課し、リアモーターに設定したというし、何かフツーのホンダとは確実に違う、売る気よりもやりたいことやってみた的な雰囲気を感じます。

そうそう私今回、このクルマで初めてモニター式のサイドミラーを体験しました。

クルマが小さくてミラーをあまり気にせず車幅感覚を掴めたこともあるのですが、このミラーもなかなか良い。
今まで気にしなかったはずのガラス越しに見ていたミラーが、実はガラス越しって見難いのではと感じさせるくらい、明確な確認ができることは良いことだと感じました。
まあしかし、こうしてインパネにモニターばかり並ぶのはねぇ…とも思うのですが。

先陣を切るEVモデルたちに追従する割には機能性能的には大したことないとか、消費者は徐々に電気自動車に対する知見が増えてきている中で様々な印象を持たれるこのHonda e。
乗ってみるとなかなか楽しいクルマだと感じると共に、テクノロジーよりも、最近ホンダが推す"感性性能"を重視したんたろうなと感じるものがありました。
あとはこれで300万円で生活者に届けられるお財布に優しい感性がまだまだ必要ですけどね…。
2020年08月30日 イイね!

クルマ一期一会 #8 -2020 アフターコロナに駆り出せ名車たち

クルマ一期一会 #8 -2020 アフターコロナに駆り出せ名車たち普段暮らしをしていると、街でふと見かけたクルマが気になって目で追いかけてしまうことがあります。
そんな"その出会いはまさに一期一会⁈"というテーマの元、最近街で見かけた興味深いクルマをピックアップするシリーズ。
第8回目は、コロナ感染拡大による緊急事態宣言が解けて人々が活動的になった初夏以降に見つけた素敵なクルマたち。
緊急事態宣言下では眠っていたであろう魅力的なクルマがあちこちで元気な姿を見せてくれているではないですか。
では、早速いってみましょう!

*珍しいクルマも多く、見かけた個体そのものの写真は個人特定になってしまう可能性あるので、写真はオフィシャルなものから引用します。

まずはタイトル写真、ホンダシティ(初代)です。
いや今見てもこのトールボディは新鮮!
神楽坂で見つけた赤いコンパクトカーはとても綺麗なオリジナルの状態が保たれている様子で、80年代の古き良きを程よく醸し出した雰囲気でした。


いや、見るとクルマの陰から"ホンダ、ホンダ、ホンダ…"とマッドネスが登場しそうで、頭の中にあのCMのフレーズが繰り返されます。

さて、シティの流れで国内メイクから並べてみます。

シビックタイプR(EP型)

ホンダつながりで見かけた好きなクルマはこちらEP型のタイプRです。
ガンダム的な出で立ちの現行型も気になりますが、このEP型モデルがデザイン的には一番好きなんです。
それは、私がずっとずっと昔に所有していたEF形シビック(グランドシビックと言われた形)のスタイリングに似ているからかもしれません。
しかもこのこの7代目シビックは3ドアハッチがこのUK製造のタイプRしか選べず、そんな志向もお気に入りの理由でした。
世代的にはコンパクトカーフィット登場前のハッチバックモデルとして、そこそこヒットしたんですよね。
中央高速調布付近で見たそのタイプRは、飾らぬシンプルな白いボディに赤バッジが凛々しさを醸し出していました。

日産サニー(初代)

こんなオールドタイマーにふと出会うことができるのもアフターコロナのお陰でしょうか。
可愛らしい丸い目のついた直線基調の小さなボディが街角から現れると、周囲が思わず目を奪われてしまいました。
湘南茅ヶ崎で出会ったクルマはとても綺麗なコンディションの様子。
これぞファミリーカーの原点、良いカタチです。

日産スカイラインGT(S54型)

日産のオールドタイマー系で貴重な発見は早稲田にあり、こちらスカイラインのS54型です。
交差点を少しロール多めにコーナリングするその姿を見た途端、思わず見惚れて自分の運転を忘れてしまうくらい。
ボンネットの長さはまさに6気筒エンジンを搭載した、あの"ポルシェを抜いた"伝説を持つS54Bモデルではないかと。
交差点ですれ違う一瞬の出会いながらもはっきりと見分けられる存在感を放っていました。

トヨタセラ

早稲田界隈でもう1台、いやいや貴重なものと出会いました。
ガルウィングに全面ガラスキャノピーのコンパクトは、未だに異彩を放つ素晴らしい製品だと思います。
販売当時、私はこのクルマがとっても好きでトヨタオート店(だったかと)に見に行った記憶があります。
多分カタログももらっただろうけど、処分してしまい手元にないのは残念な限り。
この開放感溢れるガラスキャノピーを見ると、当時のモノ雑誌にて、ビキニを着た可愛いモデルがセラに乗ってシートを倒し、日光浴している様子を車体上から撮影したカットを載せて、"ピーチまでのドライブしながら日焼けできる"的な特集が組まれていたのを思い出します。
バブルの古き良き時代を思い出します。

トヨタタンドラ

いやとにかくデカい。
迫力があるということだけに惹かれる何かがあります。
ライフスタイル、そして保管の条件さえ合えば、この手のラージサイズピックアップに乗ってみたい気もします。
常磐道谷和原付近で見かけたのですが、以降都内でもこの手のラージサイズに結構出会うではないですか。
タイムス時間貸駐車場の2台分の枠を使って駐めているけど、大きすぎて駐車板が意味を成してない…とか、なかなか都市部での使い勝手は大変そうですね。

さて、続けて輸入車にいってみましょう!

フェラーリモンディアル

クラシックフェラーリの中でも数少ない4座のモデル。
どうやら投資的にもイマイチで不人気車種のカテゴリーとなっているらしいですが、私的にはなかなかカッコいいじゃないですかと思ってしまいます。
横浜新道で見たモデルは小さく、四角く、シンプルな平たいフォルムですが、希少性と、それよりもスーパーカーだけど威張っていない雰囲気が良い感じでした。

イタリアからはもう一台、
フィアットプントHGTアバルト

圏央道牛久付近にてスッと追い越ししていった黄色い小さなクルマを見た途端、ハッとした気づきと共に、かつてのフィアットの賑やかだったラインナップを思い出します。
プントの国内デビューは私の中で忘れられない記憶があります。
それは、デビュー前日の新聞広告。
新聞15段の全面広告にて、イタリアの国のシルエットが逆さに描かれた絵柄に、"あした、ひっくり返るぞ"というキャッチコピーが書かれただけの紙面での予告がなされ、今までとは違うフィアットの始まりを感じさせるものだったのです。
その広告には"食事や文化などは讃えられても、クルマだけは褒めてもらえなかった"という内容のリード文が添えられていたように、当時のイタリア車は"壊れる"というイメージが日本では色濃く、プントはそれを塗り替えようというモデルだったのですね。
圏央道を駆け抜けていたコンパクトの元気な姿を見ると、当時、日本人のイタリア車イメージを少しはひっくり返す事が出来たのではないかなと思うのでした。

ローバーミニクーパーBSCCリミテッド

最後のモデルが世に放たれたのがもう20年前なのに、未だに元気に見かけることのあるクラシックミニ。
個人的にも若かりし頃に自ら所有し、熱中し、未だ実は"ミニマニア"と思っているくらい好意を持ち続けているクルマです。
飯田橋で見た、往年の英国ツーリングカーレースマシンをイメージした限定車は、張り出したフェンダに13インチホイール、ブリティッシュレーシンググリーンのボディにピンストライプと、定番ながらもカッコイイ出で立ち。
英国ではミニクーパーLE Sportというグレードだったものを、当時世界で一番売れていた日本ではBSCCなんて銘打ってリリースするなんて、当時の日本のファン層の深さが伺えます。

プジョー406ブレーク

まだ居そうでなかなか見なくなってきた世代のフランス車を巣鴨駅前で発見。
このブレークはその胴長なスタイリングがまさにフレンチバカンスエクスプレスという感じで好きなタイプなんです。
そしてまた、映画"ノッティングヒルの恋人"でロンドンの街を走り抜けるシーンを思い出したりもして、個人的にロンドンに滞在していた頃を思い出す懐かしい気分になります。

プジョー308SW I

続けて同じくプジョーのブレークモデル。
406よりはまだまだよく見かけるタイプだけど、久々に茅ヶ崎で見た途端に、当時何故このクルマをノーマークだったのか自身を問うてしまいました。
何故なら、よく見るとファミリーワゴンとして使い勝手良さそうではないですか!
低重心ながらハイトのある天井、後席は3席独立シート、コーダトロンカ形状のデザインがもたらす広い荷室…これはマイピカソの気に入っている点と同じではないか…!と、今更気づいたのでした。

シトロエンCX

横浜港北ニュータウン界隈のとあるショッピングモールの駐車場に止まっていた名車は、フツーのクルマたちが鼻面を揃えて止まる列の中で、その特徴的なフォルムを突き出し(はみ出し)ていて否応無しに目立つ存在に。
こんな特徴的なのに、本来はフツーの乗用車という存在だったことを考えると、シトロエンの独創性そして時代の許容度を感じます。

ポルシェ911(901型)

今回ラストのピックアップは同じく横浜港北で見つけた、ナローポルシェです。
この小ささ、このシンプルさ、このカエルっぷり!可愛くてかっこよくて素晴らしいではないですか。
911は現行も憧れですが、シリーズ通じて長い歴史の中に変わらぬ魅力があるものだと、この大事にされているだろう様子が伺える個体を見て感じたのでした。

ということで、今回の一期一会は終わりです。
書き留めていつつも少し多めの紹介になってしまいましたが、いかがでしたでしょうか?
(実は宣言解除以降、あまりにも魅力的な出会いが多く、既にネタはたまりつつあります…近日第9弾で披露したいと思います)
またいつか第9弾にて、街を歩き、ドライブしながら見つけた気になるクルマを集めて書き綴ってみたいと思います。
2020年08月28日 イイね!

ベルランゴ展示イベント@豊洲に行ってみると

ベルランゴ展示イベント@豊洲に行ってみると最近はキャンプがとっても流行っているようですね。
流行と言っても昔からレジャー、趣味のひとつとして楽しまれている方は多いのですが、最近の流行は例のコロナ禍の影響にて、"密"を避けた余暇として注目されているんだとか。
かく言う私も、子供の成長に合わせてアウトドアの解禁をなんて考えていた次第にて、今改めて流行と言われると、あー、なんか乗っかっちゃったみたいね…と、予約が取れにくくなっているグランピングなどの状況を見ながら気後れしてしまっているのであります。
そんな矢先に、アウトドア志向をプッシュするアイテム、ベルランゴがいよいよレギュラー登場するという嬉しいニュースのもと、早速行ってみましたららぽーと豊洲でのデビューイベントへ。
それはまさに、ベルランゴのアクティブな用途をシーンで訴求するという場にて、7台のベルランゴを用いた楽しい展示がなされているものでした。

ゴルフ、山登り、サイクリング、サーフィン、ガーデニング、ペットとの生活、そしてリモートワークという、このコロナ禍による自粛ムードをあえて吹き飛ばすアクティビティとライフスタイルの提案は、"おー、こんなことしたいよね"という共感と、少し無理やり感あるものと、それぞれ興味深いアプローチとなっています。
(ちょっと写真を並べてみると…)








見ていて飽きないし、各車とも触れ放題にて、そのシーン毎の自分の生活や趣味嗜好とのマッチングや、クルマそのものの機構や装備について体感できるものでした。

会場自体は広くはないけれど、Hトラックをアイコンにシトロエンのフルラインナップも展示していて、ブランドを体験する機会としてはモーターショー並みの力が入ったもので、滞在時間も自ずと長くなります。

シトロエン、そしてベルランゴの世界観が十分伝わる素晴らしい展示イベントになっています。

会場にいたPSAJの方に話を伺うと(来場者が少ないタイミングにて、シートアレンジの実演含めたくさん話を聞けました)、この豊洲を皮切りに当分はピンポイントでの展示イベントを続けるとのこと。
DLRでの店発は9月末となり、そこから試乗も始まるということで、走りを試すことができるのはもう少し先となります。
話を伺ったPSAJの方曰く、ワインディング(日光いろは坂での体験)や第2東名高速での走りはどちらも意のままに前に進む面白さがあること(ディーゼルのトルクとアイシン製8ATの良さ)、商用と言われるけど、実は乗用車同様のプラットフォーム(EMP2)の採用がコーナリングでのハンドリングや挙動に安定感を与えてくれること、ADAS各機能の付加価値、ユーティリティの高さなどをお伝えいただきました。
メディアや先行販売(ファーストエディション所有の皆さま)の情報と同じ情報やインプレッションでありながらも、メーカー(インポーター)の方から直接聞ける話は説得力があります。
また私のような一般の人でもわかりやすい説明をいただき(特にプラットフォームの特徴)、その説明をぜひ我が家のオーソリティ(決裁者)にしてほしい!と思ったものでした。
我が家の課題はそこ、ベルランゴへの代替のためにはまだ元気なマイピカソを超えるバリューがないといけません。
我がオーソリティは仕事柄、欧州の自動車市場をよく知っていて、商用車部門の販売ランキングの常に上位にいるベルランゴを"商用車じゃん、なんでそれがいいの?"と、商用車に何百万も出すイメージが沸かないことが懸念となっているのです。
だからこそ、このメーカーの人が説くプラットフォームの話を直接聞かせたかったなぁと、その話に感心しつつも、ここにオーソリティがいたらかなり話は前進したのでは?と身勝手な想像をしていたのでした(個人的事情を披露してスミマセン…笑)。
しかしそういうメーカーの方とダイレクトに話せるのもこういう店舗外展示イベントのよいところなのかもしれませんね。

いやー、個人的にはベルランゴへの興味がより一層深まった良いきっかけとなり、あとはタイミングと家族を口説き落とす(笑)だけだとひとり鼻の穴を膨らませているのですが、この魅惑の展示イベントはとっても良いきっかけになるものと感じています。
さて、この週末は家族を連れてもう一度体感しに行こうかな。
Posted at 2020/08/28 19:21:16 | コメント(1) | トラックバック(0) | シトロエン
2020年08月26日 イイね!

DS3クロスバックE-TENSEを試してみたら

DS3クロスバックE-TENSEを試してみたら今年のPSAJは興味津々の賑やかな夏になっていますね。
いよいよ新型プジョー208の店発を迎え、待望のリフター&ベルランゴのカタログモデル化など、どれも今すぐ触れたい、試したいモデルが続々登場となっているのは嬉しい限り。
その熱い夏の新型車攻勢にあくまでもシックに登場したのが、グループPSAのブランドの一角、DS Automobilesブランドが放つ電気自動車、DS3クロスバックE-TENSEです。
実は個人的にはノーマークだったDS3クロスバックですが、電気自動車となると俄然興味が湧きます。
果たしてPSAの電気自動車たるやどんなものだろうと、国内初の展示となったミッドタウン日比谷での展示&試乗イベントを訪れてみました。

ミッドタウン日比谷といえば、レクサスのアンテナショップがあることで知られています。
DSの展示イベントは、そのレクサス店舗の真横で行われていました。

レクサスの真横にあえての展示とは、DSブランドの訴求をそこに合わせてきたのかという狙いが伺われますが、展示を遠目に見ていたお客様からは"これどこのクルマ?"なんてまだまだ知られていないような言葉が聞こえてくるだけに、今回はラグジュアリーブランド志向層への認知度向上の機会になったのかと思います。
(ちなみに今週末はららぽーと豊洲でベルランゴのシーン展示会が行われるとの事で、こちらはファミリー層向けとわかりやすくタッチポイントを変えてアプローチしています)

さて本題。
今回登場したE-TENSEはPSAJが国内初導入となるBEVとなります。
何でも、やはり"最新鋭の技術はDSから"というブランドピラミッドに沿って、e-208の導入に先立っての今回の発売に至ったということで、電気自動車という最先端イメージの導入を以て、いま好調のプジョー&シトロエンブランドに加えDSここにあり、というポジショニングを確立しようとしているのかと想像します。
そんな新しいモデルは、今回の日比谷でのデビューを皮切りに、全国のDSストアにて試乗キャラバンを実施するようですが、なんと既に全国予約済となっている好評ぶりとのことです。
DS3クロスバック自体は既販かと思いますので、やはりPSA発の電動化モデルという関心は高いということなんでしょうか。

キーを持ってクルマに近づくとドアノブがボディから羽のように伸びて現れる演出を経てクルマに乗り込みます。
私自身、DSブランドはまたシトロエンのサブブランドであった時代のDS3(クロスバックじゃないほう)やDS5しか乗ったことがなかったので、この新世代DSの、乗り込んだ時に感じるキラキラした世界観は若干恥ずかしく感じてしまいます。

この各所がダイヤカットとなったデザイン意匠は、見た目と使い勝手においてイマイチ馴染めないと感じてしまいました。
(例えばEVモードの切り替えスイッチなど、見た目にキラキラしていてモード位置がよくわからない(まあメーター見ればいいだけなんだけど))
しかしこれがパリのオートクチュールの輝きだと言い聞かせると、グッとお洒落な空間に身を置いているように思えてくるものです。
そんなことでシフトをDモードに入れブレーキを離すと、静かに動き出す車体は、なんとなく品の良さを感じるもの。
いやいやこれぞ電気自動車ということなんですが、日比谷を起点に皇居の周りを30分くらい運転させてもらった感想は、すべてにシームレスだということ。
しかし決して無機質ではなく、加速やコーナリングなど、クルマをドライブする楽しさはしっかりと持っています。
印象を計算式に例えるなら、"低速からしっかりと引っ張ってくれるディーゼルエンジンの加速感"+(プラス)"無段変速のATライク"-(マイナス)"エンジン音や排気音"=(イコール)"静かでイキイキしたクルマ"という印象です。
あれ?もっと電気自動車って、ワンペダル的なアクセレーションによる回生ブレーキを特徴とした操作&挙動イメージ(何故なら私わんどらはBMW i3と先代リーフしか体験したことがない)だったのですが、このDS3 E-TENSE(あるいはイマドキのEV)は、もっと生々しくドライバーの意のままに作動してくれる、ナチュラルに運転が楽しめるクルマだと感じたのです。
3種の走行モードも、エコモードにすると加速感などはフツーのコンベンショナル車と変わらない、自然な感じ。
かと言ってスポーツモードがピーキーなわけでもなく、あくまでも上品な加速感(なんだその表現?)でストレスなく運転できます。

こうして試してみたE-TENSE。
感想としてこのクルマの良し悪しは突出したものはなく、PSA国内初導入を初体験したという満足感だけが降りる時に残ったもの。
ただ、電気自動車は特別なものではなく、もはやフツーの選択肢になったな…と感じさせるほど、動かす分にはコンベンショナルモデルと変わらない運転の楽しみを与えてくれるのだということは得ることができました。

そしてもっとEV車に乗ってみなきゃと思った次第。
今年の日本はEV車種発売が目白押しという事で、前述のe-208、Audi e-tron、Honda-eと体験が楽しみです。
もちろんまだ未体験の現行型リーフやテスラモデル3も試してみたいしなんて考えると、秋にはDLR訪問も忙しくなりそうです。
そしてそんな時、今回のE-TENSEの走りはベンチマークになるような気がします。
特にe-208はこのDS3と同じユニットなのでしょうから(調べてないのでわかりませんがきっとそうですよね?)、足やハンドリングの味付けでどれだけ個性的になっているのか、試してみるのが楽しみです。
今回のDS3クロスバックE-TENSEは、そんな私のEVへの関心を高めてくれる動機になったのでした。
やはり経験は大事ですね。

プロフィール

「衝動的にプラモデルが作りたくなり、数十年振りに購入してみた。イマドキは塗装も接着剤も不要のプラモがあるなんて、驚きだなぁ。」
何シテル?   01/15 16:42
こんにちは、Suite Sweet Carlifeのわんどらです。 ここでは私のクルマと、ヨーロッパのクルマに関するお話しを、あれこれ不定期ながら書いてみよう...
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わんどらさんのシトロエン C4 ピカソ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/09/20 19:58:54
【備忘録】初代C4ピカソのボディカラーラインナップ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/02/26 23:16:03
シトロエンZXヨーロッパ版カタログ ~やんぢさんpresents~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/11/26 22:35:36

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