皆様こんにちわ。
前回に引き続きY31セドリック逃走車の復活編です。
今回はフェンダーミラーをニコイチにしちゃおうという作戦です。
前回のブログでご覧になられた方でお気づきになった方もいらっしゃるかとも思います、右フェンダーミラーが無いことに…。
前回もこの個体は寒冷地仕様車であることを軽く触れましたが、寒冷地仕様には一般仕様には無い装備があったりするのです。
実は、フェンダーミラーにまあなんとヒーターが仕込んであるのです!
ヒーター部に関してはリアデフォッガのほか、ガラス下にたまった雪を取り除きやすくしてくれる「ワイパーデザイアー」、そしてこのヒーターつきミラーです。
説明書には「霜や曇りを取る。」らしいですが、どういう効果を産むのか興味津々なところです。
しかしながらヒーターつきミラー、残念なことに右側ケーシング部分が腐食して見るに耐えない状況に…。
前オーナーも見るに見かねて(?)交換されておりました(笑)。
しかしながら、交換しているのは標準型のヒータなし仕様。
ありがたいことに、交換して取り外した腐食ミラーは捨てずに保管され、動作も正常
に機能していたので、今回このミラーをいいとこ取りして復活させてみました。
まずは取り外し。
固定方法はカンタン。ケーシング部とモーター部に固定されているタッピングネジ4本を外すだけ…。
と、聞こえは良いですがこの4本を外すのが一苦労。
ミラーが邪魔して普通のドライバーでは届かない届かない。
手許にある工具を駆使して何とか取り外しに成功!
先端交換できる板ラチェがあれば簡単に外せたかもしれないんですが、今回自宅作業だったのでそれは遠く離れたガレージに。。。
お次は足元に生えるハーネスの取り外し。
このままではハーネス形状が大きすぎ、ケーシングから駆動ユニットを分離できませんのでひとまず外します。
外し方はカンタン。極板をロックしてあるツメをこじり引き抜くだけ。
再利用するのでケーシングを壊さぬよう慎重に取り外します。
ユニットから駆動部も外せた、分離も出来た。んじゃあ後は付け替えて固定すりゃあ終わりジャン。
なんて思っていたら思わぬ落とし穴が。
ケージングからミラーユニットを外すのに苦労したので、今度はこの取り付けに苦労するわけで…。
もちろんそのままではドライバーが満足に届かないため、ネジにトルクがかからず固定できません。ってなわけで、思い切ってミラーと駆動部を分離させ、ケーシングに固定することにしました。
ミラーはプラの枠(以後ベース部)で固定され駆動部に固定されているのですが、このミラーとベース部の間にネジが1本固定されています。
このネジを外さないことには駆動部を分離させることが出来ない構造になっているのです。
ってなわけでミラーを無理やりこじって外そうとしたら
「パリッ・・・」
あ~あ。やってしまいました。。。
物は試しと、ヒーターなし側のミラーでシュミレーションしといて良かったぁ。
んでもって、とりあえず枠だけの状態に。
画像はネジを外した状態ですが、真ん中の白い部分が分離を必要とする要の部分。
コレを見てふと思ったのはこのプラ部品は軟質プラ。
このプラは軟質プラといって熱湯など高温にさらすと膨張し柔らかくなります。
その特性を生かし熱湯にどぶ付けしながら取り外し。
工具を使わずに慎重にめくるように側を外していきます。
季節柄、すぐに冷えてしまいますので、固くなってきたら湯に付け、柔らかくし側を外すこれの繰り返し。
無理に外そうとしますとまた「パリッ」とシャウエッセンの様な香ばしい音を奏で割れてしまいますので息を止めるくらい慎重に…。
見事、分離に成功したのであります。
中心部のネジ1本を外し、ミラーと駆動部を分離。
おかげさまで取り付けが容易となり、固定もバッチリ。
ヒーターつきの裏側。こんな風になっているんですねえ。
取り外しの逆順で、配線部を脚部に通し→ベース部を固定→ミラーを湯につけながら取付して完成です。
青ハーネスの他に白いハーネスがあるやつがヒーターつき。
新品で交換すれば約15,000円する(ヒーターなしは約12,000円)ミラー代を浮かすことが出来ました。感謝感謝。
早速、取り付けに行きましょうかね。
ではでは!
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Posted at
2014/03/20 00:36:06