2/17に2度目のチェックポイント取得に失敗した境谷ダム。
3回目の挑戦&完結編ということで長文お付き合いください。
ここで報告なのですが2/20に失敗したと思われた万博記念公園太陽の搭は通過後から実に2分経過してチェックポイント獲れておりました。
このタイムラグ何とかならもんですかねぇ。
と言うわけで境谷ダムが大阪府最難所の称号に相応しく、最後に残りました。
3月度も土日は忙しいので直近でのラストチャンスとばかりに2/22早朝からの境谷ダムの取得計画をたてました。
まずは装備面で低山登山の装備を準備。
距離が短いとは言え、道なきコースと携帯電話の繋がらない場所なのでなめては行けません。
自然の怖さは絶対に侮れないのは釣りで嫌と言うほど経験しています。
最小の投資で最大の効果が出るよう色々と調べて装備も揃えました。
25Lの超軽量デイバッグ、トレッキングポール、登山用の軽量ブルゾンをスポーツデポでしめて9,000円弱。
次にファーストエイドキット、絆創膏、トゲ抜き、包帯、消毒液、テーピング、ロープ、目印用のビニルテープ、非常食料などなどをダイソーでしめて2,000円弱
最後に登山用の服装としてニッカポッカと化繊できたポロシャツインナー、しめて4,000円強。
おおよそ15,000円程度でそれなりの準備完了。
このセット、今後しっかりと償却させていただきます(爆)
あ~!また無駄遣いしてしまった。
で、肝心の靴ですがそこまで投資する金も気持ちもまだありませんので、今はもう出番のないゴアテックスのゴルフシューズを使います。
まずは足馴染んでいるのと、意外とホールドが良く防水性通気性も良いのでコイツの出番です。
あと、川を渡るための長靴も用意しました。
当日は早朝5:30出発、昼から用事あるので午前中勝負で考えました。
万一に備えて登山計画書を家族のタブレットへメール。
万が一にも家族にはどこに何しに行ったのか判るようにするためです。
単独や複数に限らず必要な措置です。
そして阪和道を南下して7時前には現場に到着しました。
暖かくなったと言え霜がおりています。
車を前回置いた場所に置きまして準備開始です。
まずは最初に川を渡るので長靴を履きます。
鳥取ダムから繋がる荒砥川という名前の川と思われます。
車停車場から道を挟んで向かい側の林を抜けるとすぐ川があります。
3mくらい下でしょうか?
一ヶ所斜めに何とか降りられる場所がありまして慎重にそこを降りて行きます。
すると川縁へ。
ここからログをキャッチしてくれる場所まで境谷ダム(梅ノ木谷池)近づくという戦法プラス今回はある特別な思いもありました。
この境谷ダムを色々と前調べしたのですが、土を盛ったアースダムという形式のダムで、地元の灌漑(かんがい)用として江戸時代につくられたようです。
そしてネット検索してもその姿を見ることができませんでした。
そう!大阪府コンプの次なる目的が近畿コンプは勿論目指したいのですが、取得するにあたりその殆どが姿を見せないダムや池の姿を見てみたいという思いがあります。
今後大阪府のダム画像コンプを行いたいと思います(笑)
ということでGoogleマップの等高線とにらめっこ。
※取得後の地図を拡大しています。
前回目星をつけた左ルートへ。
と、少し進むといきなりの急勾配が目前に。
斜度はざっと40度はありそうな感じです。
まさに壁w
と、ここで右足を掛けて大きく体を持ち上げた瞬間『ブチッ』とやっちゃいました。
そう、前回blogに書いた例の肉離れですΣ(T▽T;)
しばらくそこを動けない激痛とスタート直後の悔しさで、何とかログの拾ってくれそうな場所まで行きたいと思うのですが足が言うことを聞いてくれません。
更にこの場におよんでお腹が痛くなってきました。
激痛の足と腹を引きずりなんとか車へ戻ること約15分。
鳥取ダムの手前に公園がありますので、そこへまずはトイレをw
すっきりしたあと、まずは足へテーピングをしっかり巻きサポーター全てをふくらはぎへ。
!!(゜ロ゜ノ)ノ歩けるw
しかし左ルートの傾斜は明らか無理だろうと思い、等高線から見てダムからの湧き水が沢になっていると思われる場所までログを残せないか興味が湧いてきます。
この時点ですでに8時15分前。
このままで前回と何ら変わらないので一つでも情報を持ち帰るという安易な気持ちで再度川縁まで降りました。
テーピングをしているとは言え当然痛いです。
右側15mくらいでしょうか?
対岸に沢を発見( ̄▽ ̄)
時間もまだまだあるので、ゆっくりでもいいから何とかここを少し上がってログを残してみようと安易に考えたのが始まりです。
まずは一番川幅の狭く石のあるところを渡ります。
枯れ木やツルなどで塞がれたところを掻き分けて沢のある右方向へ。
ここで少し休める大きな岩があったのでシューズへ履き替えます。
長靴は足手まといとなるので一旦ここに放置しておきます。
川から沢の入り口部分を斜めにショートカットして見下ろすと。
よい感じです。
これ少し登れるかも!
足を故障したことにより進む時間はあきらか遅いものの息は全く上がらない感じで右1に対して左3の歩幅、常に左足体重の形が出来てきました(笑)
こうなると欲が出るもんで、時間・体力・気力・安全を元に少しでも進んでいく気になりました。
下りも計算に入れてリミットは目的地9時30分と決めて30分毎にアラームをセッティングします。
気候は上々、沢の水もほとんどなくよい感じです。
8時過ぎにしきり直しで登り開始です。
沢のおかげで少し登りやすいです。
が、枯れ草、苔(こけ)、ツルが容赦なく邪魔してきます。
こんな感じや。
こんな感じ。
20分程度上がったところで最初の難所。
一旦沢が行き止まりに。
ここから幾度となく枯れ木やツルの猛攻、そして苔じ足をとられながらも頂を目指して進みます。
ここからは途中画像をお楽しみください。
筆舌し難い道をどれだけ進んだでしょうか?
ここでタイムリミット9:30のアラームがなります。
GPSをチェックすると!
あともう少しじゃないのw
ここで最終決断30分の延長を決意。
で、ここから先がすぐに最高点でして急な下りに変わります。
沢では無いの で赤いテープを取り出して目印付けて行きました。
万一GPS動かない場合と簡単に帰れるようにするためです。
下る場所では最難所のここを何とか降りるとダムに続く平坦な道がありました。
後で上れるかな?
途中までゴミひとつ有りませんでしたが、木の伐採などはされていたので、恐らく地元の利水組合か猟師などは入山しているのでしょう。
GPSを見ながらダムの方向へ。
道と言ってもこんな感じです。
平坦な分だけ楽ではありますが、足もかなり限界です。
と、ここで人工物!キタ━(゚∀゚)━!!
導水管?キタコレ?
そして!!
ついに!!
キャ━━━(*´∀`*)━━━ !!!!!
多分幻であると勝手に決めつけている境谷ダムです。
しばし、その姿をお楽しみください。
そしてGPSを見てこれ見よがしにチェックポイント通過w
この辺りより散弾銃の薬莢と思われる残骸がチラホラございました。
アースダムってほんま盛り土だけなんですね。
何かわからんけど、江戸時代の香りがしますた。
ここで一服とばかりにコンビニの握り飯と水分と補給。
10分程度の休憩をしました。
時間は10時少し前。
ここで名残惜しいですが下山といたします。
体力の登りに対して、技術の下り。
山で事故を起こすその殆どが下りでの滑落です。
一歩一歩慎重に降りていきました。
また赤いテープの目印はゴミとなるので全て回収いたしました。
そんなこんなで車へ戻ったのは11時前です。
右足ふくらはぎのサポーターを外しテーピングを見ると、相当な負荷がが掛かっていたのでしょう。
一部テーピングが裂けはじめていました。
昼から用事なので痛みに浸る暇もなく現地をあとに。
電波の届くところへ行ってもチェックポイントの反応はありません。(´д`|||)
阪和道に乗った後で、他の方とのハイタッチが反応したので、完全に終ワタ!と確認すると、!!!!!!
本日3回目のキタ─wwヘ√レvv~【゚∀゚】─wwヘ√レvv~─ !!!!!
獲得出来てきました~!
検証できたのは朝の7時から電波の届かない場所で使用してもGPSに不具合がなければ残ログでチェックポイント読み取るんですね。
しかしテリトリー参加者ですでに4名。
誰か必ず居ますなw
これでようやく大阪府はマスターいたしました。
ここからが近畿への道始まりなんですけど、まぁまたひとつ楽しみ方を覚えてしまいました。
こんな真似する方あまり居ないと思いますが、自己責任でのご利用ということで総括いたします。
さぁ、次はどこ行こうかなw