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2019年07月14日

トヨタ プリウス Sツーリングセレクション (CVT・ZVW51)

トヨタ プリウス Sツーリングセレクション (CVT・ZVW51) 言わずとしれた元祖ハイブリッドカー、「プリウス」。
現行50系には2016年2月に試乗したものの、
評論家筋のレビューと印象の乖離があって どうもすっきりせず、
マイナーチェンジされたのを機に 再度試乗してきた。
1回目(2016.2):https://minkara.carview.co.jp/userid/1680537/blog/37329230/



試乗グレード:Sツーリングセレクション
2,732,400円
全長4575×全幅1760×全高1470mm WB:2700mm 最小回転半径:5.4m 車両重量1360kg
(MC前モデルは全長4540mmなので、35mmのびた)
215/45R17タイヤ&17×7Jアルミホイール


アクの強かった前後のディテールは、マイナーチェンジにより 大人しいものになった。
文句出ないようにした感がにじみ出てて、ファミリアNEO→ハッチバックの時を思い出した。
没個性と言えなくもないが、万人受けしそう。


・運転してみて・
上で乖離があると書いたのは、プラットフォーム・脚回りの進化によって
先代から比べて乗り心地が向上したという部分。
ハーシュネスを体感できるよう、前回とは違う試乗コースで走ってみた。
結論から言うと、今回 その進化による向上というのが理解できた。
先日C-HR試乗で体感したのと同じの種の、しっとりとした乗り心地。
先代よりサスのバタつきが少なく、路面の段差をいなす脚になっている。
内装の質感向上と相まって、ひとクラス上の車格感があった。
リアサスがトーションビームからダブルウィッシュボーンになったことでの
コーナーでの踏ん張り感(があると聞く)までは試乗では体感できなかった。
運転席シートはサイドサポートがけっこうしっかりしてるし、ペースを上げて走ってみたい気分。

また、前回 バスタブにはまったようなドラポジとごんぶとAピラーと表現した見切りの悪さは、
2回目にして克服した というか自然に慣れた。
新世代TNGAプラットフォームの採用車種は、おしなべて ボンネットがしっかり見えて
見切りが良いのが美点なのだが、初めてそれが採用されたこのプリウスはというと
ワイパーの前あたりにカッパの頭の皿みたいに半円が少し見えるだけ。
先代以前と比べると、マスの大きさを感じてしまう印象は 走らせていて変わらない。
でも不思議なもので、ひとつ光るもの(今回で言えば脚の良さ)が見つかると、
小さな欠点は寛容にとらえられるようになり 大したことじゃないと思えてくる。

アクセルを踏み込んだ時の加速、これは力強い。
ここのところのトヨタ1.5L HV勢の試乗では力不足を感じた車種もあり、
ひさびさに 1.8L HVならではの電気ターボ的Gを味わえて嬉しかった。

ロードノイズの遮音含めた静粛性は、前回乗った時と印象に変化なし。
EVモードで走っていたとしても、高級車の静けさとは違う。

・後席の居住性・
前席シートバックが 避けるようにして反っていることもあり、ニールームは十分。
後方が狭まっているサイドのグラスエリアは、C-HRよりは閉塞感は少ない。
問題は頭上のルーフの傾斜。長時間の移動になると圧迫感出てきそう。


大口を開けたマスクになっていないのは、空力面での理由だろか?
機能優先だとすればすがすがしい。
夜に照明点灯状態で見ると、大きく切れ込んだLEDクリアランスランプがけっこう目立つ。
バンパー両端に加飾(LEDランプ)が付くのは ツーリングセレクションのみ。


17インチアルミホイールは、MC後から加飾パーツがチタン調になって 引き締まった見た目になった。

・内装・
白色加飾(ステアリングホイール内やセンターコンソールなど)は 不評だったのかな、MCで黒色に変更された。

プリウスのセンターパネルは モデルチェンジのたびにデザインが大きく変わっているが、
エアコンスイッチのデザインは、SUV版のC-HRともども優れていると感じる。
オーソドックスな配置の初代・ステアリングスイッチ内で操作可能にした2代目・
なだらかな斜面に配された3代目・そして大きな上下スイッチを3つ並べたこの4代目、
歴代とも違う形のオペレーションでありながら 操作性はそれぞれ良さがあると思う。

ドライブモードスイッチは、シフトレバー左側に垂直な角度で付いていて、
位置が使いにくそうに感じた。走行中には押さないことが前提なのかなぁ?

純正ナビ好きの自分としては、MC後にMOP設定された
縦型大画面のMOPナビも試してみたい。全グレードに設定しろい。

ウインカーレバーがやけに遠くに感じたが、奥側(ハイビーム位置)になっていたのかも。

ウインカーのリレー音は、最近多いタッコタッコみたいなかわいらしいものと違い、
鋭さが混じった独特な音。なかなか高級感があり、前回乗った時から気に入っている。
メカニカルリレーを使わない将来のクルマは、テスラ・モデル3のように
色々な音が選べるようになっていくのかもしれないね。

食事中には見ないでね(笑)


採用をやめる車種が増えてきたセンターメーター、プリウスでは踏襲されてるね


試乗時燃費:14.4km/l

・その他・
オプションの電子インナーミラーが装着されていたので試したら、雨天ではダメ?と思わせるぐらい水滴だらけ。
…で、通常ミラーに戻した。MOPには水滴除去装置付きカメラってあるんだっけ?
いや待てよ、バックカメラじゃなくてリアガラス設置のカメラか…リアワイパーで拭けばよかったんだ^^;

・50系プリウスへの印象の変化・
そんなわけで、プリウスは、“うちの車庫にギリギリ入る燃費の良いクルマ”から
“居住性重視のパッケージングにして車幅ももう少し狭めてくれたら所有したいクルマ”
に 印象が変わったのだった。(結局買わねーのかよ)
何かのはずみで車庫に置かれている可能性もなくはない。
トヨタの現行ハイブリッド車の中では、このプリウスとC-HRがバリューフォーマネーだと思う。

<歴代プリウスの諸元>(グレード抜粋)
初代 10系:全長4310×全幅1695×全高1490mm WB:2550mm 1220kg TCR:4.7m
2代目20系:全長4445×全幅1720×全高1490mm WB:2700mm 1260kg TCR:5.1m
3代目30系:全長4460×全幅1745×全高1490mm WB:2700mm 1350kg TCR:5.2m
4代目50系前期:全長4540×全幅1760×全高1470mm WB:2700mm 1360kg TCR:5.1m
4代目50系後期:全長4575×全幅1760×全高1470mm WB:2700mm 1360kg TCR:5.1m
※17インチタイヤ+ホイールを履く今回のグレードは最小回転半径5.4m
関連情報URL : https://toyota.jp/prius/
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Posted at 2019/07/20 06:39:18

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