こちらのスーパーロックLSD・・・
装着してまず驚いたのは、バキバキ音が全く無いこと。
最初は「本当に入ってるのか?」と不安になるレベル笑
しかし、慣らしがてらワインディングでアクセルを踏む程度でも、効きは体感できました。
もちろんサーキットでもその恩恵はしっかり受けることはできますが、もっとガッツリ効いてくれてもいいんだけどなあ・・・というのが正直な感想ではあります。
あと、個人的にはやはりLSDはバキバキ鳴ってなんぼ、とも思います(完全に好みの問題ですが笑)。
②クラッチ交換は必要に駆られてやむなく、ですが(10年前に車両購入時から少々怪しかった)、もともとGT3はエンジンの回転落ちの遅さが気になっていたので、せっかくの機会なのでフライホイールをシングルマスに変更しました。
これは大正解でした。
吹け上がり、回転落ち共に速く気持ち良くなり、扱いづらさも皆無です。
発進の際にクラッチをつなぐ時も、ダブルマスの時とほぼ感覚は変わりません(私が鈍感なだけかもしれませんが)。
③ですが、サーキットの特定のコーナーで2速が非常に入りづらいという症状があり、また3速もこの車を買った時から(街乗りでも)ギアの入りが渋かったので、シンクロの交換を一緒にお願いしました。
結果、サーキットで2速が入り辛い現象は見事に解決しました。
ただし、こちらはミッションマウントを強化品に替えてもらったので、その効果もあるかもしれません。
④Sタイヤに関しては、正直最初はハイグリップラジアルで十分と思っていたのですが・・・
インテグラでSタイヤ(A050)を履くようになってラジアル(A052)との違いに愕然とし、もうラジアルには戻れない・・・という残念な体になってしまいました笑
そしてさらにポテンシャルの高いGT3ならSタイヤ一択、となったわけです。
とはいえシーズンオフ用に現在のノーマルホイール+ネオバのセットも残しておきたいので、ホイールも新調する必要があります。
デザイン、価格的にベタながらADVANのRacing GTが欲しかったのですが、問い合わせた時点でなんと8か月待ち・・・
さすがに1シーズンは待てないので、他のいくつかの候補の中から鍛栄舎(TWS)のT66-Fを選びました。
シンプルなデザインで軽いのは良いのですが、ADVANに比べるとお値段が・・・
⑤ 脚に関しては本当に悩みました。
3wayで120万円くらいの高級品をポンと買って、プロにセッティングを出してもらって・・・という余裕があれば、悩まずに済むのですが笑
良さげな脚が自力ではなかなか見つからず、みんカラのGT3乗りの先輩方にも随分と助けていただきました(その節はありがとうございました)。
最終的に残ったいくつかの候補の中から、直接車を持ち込んで調整をお願いしたい時に現実的に通える距離で・・・という理由から、愛知県にある某ショップのオリジナル車高調を選びました。
そのきっかけは、996GT3の鈴鹿での車載映像をYouTubeで探していた時に、「Sタイヤ+同ショップ車高調のみ、あとはノーマル」で2分21秒台、という動画を見つけたことです。
こちらはBMWが主のお店ではありますが、オリジナル車高調が私の探した限りでは最安値(40万円台)ということもあり、上記の実績と併せてお願いすることにしました。
1wayの脚ですが、2way以上にしてもセッティング迷子になりそうなので、まあいいかなと・・・
バネレートはF 18kg/mm、R 22kg/mmとGT3にしてはやや硬め・突き上げもそれなりにあるので街乗り向きではありませんが、路面の綺麗なワインディングではどこまでもアクセルを踏み込めそうなポテンシャルが感じられ、嫌でも期待が高まります。
普段お世話になっているショップに持ち込んで試乗してもらった際にも、「スイートスポットは狭くて難易度は高いけど、ぴったりハマればタイムの出る脚」という、負けず嫌いにはたまらない評価をいただきました笑
この見た目、乗った感触からおそらくベースは〇〇だとも・・・
そんなことまですぐに分かってしまうのがすごいですね。
こうして12月に入ってようやく準備が整い、軽く岡山で感触を確かめてから2回目の鈴鹿に向かいます。
結果・・・
一気に車の限界が上がりすぎて、ドライバーの腕がついていかない笑
ただでさえ慣れない鈴鹿ですが、これが前回走ったのと同じコースか?と思うほどの違いでした。
脚はタイヤグリップの限界付近ではややピーキーな感じはありますが、基本的にはしっかりとアクセルを踏んでいける良い脚だと思います。
この日と後日もう一度鈴鹿を走って、ベストは25秒台・・・
この周はスプーン手前の車にビビッて必要以上にアクセルを抜いていて、その分ロスはしていますが、そうでなくても、21秒台にはほど遠い。
う~ん、情けない・・・
まだ鈴鹿の走り方がよく分かっていない(特に1コーナー、ダンロップ、まっちゃん、130R)のもありますが、何より自分がクルマの性能を十分に引き出せていない事を走りながら痛感するのが悔しいですね。
それにしても、21秒台の車載にある様にまっちゃんを全開で抜けられる気が全くしない・・・
タイヤの減り方はそこまで悪くなさそうなので、セッティングの変更はせずに当分走り込みです。
最後に・・・
本来人様にお見せできるような代物ではありませんが、車載を貼ります。
厳しい御指摘等、是非ともいただければと思います。