
休日だというのに今朝は珍しく早く目が覚めた。
天気は上々。
そういえば、去年の今くらいに紫陽花を見に行ったのはどこだったっけ。
あ、そうそう、勝浦にある花野辺の里というところだった。
ナビタイムで調べると、海ほたる経由で高速を使えば2時間弱で到着できるとある。
うーん、どうしたものか。
最近、出かけるときは高速を使わないようにしている。
けっしてケチっているわけではないのだが、なにかしらの上限を
設定しておかないと、無尽蔵に(といっても持っている金額に限界があるが)
使ってしまうので、それだと、なんだか面白味もないではないか・・・と
思うようになったからだ。
出かけるときのルールとして
・高速はなるべく使わない
・一日に使う金額は3000円まで(ガソリン代、もし使った場合の高速代は含まず)
ということにしている。
とりあえず、まずは洗車だ(笑)
2週間ほど駐車場に放置していたので、細かいほこりが貼りついており、
これじゃあ、せっかくのドライブも台無し。
近くのガソリンスタンドで洗車し、ガソリンもいれて、
さあ、今度こそ出発。
行きはアクアラインだけ有料道路を使うコースにした。
浮島トンネルまでの国道409号線は大師のあたりが混雑するので、
殿町3丁目までは工場夜景ルートでよく使う道を選んだ。
ここはここで、トラックなどが多いのでそれほど空いていると
いうわけでもないが、踏切渋滞などがない分、気分がいい。
浮島トンネル付近は合流でもたついたが、あとはちょっと車が多いな…程度。
トンネルを出ると、日差しが眩しい。
空が青い。海がきらきらしている。
金田ICで高速を降り、あとはひたすら国道410号線を進む。
市原鶴舞IC付近で今度は国道297号線へ。
道沿いにある道の駅「おおたき」に寄る。
去年も寄ったのだが、ここのこれが欲しくて…
「大多喜巻き」と書いてあったけど、食べ物の領域を超えて
芸術的なレベルまでいっている気がする。
去年はたしか紫陽花をかたどったお寿司があったんだけどなあ。
今年はないのかなあ。
…とふと、そのとき、おかしいなという思いがよぎったのだが。。。
ほぼ2時間半かかって、ようやく目的地に到着した。
駐車場は無料。ただし入園料が600円。
そして、ここに来るまでの間に、セブンイレブンで100円のコーヒーを購入。
さらに、先ほどのお寿司が400円。
一目ぼれして購入した竹の器(竹を半分にずばっと切ったもの)が220円。
ここまでで合計1320円!
しかたない、これも紫陽花を見るためだ・・・あれ?
よく見ると、去年あれほど咲いていた紫陽花がひとつも咲いていない。
「早咲き」と書かれた紫陽花ですら、ひとつとして花をつけていない。
やってしまった・・・
軽く落胆したが、これだけの敷地なんだもの、なにかしら見るべきものが
あるはず・・・と気を取り直して散策開始。
なぜか入口の竹林に雛人形が・・・
季節外れの雛人形の意味がよくわからなかったのだが、
園内の案内図には「雛人形の館」という展示館まで設けてある。
あとで調べたら、徳島県と和歌山県の「勝浦」という同じ地名同士で
「勝浦ネットワーク」という姉妹都市的な提携を結んでいるようで、
そのなかで徳島が開催している「ビックひな祭り」というイベントで
使った雛人形を一部譲り受けて展示しているらしい。
以下、園内の花々や木。
最後に、悔しいので紫陽花のまだ固いツボミを。
雛人形の館はだいたいこんな飾りつけだった。
途中、お茶屋さんもあって、誘惑に負けそうになったが、
なるべく見ないようにして、車に戻って先ほど購入した芸術的な
お寿司を昼食として食べた。
ちょっと酢飯の酢がきつかったが、どうやって作っているのか
じっくり観察しながら食べたので、それはそれで美味しいというか、
面白かった。
花野辺の里を後にして、そのまま同じコースを変えるのは芸がないので、
今度は外房のほうを廻って帰ることにした。
前から行きたかった九十九里浜へ。
ゆったりとした流れの国道126号線を走る。
何度か、ここで出たら絶対だめ!というタイミングで
自分の前に割り込み発生。
でも、きっと何度かあるということは、ここの人たちは
このタイミングでいつも流れているんだろうなあ。
地元のルールなんだからしかたないなあ。
最近はそう思うようにしている。
大人になったなあ(笑)
九十九里浜に近づくと、「九十九里浜有料道路」というのがあるらしいことに
気が付いた。
せっかくだから行ってみようかな。一般道よりも景色のいいところを
走れそうだし。
有料道路は普通車が420円。
有料道路に入ってすぐPAがあったので行ってみた。

こんな展望台があった。
まだ起点に近いところなので、砂浜がずっと続いてる・・・という
自分のイメージとしての絵ではなかった。
有料道路はほとんど車が走っておらず、え、いいの?と
思うくらいスムーズに走ることができた。
・・・が、途中で降りたくても降りられず、
ちらっと見ると、一般道から行けるらしき海沿いの駐車場などが
目に入ってきた。
うわ、これも失敗だな。
そうこうしているうちに終点の片貝に着いてしまった。
一番近くの町営駐車場に停め(6月中までは無料)、
海岸まで歩いた。
空はこんな感じ。
砂が深くて、思うように歩けず。
おまけに風も強くて、目に砂が入って痛い。
でも、砂のドレープが美しい。
ハマヒルガオは午後も遅い時間になるとしぼんでしまうようだ。
夕日に染まる砂浜を見たかったので、日暮れまで
車の中で仮眠。
外は風がびゅうびゅう吹いて、体感温度が低かったが、
さすがに閉めきった車内はずっといると暑くて目が覚めた。
空はもうこんな感じになっていた。
砂浜は・・・
残照を受けて、明るく輝いているようだ。

頭上で何か音がすると思ったら、パラグライダーが飛んできていた。
夕日を背に受けてたたずむテヘペロ号に乗り込み、ふたたび126号から
湾岸道路を目指す。
湾岸道路に入ると、突然流れが都市のそれに変わる。
今までアンダンテカンタービレだったのが、アレグロ・ディ・モルトくらいに
なった感じ。
速いというより、テキパキしてる・・・と言う感じかな。
車線もバンバン変えるし。
房総を走っていた時ののんびり感で運転してたら、
この流れにはついていけそうにない。
しかたない。こちらもモードを切り替えて…と。
湾岸からゲートブリッジを通り、第一京浜へ。
さしたる渋滞もなく、スムーズに帰宅。
ちなみにナビタイムで、同じコースの高速を使った場合の
所用時間を見てみたら、一般道を通ったときとの差は
わずか10分。
それなら一般道で正解だった。
途中、眠気覚ましの100円ドリップコーヒーを2回。
ペットボトルのお茶を1本購入。
締めて2066円。
外食しないと安い。
帰ってから、購入した竹の器が使いたくて
本来の目的からいうと失敗だったが、そのかわり、
リフレッシュチャージができたので、結果オーライ。
テヘペロとのドライブはやっぱり楽しい。
前ほどは乗らなくなったが、信頼度は確実にアップしている。
とりあえず、洗車はもう少しマメに・・・だね(笑)