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SVXをはじめ、R32やコスモも時間が経っているので電装屋さんでも若手は担当した事が無いかも知れないが、こいつはクラッチを外すのが大変な機種で有名だったそうだ。
その為コンプレッサーを下ろしての作業となる。でかい万力をかけても中々外れない個体が多いと聞いた。当たり前そうだが、ヂーゼル機器のベテラン職人さんは下ろしては駄目、SVXはギリギリ車上で出来るから。下ろしてしまうとカシメは2度と同じにはならないから将来漏れの原因だと。今は面倒な事はやらないし、クルマを傷つけたらもあり、やらないようだから店を選んだ方が良いかも。

マグネットクラッチのコイルは熱の累積でエナメルが溶けて抵抗値を失いショートに至る。早ければ5万キロ位で故障となるだろう。SVXはＲ３２とコスモと共通だからひっとすると未だ残っているかも知れない。但し端子の形状が違うので加工が必要。
重要なのはベアリングの交換、SVXの部品表にはプーリーのアセンブルはあるようだが。容量可変コンプレッサーは常時動いているので消耗品、コイル、ベアリングとプーリーの3点セット交換がベスト。旧ゼクセル、今のBOSCHには品番設定がある。最近R32がブームだから在庫があるかもしれませんね。

R32とコスモとSVXのエアコンコンプレッサーは同じだ。可変容量コンプレッサーだから基本的にはONのままで小型車のように温度設定でOn Offしない。SVXはマグネットクラッチとラヂエターファンが同じ回路でヒューズを共有しているから、唯一劣化が懸念される。結構な電流のOn Offを経ている。使用環境にも依るだろうが一説には寿命は10年だと。3回換えてないといけないのか？　
マグネットクラッチは抵抗が無くなりショートするから
未だ未交換のSVXは冷風が出なくなたら、直ぐに停止し
て走っては危険だ。レッカーを呼ぶべし。オーバーヒートしかねない。マグネットクラッチの抵抗値を測ってみるのも安心の一つかも。夏が終わったと油断しない方が良いかも。