2014年の5月にリース会社さんの入札会に出品されていた車を購入しました。その時ですでに186000km弱走っている個体でした。ダンプカーなど運行する土建屋さんが使っていたので
車内は土埃まみれ、タバコのヤニまみれでしたが、根気よくクリーニング。フロアーマットなどは新品を奢っています。
本当はUL-Xパッケージのカラーエディションが欲しいのですが、ディーゼルの中古車でまともな個体となると単なるULですら殆ど出てこないので、「純正オプションのプライバシーガラス付のUL」まで条件を下げて探しました。ただ、外装だけでも後からバックミラーのカバー、フォグランプ、ホイールキャップ、マッドガードなど奢っていますので若干高級な感じになったかな?と自負しています。
車好きの方ならご存知のとおり、プロ・サクのディーゼル車はとにかく経済的で走りも最高、後部席をエマージェンシー用と割切り、二人乗り+荷物積載できる車と考えれば自分史上最高の理想的社畜レーシングカーであります。何しろ飽き易い自分がすでに4年以上使っており、更に万が一のスペアとしてもう1台19年式(後期)のUL-Xパッケージまでも確保しているという気に入り具合です。
燃費は自分の使い方で大体21~22km/lくらい、燃料タンク50リットルなので、おとなしく走れば一回の給油で1000キロ走行可、高速道路全開走行を挟んでも18~19km/lより悪くなった事はないと思います。更に、現在総走行距離で320000km以上になりましたが、一度クーラーのコンプレッサーを修理交換したくらいで、あとは15000キロに1回オイル交換しているだけでエンジン・駆動系の大きな故障はまったく無し。ダイナモもまだ替えていないし、ドライブシャフトのブーツすら破れない。どんなに峠を飛ばしてもタイヤの偏摩耗さえ無く結果としてタイヤも長持ち。高速道路では矢のように走り、峠でも踏んでいける足と立ち上がりに必要な太いトルクがある。必要かつ十分な荷室。足を延ばして仮眠もできるし中型トラック用のホイール付の9R19.5のタイヤ6本載せた事もありました。
欠点といえば4ナンバーなので自動車税が格安の反面、毎年の車検が大変なのと、実は大阪府の流入規制に引っ掛かるので大阪府内に仕事で乗って行ってはダメなんです。
1NDエンジンはコモンレールのターボと言っても1400ccでは極低回転トルクは細いです。以前乗っていた低回転のトルク感とピックアップが持ち味の日産YD22とは対極的な感じで、どちらかと言えばスポーティーなガソリンエンジンの伸びを無くした様な?感覚です。そう言えば昔あったダイハツ・シャレードの1000ccの3気筒ディーゼルターボに走りが似ていると思ったら、我が1NDもダイハツ製らしい。
ネットなどの情報で最初少しは心配していた1NDのガスケット抜けやシリンダーヘッドのクラックによるオーバーヒート(冷却水の吹き返し・減少・ヒーター効かなくなる)などにも今のところまったく無縁。過去、SC33のローレルをオーバーヒートさせてしまって(後遺症でせっかくのRD28が2~300キロも走れば冷却水が空になるという状態になり水を足しながら走っていた)ようやくディーゼル車の冷却水管理の重要性に気付いたお粗末な経験あり。2L-TEも3台乗ったがいずれも大丈夫。むしろ商品として扱うハイエースの1KZの方が冷却水減る怪しいエンジンに当たる事あります。
話変わりまして、同じサクシードのディーゼルでも後期のコーナリングはダメ。スペアで持っている19年式はロールが大きくコーナーで踏めないのでおかしいと思っていたら、前期のディーゼルだけ太いスタビが入っているそうで納得。個体差かもしれないけど19年式はカックンブレーキでコーナー進入時のブレーキの調整も今ひとつ。
結論。燃料代自分持ちでぶっ飛ばす自営業の方にピッタリなのはプロ・サクの前期ディーゼル車。最初「バンはちょっと…」と尻込みしていた自分にこの車の素晴らしさを力説してくれた車屋やっているサクシードディーゼル乗りのHさん、本当にありがとうございました!!