衆院選の序盤情勢調査で自民党が300議席を超える勢いとなっている。自民党は、安倍総理が、「まだ選挙は始まったばかりだ。選挙は油断した方が必ず負ける」と慢心しないように呼びかけた。一方の民主党からは「自民党に対する選択肢を示せていないからだ。衆院選前に新たな選択肢となりうる野党結集を実現すべきだった」との声が聞こえる。民主党は身から出た錆びだよな。前回の民主党政権は「自民党に対する選択肢」として政権を取ったのに、お粗末な政治(内政、外交共に)で日本をガタガタにした。民主党が、自民党に対抗する選択肢になれない事を明確に示してしまった。それでも、前回の民主党政権からの流れを断ち切れていれば何とかなったかもしれないが、海江田が代表をしているだけでイメージは悪い。海江田万里代表ですら苦戦しており、党幹部は「海江田氏の責任論も何も、本人が戻って来られないだろう」と突き放した。ま、そうだろうな。海江田は辞め時を間違えた。参議院選挙で負けた時に辞めるべきだったのだ。(もっとも、前回の衆議院選挙で、小選挙区で負けた時点で、代表になるべきではなかった)野党が言う「アベノミクスの失敗」、しかし、アベノミクスがバラ色の将来ではないかもしれないが、少なくとも、民主党政権時代に比べれば格段に景気が良くなっている事は間違いない。今さら失われた3年には戻れない。野党は自民党批判だけでは勝ち目は無いのだ。批判ではなく、自分の党が如何に素晴らしいかを訴えなければ。それが出来ているのは共産党くらいかな。あとは、共産党に政権を任せてもいいという有権者がどれだけいるか。自民300議席超はありえない話ではない。