と、言う訳で。
本日朝からジムニーをストラダーレに持ち込み、ダイナパックにかけて見ることに。
以下前回の日記に書いた検証とその結果。
検証01:ジムニーにはESPが付いてるので、そのままパワーチェックが可能かどうかの検証。トラコンが作動してしまう時はトラコンキャンセル(配線操作必須)してチャレンジ。
結果:ダイナパックを後輪の車軸に取り付けていざいざ。アクセルを踏んだ直後から警告音が出てトラコン起動。ジムニーのセンサーが左右の回転差だけではなく前後の回転差もしっかりと検知して反応する事が確認できましたとさ。よって検証01はあえなく終了です。
検証02:CLlinkさんのスロットルコントローラーの検証。オフの時とオンの時のアクセル開度による違いでパワーの出方は変わるのか否か。
結果:

点線かスロコンオフ、実線がオン。
スロコンをオフの時でも、オンの時でもアクセルペダルを踏み千切った時のアクセル開度は同じのようで、パワー、トルク及びグラフの波はほとんど変化なし。純正コンピュータは出だしや中間の回転域で強制的にアクセル開度を下げたりしてくるけど、アクセル踏み込んだ時はアクセル開度を下げる制御はしていないもよう。スロコンは一般的な街乗りの時のアクセルレスポンスを変化させるものと言う認識ですね。
検証03:(以下アクセル開度の条件を一定にするためにスロコンはONで)ノーマルのエアクリ、ノーマルのマフラーでパワーチェック。JB64中間パイプ径は約32ミリ、タイコ無しのストレート構造。
結果:

係数は実際の馬力に近いと言われる1.15で今回は計測しています。最初多少乱れたけど(赤線)大体60馬力、トルク10.5キロとなかなか優秀な数値だと思いますw
検証04:エアクリをK&Nの純正置き換えタイプに換装して検証。
結果:

見にくいけど、波線が純正エアクリのスロコンオフ、実線がK&Nのスロコンオン。3500回転時のMAXトルクが下がってるけど、スロコンオンのノーマルエアクリのデータと比べるとトルクはほぼ同じくらい。MAX馬力もほぼ変わらずだから、エアクリのフィルターを変えるだけでは体感できる変化は殆ど無いものと思ったほうが良い。
検証05:エアクリを純正にして、中間パイプをJB74シエラ純正に換装。JB74中間パイプ経は40mmと太くなっているが中間に25cm四方のサイレンサー(サブタイコ)付き。
結果:

何とも分かりにくいけど、スロコンをオンにして計測してる事を鑑みると、センターパイプの大径化により、ピークトルクは0.5キロ上がっていると考えても良さそう。馬力に大きな違いは無いけど、安定して62馬力を叩き出しているので、サブタイコによる変な排気干渉は無さそう。
検証06:エアクリをK&Nの純正置き換えタイプにして、JB74シエラの中間タイコで検証。
結果:

上下のブレが大きいので何とも分かりにくいけど、フィルターによる変化はやはりほぼ無いと考えてもよいかな。ただ、ほんの数馬力の差でしかないけど、瞬間馬力の最高値は出てますので、効果があると思えば効果があるのかもしれない。効果があるか無いかを決めるのは皆さんの判断に任せます。
まとめ:今回はフィルター交換で変化はあるのか、マフラーの中間のサイズで変化があるのか、中間タイコはどう影響するのか、が最大の焦点でしたか、結果として、エアクリは単体ではほぼ変化無し、中間のサイズ変更はやや変化はあるものの劇的な効果にはならず。そしてなにより今回の検証で得られたのは、JB74シエラの中間タイコの中身が、排気干渉を起こす形状にはなっていないであろう、って事です。
と言うのも、JB64ジムニーにシエラの中間を付けると排気音がかなり抑えられる為、テールマフラーを変えても音量を抑えられると言うメリットが。しかも不安だった排気かんしによるパワーダウンも無いってのは今回の検証をした意味は大きかったかな?と思います。
純正テールから社外に変えればまた馬力も変化するかもしれないですが、それはまた気が向いたら計測するかも。
余談ですが、今回は係数を1.15で計測したので、雑誌によく載っている係数で計測すれば、エアクリと中間交換で約5馬力アップした、と見ても良いんじゃないかな?と思います。信じるか信じないかはあなた次第。
Posted at 2021/09/17 21:00:37 | |
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