苦手なストレートでのスピードを少しでも補うため,ドラッグ(空気抵抗)を低減する方法をアレコレ調べています.
ナンバー付きの街乗りクルマとしては,無制限に空力付加物を付けられる訳もなく,後戻り出来ないくらいボディを加工する事も出来ず,日常での使い勝手と,既に施してあるチューニングパーツの機能維持と,メンテナンス性や耐久性を踏まえながら,最良の妥協点を見出すべく頭を悩ませています.
まぁ,そうやってアレコレ考えているうちが一番楽しいとも言えるのですが,私の中で,今,最も関心が高いのがフロントバンパー両端の処理.
最も抵抗を減らす方法は,開口部を完全に塞いでしまって,ツルンとした形状にする事だと思いますが,運転席側の開口部が吸気口を兼ねているのと,フロントタイヤのホイールハウスに通してブレーキの冷却にも活用しているため,そういう風には出来ません.
このため,ここから取り込んだ空気を活用する方法として,「
エアカーテン」という手法を学び,
スリットの大きさや位置等を調査しているのですが,タイヤの外側に空気を導くための最適な角度を,私のEF8では上手く作り出せない気がしていて,「どうしたものか・・・」と思っていました.
そんな時に出会った,
このクルマの処理方法を見て,
空気をタイヤの"外"に導くのではなく,タイヤの"内"に導くのはどうか?と思い始めました.
イメージ的にはこんな感じ(↓)ですね.
早速,もう一度,EF8の両端の開口部を覗いてみると・・・,
この写真の開口部の右端の延長線上が,ちょうどタイヤの内側に位置していそうですので,この開口部から一直線に衝立のようなガイドを設ける事で,タイヤに直接空気が当たるのを防ぎ,かつ タイヤの内側に空気を導けそうです.
反対側の吸気口がある方も確認してみると,
タイヤは直接見えませんが,ダクトの上下に空気が抜ける隙間はありそうです.
ホイールハウス側から覗いて見ると,
フロントバンパー下面にあるアンダーパネル(フロントディフューザー)を土台にすれば,先述の衝立のようなガイドを設ける事も難しくはなさそうに思えます.
具体的なイメージとしては,こんな感じです.
フロントバンパー両端の開口部の端面(外側)から,真っ直ぐ一直線に衝立を設けます.
この衝立はアンダーパネル側で固定し,ちょうどフロントタイヤ前の仕切りとして活用します.フロントタイヤとの位置関係から,開口部から取り込んだ空気をタイヤの内側に導き,それによってブレーキの冷却促進とタイヤ内側の負圧領域の削減を見込んでいます.また,同時に,衝立によってフロントタイヤに直接風が当たる事も防ぎ,これによって空気抵抗の低減も図ります.
現時点ではまだ,タイヤの内側に空気を導いた後に上手く外側へ排出する方法が思いつきませんが,既にバンパー両端の開口部から空気を取り込んでしまっている以上,まずは入口の整流という意味でやる価値はありそうかな・・・?と考えています.
Posted at 2019/11/25 00:12:13 | |
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セッティング(空力) | 日記