モーターランド三河での走行会で
EF9とのシビれる戦いをしつつ,フリー走行では先輩と同枠になったため,こちらも毎回恒例のチャレンジをしてきました.
今回の戦いに先立って,
2週間前の結果をおさらいすると以下でした.
先輩 ・・・ 48.707
私 ・・・ 49.683 (+0.976)
ようやく先輩の1秒落ちまで迫る事ができ,本来いるべき位置まで来れた印象ですが,それから2週間,この日の走行で得た課題に対して,それぞれがやれる範囲で対策を練って,再び挑戦の時となります.
さて,今回は2週間前に比べて気温が更に5℃以上も下がり,エンジンの吹け上がりは抜群に良いものの,リアタイヤのウォームアップ(グリップ不足)に悩まされました.それはヘルパーのない先輩の方が顕著で,ピーキーな挙動にかなり苦戦しているようでした.その一部始終をご覧下さい.
下段の方のスピンは,本当に危なかったですね・・・.
あの狭い空間で,どこにもぶつけない先輩のコントロール能力には,心から敬意を表します.
しかし! そうして先輩がピーキーな挙動に悩まされている間が絶好の好機でもあるので,早速追い掛けてみます.
頭をハチロク(?)が抑えてくれたおかげで,何周か追いかけられるかと思ったのですが,逃げられてしまいました・・・.
ならば!と,今度は待ち伏せしてみます.
う~ん・・・なかなか手の内を見せてくれませんねぇ~.
そんなに乗れてないのかと,ピットに戻ってリザルトを見に行くと・・・.
先輩 ・・・ 48.443
私 ・・・ 49.134 (+0.691)
見えないところで,きっちり自己ベストをマークして48秒台の前半に入れてました・・・.
その結果を2週間前の走行と比較してみます(青:2週間前 緑:今回).
1コーナー
リアのピーキーな挙動を抑えるため,フロントに荷重を乗せ過ぎないようコントロールしているのか,コーナー進入時の速度の落とし方(1つ目の赤丸)が今回(緑)の方がやや弱いです.これによって走行ラインが若干外に膨らんでしまい,0.1秒ロスしています.その一方で,ラインがキツくない事を利用して最低車速からドカンとアクセルを入れ(2つ目の赤丸),横滑りさせる事なく加速しています.
高速の左コーナー(3つ目の赤丸)
今回(緑)の方がアクセルを緩めるのが若干速いため,最高速は1.5km/h及びませんが,左に切り込んだ後のボトムを維持する事で遅れを相殺し,ロスはありません.
Cコース入口の右コーナー(4つ目の赤丸)
最初の動画で盛大にスピンしたように,今回のコンディションでは少し抑え気味に走るしかなかったのでしょう.今回(緑)の方がやや強めに減速しており,これで差は0.25秒遅れまで拡大します.
ログハウス前の右コーナー(5つ目の赤丸)
踏んで安定させる!という事なのかもしれませんが,前回(青)よりも踏み切っています.これで0.1秒差を詰めて,トータル0.15秒の遅れ.
2ヘア(6つ目の赤丸)
ここもスピンしたポイントのはずなのですが,Cコース入口とは異なり,前回(青)以上に突っ込んでいます.グラフだと大した事がないように見えますが,これだけで0.1秒また差を詰めて,トータルでは0.05秒の遅れに.
最終コーナー(7つ目の赤丸)
A/Bコース合流部上りの左コーナーでやや外にラインが膨らんでしまったせいか,車速の伸びが若干鈍いのですが,ラインがややイン寄りになった分だけボトムを引き上げ,遂に追いつきます(±0秒).
ホームストレート(最後の赤丸)
最後は,更なる外気温ブーストの恩恵をたっぷりと活かし,ホームストレートだけで0.25秒のリードを作り出してベスト更新です.
纏めると,今回のコンディションでは,リアの動きがピーキー過ぎてコーナーを攻める事が出来ないと判断し,A/Bコースでは抑え気味に走りつつも最小限の遅れに留め,続くCコースセクションでは反対にピーキーさを小回りの武器に変えて差を取り戻し,最後はきっちり気温の低い分だけストレートで引き離すという,まさに玄人的な走りでタイムを出してきたようです.
これで,今後リアのピーキーさを抑え込む何かしら施策を投入されたら,少なくとも0.25秒はタイムが上がる訳で,再び差を1秒に戻される可能性があります.こちらは今回の走行で手札を全て切ってしまった感があるので,来年に向けて,また改善点を見つけ出さねばなりませんね・・・.
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EF8 vs EF8 | 日記
Posted at
2017/11/24 22:34:10