
東京都の小池百合子知事が、定例会見で党籍を置いている自民党の党費が未納である事を明かした。
小池都知事は、「払う理由はあまりない。(都知事選で)推薦どころか、あれだけ罵倒されたわけでありますから、そこをお支払いするのもどうかと思っている」と笑いながら言ったそうだ。
確かに「払う理由は無い」と言いたい理由はわかる。
だが、ならば何故未だに党籍を置いているのだろうか?
都議会では既に自民党と距離を置き対決モードになっているが、国政レベルではいまだに支持率が高い自民党と対決したくないのではないか?
そんな身勝手な思惑が透けて見える。
だが、そうそう話が上手く進むとは考えられない。
党の規則では、未納が確定した時点で除籍となるという。
この点では、昨年の都知事選出馬時に自らの「進退伺」を出していることを強調している。
その上で「私としては意思表明している。お決めになるのはあちらでございます、組織としてお答えいただくべき」と述べた。
だったら自分から辞めればいいではないか。
自分への支持が高いうちは、自民党側から辞めさせる事はできないと高を括っているとしか思えない。
もっとも、その考えが当たっている事も確かだろう。
自民党としても人気者の小池都知事を敵に回したくないという思いがある筈。
だが、そんな曖昧な状態が長く続く筈も無い。
双方の「代理戦争」とも言える千代田区長選は、1月29日に告示され、2月5日に投開票される。
小池都知事が5期目を目指す現職を支援するのに対し、自民都連は候補者擁立の最終調整を進めているという。
7月の都議選よりも前に意思表示を余儀なくされる。
その時、敵に回した事を後悔するのは、小池都知事か? それとも、自民党だろうか?
Posted at 2017/01/13 22:57:51 | |
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