今回のツーリングは実に狂気的だ^ ^:
なんと、現在大河ドラマ「八重の桜」で一躍有名処となっている会津若松 鶴ヶ城へ
東京から原付2種であるRV125で日帰りで行くというものだwww
この時期、関東のみならず東北に到るまでも全域が例年にないほどの猛暑に覆われており
距離のみならず、コンディション上に於いてもまさにバイク、人体共に限界ツーリングと言えるw
実は今月中に限界ツーリングをしたいとは前々から考えており、目的地は
前回のツーで行った南信州や米沢等色々あったが、丁度私が視聴している大河ドラマ
八重の桜で舞台になっていることもあり、距離的に見ても何とか日帰りで往復できるだろうと
踏んだため、今回は会津若松 鶴ヶ城を目的地とすることとした。
自宅出発は5:30
空は朝焼けに染まっており、終日良さそうな天気が期待できる。
自宅からは朝方で空いている環七を快走し、国道122号を目指す。
コチラは環七の渋滞メッカ、青井付近。
交通量はかなり少ない^ ^
板橋区より国道122号へ入り、埼玉県区間を一気に縦断する。
この国道は羽生に到るまでは東北道と併走しており、ほぼ全線がバイパス化されていて
実に走りやすく、東北道渋滞時のエスケープルートとして利用できる。
騎西市内に入ったところで朝食を食べることにし、すき家へ立ち寄る。(7:26)
自宅からここまで休憩なしだww
朝食の定番、納豆定食を注文する。いつも行く吉野家より安い^ ^
ここから先、羽生へ入ったところで給油を行い、日本一HOTな街、館林を涼しい時間に通過する。
下の写真は途中の田園地帯。埼玉県内北部から多くなってくる。
館林市内より、122号は50号との重複となり、暫く前橋方向に50号を走行する。
再び122号の単線区間となると、周囲の風景は関東平野の田園、住宅地から一変、
山間部へと入り始めた。
上州の山々を見ながらのワイティングは中々爽快です^ ^
気温は徐々に高くなって暑さを感じるようになる><
そして、途中にある道の駅 「くろほね」 で2回目の休憩を取る。(9:37)
ここでは水分と共に電解質も補給できるよう、アクエリアスを飲んだ。
原付2種での長距離ツーリングを快適にテンポ良くこなすには、
最低限の休憩をなるべく等距離間隔で取ることだ^ ^
季節柄、暑さにかまけて1箇所に長く留まりたくなるものだが、その分体の走行リズムが崩れ、
次の休憩までの間隔が短くなりがちとなり、ペースが崩れてしまう。
因みに私はおおむね50~60km間隔に1回、水分補給とトイレ、
一服を含めて最長でも15分程の休憩で済ませている。
またこの季節、炎天下での一般道ツーリングということで体に掛かる負担は非常に大きいため、
スポーツドリンク等で適切に水分と電解質を補給することをオススメする。
水やお茶をがぶ飲みするだけだと、相対的に体内の塩分濃度が薄まり、熱中症に掛かる
確率が高まってしまうためだ><
それと、ついついクーラーの効いた室内で体を休めたくなるものだが、長居をする原因ともなるし
極端な温度変化は逆に体調に異変を来たす場合もあるため、余程体調の優れないとき以外は
木陰で涼を取る等に留めておいたほうが良い。
まぁ、一番イイのはこんな時期にこんなお馬鹿なことをしないことに尽きますが(爆)
道の駅を出発し、ここからは日光方面を目指す。まだまだ会津の地は遠い><
途中、群馬、栃木県境付近にはトンネルが多いが、中はとても涼しかった^ ^
特に県境に掛かるトンネルはかなり長かったため、しばしのくつろぎ走行www
RVはビールケースが置ける程ステップが広いので、こんなことができる。
やらないほうがいいですがww
栃木県内に入ると、間もなく国道122号とはお別れし、120号で日光を目指す。
下の写真は日光市内。特に東照宮近辺はかなりの人だかりであった。
因みに、この次点でのトリップメーターは188km。
う~ん・・・ 意外と時間も掛かってることだし、やはり日光までは新4→119号経由が良かったかw
ここから並木道が涼しげな国道119号で今市方向へ少し走り、
国道121号で鬼怒川方向へと向かう。
鬼怒川へ差し掛かる手前で3度目の休憩を取る。(11:07)
暑い・・・・・・ とにかく暑いっ・・・・・・・><
頭がボ~っとしてくる程だwww
それもその筈、この日は群馬県館林で最高気温40℃を記録するほどの
稀に見る猛暑日だったのだwww
コチラはこれから走る国道121号。別名 「会津西街道」 と呼ばれ、
栃木県北西部を縦断し、会津田島を経由し若松へ到る。
因みに終点は山形県米沢とかなりのロングラン国道だ。
ここから会津田島方向を目指す。鬼怒川温泉街を通過。
流れる鬼怒川が若干涼しげな気分を与えてくれる^ ^
コチラは湯西川付近。ここから程なくして福島県へと入る。
国道脇を流れる清流もまた涼しげだw 国道には木々が生い茂っており、
走っていても爽快だww
そして、遂に福島県へと突入する。(12:25)
原2で東北へ入るのは2年振りくらいかなw
暫くして道の駅 「たじま」 へ到着する。(12:32)
ここでは少し長めに休憩を取り、近くを流れる小川で涼む^ ^
ここでは喉ごしを求めて久々にサイダーを飲んだw 本当はビールが飲みたい^ ^:
会津若松の地まではもう少し。
やがて道は山間部を抜け、会津盆地へと入って行った。
磐梯の山々が見える。改めて地方を跨いだのだと実感しますね^ ^
コチラは若松まで十数キロの地点。長い直線路と緩やかなアップダウンがある道。
珍しいですねwww
そして激走約9時間。遂にゴールの会津若松、鶴ヶ城へ入った!!! (14:21)
本当は午前中には着くと踏んでいたが、いやここまで長いこと長いことwww
バイクはこのような駐輪場に停めることができた。
しかしながら大河効果は凄まじい^ ^ かなりの人だかりである。
因みにこれで、前作に続き大河ゆかりの地を踏破したことになる。
多くのバイクが来ていたが原付2種は勿論私だけww
コチラが 「八重の桜」 をモチーフとしたのぼり。
会津戦争が舞台になった頃より見始め、今も毎週欠かさず見ている^ ^
コチラは鶴ヶ城の歴代城主。
伊達、上杉が治めていた時代もあったんですね^ ^
城の見学に乗り出す前に敷地内の喫茶店で涼んだ。
コチラはその近くから撮影した天守閣。
数々見てきた城としてはなかなか迫力のあるほうだ^ ^
城内への入口前から。
残念ながら城内の資料館は撮影ができなかったが・・・
この鶴ヶ城と会津の街が戦火に覆われた会津戦争についての展示がされており、
実際に使われたものと同寸の火縄銃や日本刀など、興味深い展示もあった。
私は会津にとっては敵国側の人間。今も快く思わない方もいらっしゃるかとは思うが、
この美しい会津の地と誇りを守らんと奮い立った当時の会津藩士達の気概と果敢な戦い、
そして悲劇の数々がこうして現代に受け継がれていることは素晴しいことだと思う。
ドラマを通じても感じていたが、
やはり実際に展示を見て学ぶことで感じられるものはまた違いますね。
昨年訪れた武士の世を切り拓いた平 清盛ゆかりの厳島。
そして武士の世の終焉を迎えた会津を今年訪れることができ、とても有意義だった^ ^
そして最上階から見た会津市街の眺め。
コチラは八重の生家があったと言われる地の方向。会津中心街が望める。
コチラは背後の山々。新政府軍はあの山々に砲台を据え、鶴ヶ城に砲撃を加えたそう。
その反対側、飯盛山方向。白虎隊の悲劇が起きた地だ。
コチラは見学ルートを出たところで撮影した天守閣。
風格があります^ ^
入場券で茶室にも寄ることができるのだが、う~ん・・・・
時間の関係で今回は断念^ ^:
広大な敷地です。藩兵や城主、容保もここで鍛錬に励んだことでしょう^ ^
なかなか充実した展示で、興味深く見て回ることができた。
城自体が資料館として機能しているところは非常に珍しいが、
これは嘗ての鶴ヶ城が石垣を残して破壊され、現在のものは昭和期に建てられたためだ^ ^:
さて、この後はかなり遅い昼飯を食べに向かう。
下の写真は市中心部を走行中。(15:59)
この地へ来たらやはりコレを食べておきたいところであるwwww
この暑いのにですね・・・・^ ^:
事前に調べを付けておいたお店で中々の評判であったが、
期待に違わず、とても美味しかった^ ^
あっさりしたスープに脂たっぷりのチャーシュー、コシのある麺がマッチしており、
食べ易くもあり、食べ応えもある味でとても満足だ^ ^
既に夕暮れ時、ここからは夕陽に染まる猪苗代湖湖畔を巡り、郡山に到る、
国道49号へと向かった。
磐梯の山々が見える。今回はゴールドライン等へは向かわないが、
この秋にまた訪れるつもりであり、楽しみだ^ ^
道路上の気温計は30℃。だが走っていると涼しさが感じられるようになった^ ^
猪苗代湖の北岸、翁島付近に差し掛かる。
周辺はこのように農地が多い^ ^
ここで、猪苗代湖畔へ立ち寄ることにした。翁島港へ到着^ ^
波風も殆どなく、穏やかな表情。うっすらと磐梯山が見える^ ^
湖の全景。穏やかで夕暮れの彩が綺麗ですね・・・
ここまで穏やかで静かな猪苗代湖はあまり見たことがない
翁島方向。陸地が影のようになっている。
コチラは遊覧船。船上から湖岸と磐梯山を眺めると綺麗でしょうね^ ^
フィッシングを楽しんでいるボートが見られた。
湖上だと涼しいでしょうねww
暫くここでのんびりと写真を撮ったり一服したりと過ごした後は、
本日の湯処を目指し、郡山へと向かう。
下の写真は野口英世記念館前。
途中、磐梯山に最接近する地点で撮影。少々ガスが掛かっており、綺麗には拝めなかった^ ^:
のどかな湖畔の農村地域を横目に快走。
夏の夕暮れ時といった感じですねw とても好きです。この雰囲気。
途中、上戸浜を通過し、郡山市境近くでバイクを停め、
サンセットの湖畔をバックに写真を撮る。
陽が落ちるにはまだ少々時間は掛かりそうだが・・・・
湖面に映えた夕陽が美しいw
今回はあっという間で去ってしまう会津の地、またゆっくりと秋にでも訪れたいものですw
このまま国道49号を走行し、郡山市へ入ると、
温泉を出た後に飲むドーピング剤を購入するため、途中でコンビニに立ち寄る。
帰路は起爆剤大量投与で無理矢理テンションを上げて自宅に滑り込む作戦のためだwww
そのためお気づきかと思うが日中は1回もドーピングを行わなかった^ ^
そして湯処へ到着。(17:57)
今回立ち寄ったお湯屋はコチラ、「東洋健康センター」 である。
この健康ランド、特に温泉というワケでもなく、少々古さの目立つ感じではあるが、
実は私がこの原付2種に乗り始めて最初に行ったGWツーリングで宿泊地として訪れた
思い出深いところなのだww 実にここへ来るのは5年振りとなる^ ^
ただ古いとはいえ、内部はとても広く、尚且つ仮眠室も涼しく静かで綺麗なものであり、
ツーリングの拠点としては申し分の無い設備の整いようである。
ここでは大分ゆっくりと過ごすことができ、1日分の汗をしっかりと流す^ ^
仮眠も約1時間程、正直寝たか寝ていないかよくわからない程ではあったが取ることができ、
ここを再出発したのは21時であった。
出発前に起爆剤を飲む。
ここからは国道49号→郡山市中心部から国道4号へと移る。
先にも述べたように、ヤバくなったら起爆剤を繋ぎ繋ぎで投与し、
一気に東京の自宅へと暗中行軍をするのだwwww
栃木県へ再突入。(22:05)
途中までは夜間でも蒸し暑かったが、那須高原付近では気温は一気に下がり、20℃ほどと
とても走りやすかった。
下の写真は日付変更直前、宇都宮の新4号国道上で撮ったもの。
既にここまでの走行距離は相当なものだ^ ^:
前方、東京方面の空は時折雷で光ることがあり、突発的な雨が心配である><
帰路の休憩は那須塩原市内、道の駅しもつけと、
古河に新たに出来た新4上の道の駅へと立ち寄った。
EVスタンド、コンビニ (サンクス) もある、充実の道の駅だ^ ^
隣の道の駅、「ごか」 からは数キロしか離れていない。
「ごか」 が新4最初の道の駅として出来てから、ここ近年で一気に道の駅が増えてきた。
ここで那須塩原のコンビニであらかじめ買っておいた起爆剤 (強強打破) と
サンクスでアメリカンドック、おにぎりの夕食を食べ、
一気に自宅へ向けて走ろうと意気込むが・・・・・
さすがに丸1日、炎天下をほぼ走りっぱなし。
既に500kmに達する走行距離をこなしており、いつもは強烈に効く起爆剤も
この時ばかりは全く効を奏さず、特に都内に入る頃には信号停車時の度にサイドスタンドを立て
道路上で体を動かさねば眠れてしまう程であったwwww
何とか苦闘ほぼ丸1日。自宅到着は2:56
走行距離は1日の原付2種ツーリングとしては最長の597kmであった。
この後、シャワーを浴びたり片付けをしたりで就寝したのは4時前。
自宅出発は5:30で起床が4:00だったので、
健康ランドでの仮眠を除けば丸1日起きていたことになり、その殆どをバイクの上で過ごした。
そんな凄まじい1日となってしまいました^ ^