
いきなりクルマ以外のネタですが・・・(しかもけっこうマニアック?)
少し前の話ですが、2週間前にミュージカル「ロミオとジュリエット(フランス招聘版)」を観に行ってきました(しかも2度(笑))。
これは2001年に初めてパリで上演され大ヒットを記録・以降少しずつアレンジを加えながらヨーロッパ各国・メキシコ・アジアでも公演が行われてきた作品なのですが、来日は初めてのようです。
2001年公演が収録されたDVDを見て見事にはまってしまった僕は、この日を心待ちにしていました。
(←写真歪んでてごめんなさいm(__)m)
ロミオとジュリエットといえば、シェイクスピアの原作は勿論、映画も有名ですね。
その昔、映画を見た時には正直あまりいいとは思いませんでした。
暗い・・・暗すぎる・・・
というのが率直な感想でした。
しかし、2001年公演のDVDを初めて見た時のことです。
Gérard Presgurvicという鬼才にかかればどうでしょう。
面白い!!どんどんひきこまれる!!
とてもストーリーが同じとは思えません。
舞台俳優さん達の演技力・表現力のレベルの高いこと!歌も恐ろしく上手いです。
さすがフランスと言わんばかりの綺麗な衣装。
さらに特筆すべきは、音楽の素晴らしさです。
全ての曲が一度聴いたら耳を離れません。
実際、このミュージカルで使用されている音楽を収録したCDアルバムは2000年度最高売上数を記録し(舞台の初演前からCDは発売されていました)、なかでもシングル”Les rois du monde”は32週にもわたりフランスのヒットチャート1位を記録したそうです。(日本では考えられないですね・・・!)
前置きが長くなりましたが、満を持して生舞台を観に行きました。
・・・もう、終始鳥肌が立ちっぱなしでした。
海外遠征ということもあってか役者さんの人数は少なめでしたが、(当たり前ですが)やはりDVDで見るのとは迫力が桁違いです。しかもみなさんスタイル良すぎ!!舞台が小さく見えました。
内容については、意外に2001年版からの小変更点が多かったように思います。小変更とは言え、旧作とは違う作者の明確な意図も感じました。それは、各キャラクターの弱さや苦悩に焦点を当て詳細に表現している点です。特にティボルト役のTom Rossさんの演技は圧巻でした。この方、2001年版でもティボルトを演じているのですが、もはや自身がティボルトと同化しているのでは?!と思うほどに演技が熟成され、観る者の心を捉えてやみません。ものすごく人間らしいというか、「わかる、その気持ち!!」とヘッドバンギングしたくなるほどです(笑)
。
ジュリエット役は1回目と2回目では役者さんが違いました。どちらも素晴らしかったのですが、これだけは2001年のCécilia Caraさんを超える人間は今後も決して現れることはないでしょう。舞台に興味のない方も、youtubeで動画が出ていますのでよければ是非一度見てみて下さい。
(Romeo et Juliette aimerで検索すると先頭に出てきます。結婚式のシーンです。)
もう何も言いません。天は二物を与えず、という諺が大嘘であることがわかるでしょう(笑)しかもこの人、この時16歳です。大袈裟でなく、Céciliaさんの存在なしに初演の大成功はありえなかったと思います。
まだまだ語りたいことはあるのですが、きりがないのでこのあたりで(笑)
もし万が一興味をお持ちの方は、お声かけいただければいつでもDVDをお貸しします(^^)
Posted at 2012/11/16 00:33:17 | |
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