昨日、会社帰りにふとアクアショップに寄ってみたらマキシジェット(水槽用の水流ポンプ)の中古が\100で転がってるじゃないですか。
さすがにキスゴムが固くなってたのと、取付フレームも割れていたので取付キット+中古本体で\480お買い上げ~
で、ウチの海水水槽は自作のサイフォン式オーバーフロー(※1)で動いているのですが、こいつのサイフォン部のエア抜き(※2)ポンプにしてしまおうという計画です。
今までは手動でやってたのでさらに楽をしようと。
で、みんな大好きな改造の時間です。
エア抜き方式はIN側からの負圧吸入にするとして…(この方式で汲み上げポンプでやる方法がありますが、こいつにするとポンプ故障時に水槽の水がサイフォン停止まで濾過槽に落ち続けるので却下)
エア抜きチューブは通常のエアチューブなので変換代わりにジャンク箱に転がってたサテライトBOXのインレットを削って、これまた転がってたRioのストレーナと、マキシのINパイプを切った張ったで完成と。
設置後、サイフォン停止状態から始動させてみましたが、きちんとポンプのみでサイフォン始動できました。
…ただ、水槽内が気泡だらけになりましたがwww写真はテスト後なので泡だらけwww

手前に付いているマリオカートのキラーみたいなのはHydorのフローです。
こいつがぐるぐる回って水流の方向を常に変化させてくれる便利なヤツです。
…それにしても上の方はギンポが働いてくれないせいか汚いですねwww
全体像はこんな感じ。

白飛びしちゃって見づらいですがスズメ系の他にハゼ系やギンポ、ヒラメ、チンアナゴまで居る混泳タンクです。
※1サイフォン式オーバーフロー
細かい説明は省きますが、水槽の下に濾過槽を設置して
①濾過槽からポンプで水槽に水を汲み上げ
②組み上がった分だけ水槽から濾過槽に水が落ちる
と、いうのが通常のオーバーフローなのですが、②の工程を通常は重力落下で行います。
これだと水槽や水槽台に穴を開けないといけないので元からOF用に作られているセットならともかく、既存の水槽をOF化しようと思うと非常に面倒&高価なんです。
そこで②の工程をサイフォンの原理で落とすのがサイフォン式のOF。
ただ、これもキットで買うと結構値が張るので、既存のキットの不満点等も踏まえて自作しましたよと。
※2エア抜き
サイフォンの原理で動いてくれるのはいいけれど、水には溶存酸素というものがあるので、常に負圧がかかっているサイフォンパイプ内でこいつらが気泡となります。
で、この気泡があると流量が低下します(=気泡が占めている分だけパイプ径が細くなったのと同じ)
そして一定量を超えてしまうとサイフォン停止(=濾過槽に水が供給されない)となり、濾過槽の水を全て水槽に汲み上げてしまうのです(※3)
そこでサイフォンの一番高いところに設置してあるエア抜きチューブ(サイフォン開始時に使います)から常に微量でポンプで吸わせることでエアが溜まらないようにできます。
また、ポンプの能力次第ではサイフォン開始も自動で出来ます。
エア抜きポンプ無しでやるダブルサイフォンってのもありますが、流量確保しようとすると結構邪魔なのでウチでは却下です。
※3全て汲み上げてしまうと……
システム設計によっては水槽から水が溢れます。逆にポンプが故障してもサイフォンは動き続けるので水槽の水がどんどん濾過槽に落ちていくので濾過槽が溢れます。
もちろんこれは工夫次第で避けられます(と、いうか避けられるように組み上げるべきです。特に海水では)
Posted at 2013/01/09 00:30:57 | |
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