
俺はマツダ乗りだが、スバルも嫌いなメーカーではない。(いや、なかったと言っておくべきか)
マツダとスバルは似たところがあるメーカーだと思っていた。
実直で真面目。
トヨタが、売れる車を作る為にコストダウンをしているのに対し、マツダやスバルは良い車を作る為にコストをかけている。そういう印象を持っている。(水平対向エンジンなど、スバル以外はポルシェしか作っていない、おそらくコスト高のエンジンに違いない)
実は、スバルがBRZを誕生させた時に、FD3Sが古くなってきた事もあり、BRZに乗り換えようかと考えた事が有った。BRZのボンネットを開けた時、奥の方にそれはそれは低い位置に納まるエンジンを見て、これはFD3S並みに重量バランスのいい車に違いないと思った。
ただ、試乗してみて2リッターNAエンジンの力の無さが、13Bに慣れた俺には物足りなかった。
基本的にBRZは悪い車ではなかったよ。
でもBRZに乗るくらいなら、それ以前にロードスターに乗り換えていただろう。
さて、似たところがあると思っていたマツダとスバルだが、決定的に違う所があった。
マツダは走る楽しさを、スポーツカーのロードスターはもちろん、デミオ、アクセラ、アテンザに至るセダンにも、そればかりか、CX-5のようなSUVにもしっかりと作り込んでいる。

マツダ車は全車スポーティなのだ。
それに対してスバルはどうだ?
STI がチューニングしたバカ高い車を台数限定で売る限定車商法。
S207など、元をただしたら100万円台半ばのインプレッサをベースにしている車だ。
それを台数限定と煽り、なんと約700万円で売っている。
果たしてユーザーの為を思って車作りをしているのか?
今回のS207の抽選販売の混乱をスバルは謝罪している。
だが、言葉ばかりの謝罪など幾らでもできる。
果たして、スバルは限定車商法をやめて、スバリストと言われるスバルファン全員の手に渡るような販売方法に切り替えるだろうか?
俺には、限定車商法の甘い味を知っているスバルは、今回の謝罪は言葉だけで、きっと限定車商法をやめる気など無いと思う。
スバルの車自体は素晴らしい。
スバリストと言われるファンがいるのも納得する。
だが、会社の体質は残念ながら、スバリストの期待に応えられる様なものではない。
その点、マツダはどうだろうか?
東京モーターショーでお披露目された「RX-VISION」。

デザイン本部長の前田育男氏(右)は「このクルマを夢で終わらせない。必ず実現させる」と宣言していた。
マツダファンはその時を待っている。
間違っても限定生産などにはしないでくれよ!
Posted at 2015/11/04 22:18:58 | |
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