「TMS(Tokyo Motor Show)」から「JMS(Japan Mobility Show)」へと略称が変わった「JMS2023」に行って来ました.
当初は「どうせBEVのSUVばっかりでしょ~」と思っていましたし,ここ最近の状況から土・日だとオートサロンクラスの混雑具合だろうと思い,正直行く気がほとんどなかったのですが,横浜ゴムが新しいタイヤを展示するというニュースを見て,興味が湧いたので急追行って来ました.
SNSを眺めていると平日でも結構な混雑具合で,終盤の3連休(金・土・日)は100%アウトだな・・・と思い,どうしようか悩んでいたところ「アフター4入場券」という「16時以降の入場なら半額」というチケットがあったので,これに時間を合わせる事にしました.「JMS2023」は19時終了なので,16時入場だと見学時間は3時間.恐らく駆け足で見ればギリギリ回り切れると判断し,会社を15時で早退して向かったのですが,到着してみると,
ぐぇぇ~,16時でもこんだけ人がいるんかい!
ちょっとゲンナリしましたが,さすが運営がちゃんとしているので人の捌きが早く,ほとんど足を止めずに入場する事が出来ました.
今回は手持ちの時間が少ないので,まずは一番興味の薄い南ホールから片付けます.
ホールに入って最初に目についたのが,ツバメインダストリの「アーカックス(↓)」.
SNSでは有名なロボットなので非常に気になるのですが,案の定人だかりなので,今回はスルー.
続けてカスタマイズカーコーナーで「HKS TBR-03(↓)」.
これも本来であればじっくり見たいところですが,多分またどこかで見れる気がするので,カナードだけチェックして終わり(↓).
(なぜこの位置に穴を開けたのか? 理由が知りたい・・・)
お次はトミカコーナー.このピラミッドが凄い!(↓)
これもじっくり見たいところなのですが,同様に時間がないのでパス.
なお,
9月にこの会場で見た時はまだクレイモデル状態だった「アバンテJr.」は今回は着色されていました(↓).
そのまま部品メーカーのブースへ突入し,最近EF8で使い始めた
ミネベアミツミのピロボールを軽く見つつ(↓),
オーリンズの展示もサーッと見て終わろうと思ったのですが,
来季から共通化されると噂のスーパーフォーミュラ用のダンパーを見つけて急停止! 来季どこのメーカーが採用されるのかはまだ分からないそうですが,もしオーリンズじゃなかった場合はこれで見納めになるので,よーく見ておきます.そして,見終わった後に視線を横に向けたら,
F1用もあるじゃないですか!
同じフォーミュラなのに,先程のスーパーフォーミュラ用よりも更に小さい.そして,ラベルをよーく見てみると(↓),
英語3文字が4つ書かれています.これが噂に聞く4wayダンパーというやつですね.
恐らく「Low Speed Compression」「High Speed Compression」「Low Speed Rebound」「High Speed Rebound」の4つの略字なんでしょう.バンプ/リバウンドのそれぞれの減衰を独立して設定出来るだけでなく,それらを更に低速域・高速域と分けて設定出来るので2×2=4wayという訳です.故に調整用のダイヤルが4つ付いていると聞いていたのですが,一見するとゴールドとグレーのダイヤルが2つしかないような・・・? 下側の円形のものがもう2つのダイヤルなんですかね? ダイヤルのサイズが大きいという事はそれだけ細かく調整出来るという事だったりするんでしょうか??
おっと! 予定よりも時間を食ってしまった.ここから急いで東ホールに移動します.
先程,トミカコーナーでミニカーのピラミッドを見ましたが,マツダのブースでもミニカーの展示(↓).
黒い点に見えるのが全部ミニカーです.その数なんと4796台!
マツダの社員とそのご家族から搔き集めたそうです.
「あっ! これ多分,実家に眠ってる」と思いつつ,モリゾー氏のサインもチェック(↓).
この横には,2/3サイズにスケールダウンされたNDロードスター(↓).
これで動いたら,カートみたいで面白いんだろうなぁ~.大人気なく乗ってみたい(笑).
そして,噂のロータリーマシン「MAZDA ICONIC SP(↓)」.
なるほど,見た人達が絶賛する理由が実車を見て良く分かりました.ボンネットは低く,ヘッドライトはリトラクタブル,NDロードスターに似たテールライトとパーツパーツが琴線に触れるだけでなく,素直に美しい.これでロータリーと言われれば,そりゃ惚れますね.
なお,個人的にはミラーの位置が妙に高いなーと思いましたが(↓),
よーく見ると電子ミラー(カメラ)ですね,コレ.
お次は日産ブース.ここまでスクエアなデザインも珍しい「Nissan Hyper Force(↓)」.
なんだか「やっちまった感」のあるクルマですが,このクルマの見どころは空力パーツ(↓).
カナードとルーバーが可変式になっています.未来感を出すためのデザインなんでしょうが,こうすれば突起物にならないので車検も通る.ポルシェ辺りがそのうちやりそうですね.
そして,フロントタイヤの前には見づらいですがフェンダーフラップも付いてます(↓).
テール部分にも,SuperGTのGT-Rで採用されたというスリットが(↓),
負圧域にエアを流す事でドラッグ(空気抵抗)を減らす技術だそうです.ここまで見た目に反して繊細な空力デバイスが色々付いていますが,リアウイングにもF1で見慣れたギザギザが(↓),
これもドラッグ低減のためか!?と思いきや,こちらは単に「カッコイイから!」だそうです(笑).
あとはトヨタで,何となくハイパーカーを彷彿とさせる「FT-Se」を見て(↓),
ホンダで「SUSTAINA-C Concept / Pocket Concept」という何かに似ている2台を見て(↓),
商品化に近づいているという「PRELUDE Concept(↓)」へ.
BB6乗りが「プレリュードっぽくない」と評していましたが,あ~,確かに.個人的には「プレリュード」というよりはプジョーの「RCZ」っぽい気がしました.このプレリュードも1箇所面白いデザインになっていて(↓),
フロントのタイヤハウスの後端とドアの間に僅かに隙間があるんですよね.コレの手前側はよく見れなかったのですが,穴が空いていてエアが抜けるようになっているなら面白いデザインですね.量産仕様でもやってくるのか? 興味深いです.
この時点で入場から1時間半が経過.半分以上見終わり,「あと何を見るんだっけ?」と頭の中のチェックリストを思い起こすと,「あー! 部品コーナーでRAYSを見るの忘れてたぁ~」と思ったら,目の前にRAYSのブースが(笑).
「あっ,東ホール展示だったんですね(汗)」と思いつつ,まだ実物を見た事がなかった「CE28N-Plus」をチェック.
あんまり違いがなさそうだなぁ~と思いながら,よーく見てみると(↓),
リムのトコが少し肉抜きされてますね・・・.あとは一部の方から「キズに見えるから嫌だ」と言われているマシニングによる「VOLKRACING」の刻印がコレにもしっかりと入ってました.
そして,ダイハツブースへ行き「VISION COPEN」をチェック(↓).
横から見ると確かにFRですね(↓).
エンジンは1.3Lとの事なので,ターボ化しないとNDロードスターとは競えないかな? 思った以上にボディサイズが大きい印象を受けたので,これでNA 1.3Lだったら結構微妙かなぁ~? 個人的にはFFじゃなくなった時点でストライクゾーンから外れるのですが,まぁ,FRにした方が売れるのは間違いないでしょうね.
そして,コイツの履いているタイヤがー?と前のめりになったところで(↓),
( ゚д゚) …
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚) …
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
, .
(;゚ Д゚) …!?
以上,「Japan Mobility Show 2023」の見学でした(
タイヤ編に続く).