
朝日新聞が吉田調書が公開されるや、吉田調書に関する“スクープ”記事を全面的に取り消し謝罪した。ただ、朝日の記事に関しては、他の報道各局が内容に関して以前から異議を唱えていた。何故、吉田調書が公開されるまで取り消す事が出来なかったのか?
一部では9.11のアメリカ同時多発テロの日に合わせて、なるべく(少なくても他国では)報道されないようにわざわざその日を選んだという意見すらある。
だが、私はそれよりも朝日新聞の謝罪がどこまで気持ちのこもったものなのかを問いたい。
ただ、「間違いました」「取り消します」ではないのか?
朝日の報道は、
「所長命令に違反し、9割が原発から撤退」と言うものだった。
それが、全世界に、さも事実であるように流れたのだ。
お隣韓国では、
『第二のセウォル号』と言われた。
これをどう考える?
セウォル号は、乗客を船室に足止めしておいて、自分達はさっさと逃げたのだ。船長などは制服を脱いで下着姿になって乗客のふりまでして逃げた。
そんな船員達と同じと言われたのだ。
放射線量の高い中、宇宙服のような防護服を着て、命がけの作業をしていた職員達に対して!
朝日新聞の記事を知った職員は、怒りを通り越しむなしさを感じたという。
朝日の謝罪には、報道によっていわれの無き批判を浴びた人たちへのお詫びの気持ちがこもっていたか?
「吉田調書を読み解く過程で評価を誤り…」
吉田調書の評価?
吉田調書は以下
「本当は私、2F(第2原発)に行けと言っていないんですよ。ここがまた伝言ゲームのあれのところで、行くとしたら2Fかという話をやっていて、退避をして、車を用意してという話をしたら、伝言した人間は、運転手に、福島第2に行けという指示をしたんです。私は、福島第1の近辺で、所内にかかわらず、線量の低いようなところに1回退避して次の指示を待てと言ったつもりなんですが…」
2Fに行けとは言っていない -(伝言ゲーム)→ 行くとしたら2F
-(朝日フィルタ)→ 命令違反して2Fへ
退避して、車を用意して -(伝言ゲーム)→ 車で2Fへ退避
-(朝日フィルタ)→ 2Fへ撤退
朝日の記者の国語の読解力ってのは、大惨事の現場の人間の伝達能力より劣るのか?
違うだろ?自分たちの主張にそって調書の記述をつまみ食いしただけだろ!
その朝日新聞の報道の本質が問題だって言うんだ。
今回の誤報は、過失ではないぞ。意図して書いた記事だ。そこを謝れ。
さらに、吉田調書の誤報の謝罪の
ついでに、従軍慰安婦問題の謝罪も行った。
ついでだ。
しかも、その謝罪文がこうだ。
「吉田氏に関する誤った記事を掲載したこと、そしてその訂正が遅きに失したことについて読者のみなさまにおわびいたします」
お詫びするのは読者だけか?
朝日の謝った記事が全世界に出回って、韓国世論、果ては国連での報告書(クマラスワミ報告)にまで影響が広がり、日本、そして日本国民の名誉が傷つけられたんだぞ!
反省が足りん!
Posted at 2014/09/13 09:09:35 | |
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