今年のGW期間は例年にも珍しく、5月にも3連休を貰うことができました^ ^
そこで後半戦はスカイウェイブを出動させ、
先日、3月1日に開通したばかりの常磐自動車道を全線走破し、
帰路にこれまたこの時期恒例の磐梯吾妻スカイラインを走行する
1泊2日の東北方面周遊ツーリングを計画しました。
前回に引き続き連続となる東北への出動になります^ ^
自宅出発はAM5:30頃。
この日も出発前に無線機の音楽側入力ラインを色々調べましたが、やはり駄目で・・・
音楽を聴くことができない、少々寂しいツーリングになってしまいます^ ^:
今回の最初にして最大のミッションは常磐自動車道を制覇すること!!!
自宅から一般道でまずは始点の三郷ICへと向かいます。
三郷ICより高速に入り、まずは守谷SAへ立ち寄りました。
このSAは北海道へ行く時、大洗に向かう途上でだいたい立ち寄るところです^ ^
駐車場付近が大規模な工事が行われていて状況が一変していました。
ここで朝食を食べました^ ^
これ、2切れ入りですがなかなかボリューミーでお腹いっぱいになってしまいました^ ^
常磐自動車道全線開通の案内が至る所に貼られていました^ ^
常磐道は1981年に柏→谷田部ICの区間が開通してから実に34年。
震災による工事のSTOP期間を乗り越え、遂に今年最後の常磐富岡→浪江ICが開通し、
悲願の全線開通となりました。
並行する常磐線のスーパーひたちの東京→仙台便が事実上廃止された今、
このエリアの大動脈となることは間違いなさそうです^ ^
さて、いよいよ仙台へ向けた全線走破に乗り出します!!
空は曇っており、若干肌寒いです。
また、茨城県区間を越えて福島へ入ると海からの風が強く吹き付けるようになりました。
先日までの暑さは嘘のようですね^ ^
海沿いを走るイメージの強い常磐道ですが、意外と海が見える区間は少なく、
北茨城からいわきまでの一部の区間だけ^ ^
トンネルが連続し、突如開けた場所から海が見えるのでなかなか面白い景色でした。
順調に走行し、次に立ち寄ったのはいわき市内の湯の岳PA
ほぼ全線で常磐道と並行する国道6号、昨年の9月に全線再開通しましたが、
残念ながらこちらは未だに二輪車は通行止めとなっています。
2010年の仙台限界ツーリングの時と震災1ヶ月前の仙台・いわき旅行の時には
ここを走ったことがあり、今となっては貴重な経験だったと思います。
二輪車が解禁となった時には、勿論、原付2種で再び訪れたいと思っています^ ^
因みにここには常磐道各区間の放射線量の表示が行われていました。
ここから先の常磐道は片側1車線で対面通行の道になります。
関東やいわき等の都市圏から抜け、仙台に達するまで周囲は殆ど何もありません。
スムーズに走れますが、時折遅い車が流れを塞いでしまっています^ ^:
コチラは今までの常磐自動車道の終点だった常磐富岡IC
ここから先は本当に未開の地となります^ ^
ナビの案内もここで途切れてしまいました。
ここから先の区間は、福島第一原発事故の影響で未だに帰宅困難区域となっているエリア。
私自身、震災以降この付近へ足を踏み入れるのは初めてのため、気を引き締めて参ります。
沿道には農村地帯が広がっていましたが、田畑やビニールハウス、牧場などの農地は
どれも長い間に渡って手が入れられたような形跡はなく、
人が生活している気配も無く、家屋も朽ち果てているものも多くありました。
多くの日本国民と同様、ここでも生活が営まれていたことを考えると虚しくて仕方ありません。
震災から4年少々。人の手を離れてしまった街を嘗ての住民の方々が目にしたらどう思うでしょう。
以前、帰宅困難地域を「死の町」と発言して問題となった方がいましたが、
大変残念ではありますが、現状を目にしてしまうとそのような表現も否めないでしょう。
ここに住まわれていた方々にとって戻られるその日まで震災が終わることはありません。
1日も早い事故の終息と街の再興を願って止みません。
因みにこのエリアは人が常駐することができないせいか、
常磐道の開通区間に入ってからというもの給油可能なSAが全然ありません。
その区間は実に100km以上には及んでいたでしょう^ ^:
まだ出発から1回も給油を行っていませんでしたが、そろそろ燃料が限界となってきました(>_<)
スピードを落とし、エコ走行に徹しながらなんとか南相馬鹿島SAへと入りました。
常磐道を全線走破しようとお考えの方々、特に航続距離の短いバイクや車は、
少なくとも茨城県区間の中郷SAまでには給油を行うことを勧めます。
今、この付近です^ ^
常磐道の全線開通と同時にオープンしたSA。新しくてとても綺麗で、広々としています^ ^
この地域での伝統行事である「相馬野馬追」の模型が出迎えてくれました^ ^
なかなか精巧な造りですねぇ^ ^
売り場も高速のSAとは思えないほど綺麗でオシャレな造りになっています。
色々売られていたので、ここでお弁当でも買って昼食にしようかと思いましたが・・・
物凄い混雑で長蛇の列だったので、今回は諦めました^ ^:
SAで給油を済まし、ここから一気に松島を目指します。
常磐道制覇もあともう少し^ ^
新しい道はとても走りやすいです。
ここでは平野越しに浜通りの海を眺めることができました。
宮城県内に入り、遂に常磐道を制覇しました^ ^
下の写真。広大な田園が広がっていますが草がぼうぼうです。
恐らくこの辺も津波に襲われたらしく、復旧工事があちこちで行われていました。
仙台東部道路→三陸自動車道を走行し、仙台市内をパスします。
コチラは多賀城付近。対向車線 (仙台方面) が渋滞しています。
松島へ向かうため、三陸自動車道の松島海岸ICで高速を降りようとしましたが、
ご覧のようにとんでもない大渋滞です^ ^:
眼下の一般道 (国道45号) を見てみると、こちらも凄まじい混雑で全然車が動いていません。
さすがにこのICで高速を降りるのは難があると判断。
1つ先の松島大郷ICで高速を降りました。
松島大郷ICで高速を降り、北回りで松島へ向かう国道45号を走りますが、
ここも凄まじい渋滞 (というより交通マヒ?) で全く身動きが取れません(>_<)
道幅が広いところを狙って機動力を生かして前へ進みます^ ^:
いくらGW期間とはいえこれは酷いですね・・・
ようやくの思いで予定していた温泉 「松島一の坊」 の日帰り温泉に到着しました。(12:19)
ここの温泉は松島では非常に有名な高級旅館で、日帰りの入館時間が10時~15時と短く、
昨年来た時は立ち寄れなかったところです。
大きな鯉のぼりが上がっていました^ ^
そういえば今日は子供の日 (5月5日) ですね。
コチラが旅館のエントランス。高級感を漂わせる雰囲気ですね^ ^
お土産屋で受付を済まし、早速温泉へ。
温泉は松島湾を一望できる展望風呂と地下のスパで2通り選べますが、
勿論、展望風呂をチョイスしました^ ^
エレベータで上の階へ上がってみると・・・
さすがは高級旅館!! 全て畳張りで上質な造りです^ ^
コチラは通路から眺めた松島湾の風景。
温泉はとても広々とした造りで、内風呂、外風呂共に絶景を堪能できてとても素晴らしい湯です^ ^
泉質もやわらかく、上品な感じで本場の松島温泉を楽しめます^ ^
ここではゆっくりと、2時間くらい温泉を楽しみました。
コチラは湯上り後、エントランスのカフェスペースで撮った景色。
空も晴れ渡ってきました。
日帰り温泉としては若干お高め (1500円) で時間にも限りがありますが、
絶対に訪れておきたいスポットですね^ ^
ここでお土産を購入した後は、昨年も訪れた松島観光船乗り場へと向かいました。
道路は相変わらず混雑が続き、駐車場へ入るのも一苦労でした^ ^:
昨年、スカイウェイブ400で撮影したところと同じ場所で撮影。
湾内の島々が浮いて見えるここからの景色、とてもイイですね^ ^
空も快晴で絶好の観光日和です。
ライディングジャケットを脱ぎ、身軽な格好で散策します。
丁度観光船が出港するところでした。
今回は観光船には乗りません。
本当は温泉施設で食べようと思っていましたが、食事ができる施設がなく、
何だかんだで朝から殆ど何も食べないでここまで来てしまったため・・・
ここでお店に入り、遅めの昼食を取ることにします。
入ったのは観光船乗り場のすぐ近くのコチラのお店 「石田屋」
呼び込みに応じるカタチで入店しました^ ^
ここで食べたのは 「あなご丼」
味とお値段はまぁまぁといった感じでした^ ^
食後は、今回は遊覧船に乗らない代わりに展望台から景色を眺めることにしました。
日本三景展望台へ。
因みに外観はこのような形。なかなか趣きがありますね^ ^
入館料 (300円) を支払い、展望台へ登ります。
靴を脱いで上がりますが、急階段で滑りやすいです。
展望台からの景色は予想以上に壮大でした!!
奥松島の方まで綺麗に見渡せます^ ^
手前に見えるのが五大堂です。
先程出港した遊覧船が丁度戻ってきました。
遊覧船で海から眺めるのも良かったですが、やはり全体を見渡すのがイイですね^ ^
日本三景、松島と厳島は制覇しましたが、まだあと1つ残っています。
いつか行きたいと思っています^ ^
景色を楽しんだ後、国道沿いの商店街に戻ってみると、
このようなゆるキャラが迎えてくれました^ ^
しかしながら物凄い大混雑。歩くのも一苦労です^ ^:
しかしながらこの日は真夏のように暑い^ ^:
そこで茶店に入り、何か涼しげなものを飲むことにしました。
ここで頂いたのは 「冷やし抹茶」
体の内から冷やされました^ ^
散策を終え、駐車場付近へ戻ってみると海の様子は一変。
波が立ち、大分荒れていました^ ^
風も強くなってきてヘルメットやジャケットが飛ばされていないか心配でしたが大丈夫でした^ ^
松島散策を楽しんだ後は、一般道で今日の宿泊地、仙台へと向かいます。
国道45号線を仙台方面へ走行。
走りながら松島の景色を楽しむことができました^ ^
塩釜市を走行中ですが、しばらく松島湾沿いを走ります。
そういえば今日、バイク龍人さんが東北周遊キャンプツーリングで
昨日から松島でキャンプされていたそうです^ ^ 渋滞には遭遇しなかったのでしょうか?
ここまで走行中、音楽が聴けないため時折ラジオを聴いていたりしていましたが、
さすがに退屈してきました^ ^:
そこで多賀城市内に入ったところでオートバックスに立ち寄り、FMトランスミッターを購入。
フロントのグローブボックス内の12Vソケットに繋げて音楽を聴けるようにしました^ ^
しかしながら車で使うのとは違い、オルタネータノイズが酷く、
とても聴ける代物ではありませんでした(>_<)
仙台市内に入った時には陽が傾き始めて来ました。
これから青葉城へと向かいます。
仙台市内を走行するのも結構久々です^ ^ 仙台駅前を通過します。
青葉城へと向かう道の途上。対向車線の市街へ向かう道は大渋滞です^ ^:
しかしながら私は3回もここを訪れており、別なルートを知っているので問題ありません^ ^
青葉城駐車場には17時過ぎ頃に到着しました。(駐車料金100円)
傾斜がきつく、大柄なスカイウェイブを停めるのは緊張を強いられました。
青葉城は観光地としては珍しく、24時間出入り可能だそうです^ ^
しかし夜はどうやら心霊スポットになるそうな・・・
ここからは夕暮れで茜色に染まる仙台市街の景色が一望できました^ ^
思えば2010年の限界ツーリングのゴールもこの景色でした。
実に懐かしいですね^ ^
伊達政宗公の像も夕陽の影となってなかなか凛々しい雰囲気を出しています。
陽が完全に落ちた後も多くの観光客の方々がいました。
夜景も綺麗なんですよね^ ^
最近流行りの自撮り棒を使って撮影している人も多く見掛けました。
懐かしさのあまり、しばらくベンチに腰掛け、仙台市街を見下ろしておりました^ ^
初めて仙台を訪れたのはまだ学生時代の一人旅、
そして2010年の限界ツーリングで訪れ、同じ年に友人達と旅行でも訪れました。
常磐道が開通し、大型バイクに乗っている今となってみると、
実に仙台の地も近くなったものだと感じてしまいます^ ^
あ、因みに今回の常磐道制覇ツーリングですが、
構想当初は日帰りの予定でしたwww
さてさて、そろそろ本日の宿へと向かわねばなりません^ ^
駐車場の近くにあった平成27年の厄年表。
私は今年、厄年なのです・・・^ ^:
あと約半月、何もなければいいですがね・・・
先程とは反対側の裏道を通り、ぐるりと迂回する形で仙台市街へ戻り、
本日の宿へ向かいました。
宿には駐車場が無いため、事前に指示された近くにある大仙台駐車場へバイクを停めました。
隣のCB750は品川ナンバーです^ ^
今回、宿泊は可能な限り低予算で済ませるべく、珍しくカプセルホテルを利用しました。
コチラ、「カプセルホテル・リーブス」 へ宿泊。
因みにここ、2010年の原付2種限界ツーリングで泊まったとこと同じです^ ^
当時はお金なかったですからね・・・・ (今もありませんが)
前回来た時はRVだったので、こちらの駐輪場に停めることができました。
見るところ大型バイクも停めてありますが、
さすがにここは仙台の繁華街、国分町のド真ん中。
色々なツーリング装備を満載しているスカイウェイブは立体駐車場のほうが安心です^ ^:
ホテル内で着替えと荷物をまとめ、本日最後のミッション。
仙台の地へ来たら必ず食べておかなければならない、牛タンを食べに行きます。
特にお店は決めていなかったので、ネットで調べた最も近いお店にしました。
しかしながらここのお店、牛タン専門店というより居酒屋で、
お店は手狭な上に私1人以外は団体客が占拠しており、ハッキリ言って居心地は悪かったです。
牛タン定食を注文し、待っていると突如 Westというタバコメーカーの宣伝の方が入店してきて、
コチラの試供品を頂きました^ ^ 思わぬ戦利品です。
そして牛タン定食がコチラ。
う~む・・・ 柔らかくて質は良いのですが、量は少なく満足という感じではありませんでした^ ^:
前回、訪れた反対側のお店の方が良かったですね。
食後はホテルに戻り、風呂に入った後、早めに就寝しました。
本日の走行距離は417kmとなりました。
東北道経由では仙台まで350km程掛かりますが、
松島まで回ってこの走行距離だと、常磐道回りの方が距離が短いことがわかりますね^ ^