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2020年03月15日 イイね!

さよならは突然に

ヴァンテージと出会って1年。
乗れば乗るほどにその良さが分かってきて、いつしか買った時以上にその虜になっていました。
しかし今回、泣く泣く手放すことになりました。



唯一無二のスタイリングから漂う圧倒的な存在感と色気。
それでいて高い気品を感じさせる佇まい。
一たびアクセルを踏みこめば放たれる、猛獣の咆哮の様な野性的かつ官能的なエキゾーストノート。



この3つの要素が揃う車は、意外とありません(あくまで私の主観ですが)。
特にこのクルマならではの特徴は、2番目に挙げた品性だと思います。
外装も内装も、いつまでも眺めていられるほど美しい。
車内で聴く音楽として、クラシックがこれほど似合う車はないでしょう。



また、購入時にはどちらかといえば内装のワインレッドに惹かれましたが、乗るほどにチタニウムシルバーというボディカラーが好きになりました。
この車に出会うまではシルバーという外装色はあまり好きではなく、むしろ避けてきたのですが、アストンのシルバーは別物。
残念ながら写真では伝わらないのですが、ボディの曲線美とあいまって得も言われぬ艶やかさを放つのです。
それもそのはず、アストンマーティンというメーカーのシルバーに対する拘りは強く、他にタングステンシルバー、メテオライトシルバー、シルバーフォックス、ライトニングシルバー、マグネティックシルバー、マーキュリーシルバー・・・等々、非常に種類が多いのです。
シルバーがよく似合うボディ、というのは開発段階で想定されていたのかもしれませんね。



走りに関しても、初めて運転した時と比べて随分と印象が変わりました。
当初は少しかったるさというか、全ての伝達系においてもっとシャープに、ダイレクトにできるところを意図的にダルにしてあるような感覚が気になっていました。
確かに街中ではやや窮屈な感じは否めません。
しかしやはりこの車が最も似合うのは高速道。
ボディ、サスペンション、ハンドリング、これらのバランスが絶妙に噛み合い、意のままに、直感的に車を操れる様な楽しさがあります。
また、皮肉にも手放す直前に最も痛感することになりましたが、高速安定性が素晴らしく高く、長時間の運転でも疲れません。
つい先日片道約5時間のドライブをしたのですが、出発前はかなりの疲労を覚悟していたにも関わらず、終始楽しい時間でした。
これまでに乗ってきた車では2時間程度で疲労を感じ始めることが多く、4時間を超えると肩の凝りが出てきていました。
もちろん快適性だけで言えば長時間の運転に耐えられる車は数多くありますが(特に最近の車)、これだけの「古典的」スポーツカーでは珍しいのではないかと思います。

所有している間何一つ文句も言わず(壊れず)、「維持が大変そう」のイメージに反してとても良い子でした。
本来ならずっと所有していたかったですし、手放すのは正直不本意です。
しかし、どうしても欲しくて抗えない車に出会ってしまったため、今回は手放すことになりました。
その話はまた次回。



短い間だったけど、ありがとう。
そしてさようなら。
次のオーナーさんにも大事にしてもらってね。
またいつか出会えるといいな。
Posted at 2020/03/15 15:40:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | ヴァンテージ | 日記
2019年03月03日 イイね!

新しい家族

新しい家族


前回の投稿から早三年・・・
カーライフに何か大きな変化があればまたみんカラを開こう、と思っていましたが、ようやくその時が来ました。
2014年以来ずっと同じ3台体制で臨んで来ましたが、先日新しい家族が増えました。



アストンマーチン V8 ヴァンテージです。
これまでの車とは全く毛色は異なりますが、ずっと憧れていていつかは手に入れたい、と思い続けてきたクルマです。
本当はもっと年齢を重ねた「初老の紳士」が似合う車だというイメージがあり、自分にはまだ早いという思いからこれまで手が出せずにいました。
しかし、以前新しいヴァンテージに試乗して「何か違う・・・」と感じたことが背中を押されるきっかけとなりました。
新型は確かに速くて快適で質感も申し分ないのですが、良くも悪くも全く別の車になってしまったな、というのが正直な感想でした。
特に致命的な点として、スタイルがどうしても好みに合いません。

これまで自分が憧れてきたヴァンテージは新車ではもう手に入らない。
それなら、中古車を状態が良いうちに乗りたい・・・
その中古車はそもそも出回っている個体数が非常に少ない上に、トランスミッションがMTであることは私にとっては絶対に譲れない条件だったので、数がさらに絞られる(私が購入した時には某大手検索サイトによれば全国で5台)こともありました。
そのため、実際に見て触れて縁を感じるクルマがあれば、迷わず購入しようと思ったのです。
そんな時、2006年式とモデル初年度ではありますが、ボディーカラーと内装の色が好みで整備歴の揃っている個体を見つけました。
スポーツシフト(AT)と比べれば割高感はあるものの、価格も随分とこなれてきていることもあり、ほどなく購入に至りました。



やはりこのクルマの一番の魅力は、何といってもそのスタイリングだと思います。
大胆で流麗なボディラインを描きながらも決して派手でも下品でもなく、どの角度から眺めても息を飲むほどに美しく、色気に溢れた佇まいを見せる。
しかし一たびキーを捻りプッシュスタートボタンを押せば、煩くはないものの獰猛で乾いた音のエンジンが目を醒まします。
アイドリングが落ち着いてからは低回転域では至って静かですが、4000rpm以上ではバルブが開きアグレッシブで官能的なサウンドが響き渡ります。
この本来相反するはずのエレガントさと荒々しさの見事な融合が、心憎いほどに心に刺さるのです。
ある意味では、所謂諸スーパーカー達よりも乗り手を選ぶクルマではないかと思います。
自分がこのクルマに似合うとは思いませんが、そうなれるように頑張ろう、と思わせてくれるクルマです。車も時計も靴も、そんな風に思えるものが私は好きです。



走りに関しては、はっきり言って見た目ほどのインパクトはありません。
911をライバルとして開発されたと言われますが、正直・・・911に失礼だと思うほどです。
アクセルのレスポンスは鈍いし(直後にGT3に乗るとふかしすぎてしまう)ボディも足回りも(イメージよりは)緩い、ハンドリングは比較的ダイレクト感がありまだ良いですが、パワーはとても380馬力あるとは思えません。最終的に力が路面に伝わるまでに、一つ一つのステップのロスが大きいような印象を受けます。
端的に言えば、スポーツカーというよりはやや大味なGTカーという感覚です。



でも、このクルマはそれで良いと思うのです。
走りを突き詰めてコンマ1秒を競うのではなく、休日の朝に目的地も決めず、時計も見ずにゆったりと優雅なドライブを愉しむ・・・
そんなクルマだと私は思います。
実際に私がこれまで乗ってきた車の中で最も快適ですし、小旅行にも行きたいと思えるクルマです。
どれだけ長く付き合っていけるかは分かりませんが、ゆっくりと対話をしながら、少しずつこのクルマのことを理解していきたいと思っています。


Posted at 2019/03/03 02:29:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | ヴァンテージ | クルマ
2016年10月02日 イイね!

なつやすみ。

なつやすみ。長らくみんカラから遠ざかっており・・・
気付けば前回更新からちょうど1年。

特に今年度に入ってからは仕事の内容が大きく変わり、息をつく暇もなく日々が過ぎていった・・・というのが正直なところです。
しかし、そんな中でも唯一(?)良かったのは、3年ぶりに夏休みをいただけたこと。



まず向かったのはドイツ・シュツットガルト。
シュツットガルトといえば・・・



空港で早速ナローがお出迎えです。
そこからしばらく電車に乗ると・・・



駅名にまで入ってます。
ポルシェミュージアム。







いきなり玄関にテストドライブ車両が鎮座しており、その中にはなんと991GT3RSも。
これまで旅行の際はいつも国際免許証を用意してドライブしてきたのに、今回に限ってその時間が取れなかったのが悔やまれます(T_T)

気を取り直して館内へ。
当然ながらポルシェ尽くしで、幸せな時間です。

























「321.4km/hに達すると、理論上天井を走ることができる」という説明つきの956。



館内にあるレストランでは、面白メニューも。



なかなか美味しかったです(^^)


ポルシェだらけでお腹一杯になった後は、「百塔の都」ドレスデンへ。
正確にはドレスデンではなくここから車で1時間ほど離れたグラスヒュッテがお目当てでしたが、ドレスデンもとっても素敵な街でした。
しかも、泊まったのが偶然にも各地から50万人以上もの人が集まる大きなお祭り(後で調べたところによると、ドレスデン市民祭)の最終日で、大賑わいの街にテンションも上がります♪
花火のおまけまで。













さて、翌日向かったのは愛機(時計)の故郷、グラスヒュッテ。
自然の美しいのどかな街並みでした。
他にもグラスヒュッテ・オリジナルやノモス、モリッツ・グロスマン等様々なメーカーのファクトリーが近距離に密集していたのは意外でした。








ガイドの方にファクトリー内を案内していただくこと3時間・・・
(やはり撮影は禁止でした)
これほど多くの職人さんの手を、緻密な工程を、時間を経て作られてきたこと、そして自社への思いを熱く語るガイドさんの話を聞いて、ますます愛着が湧いたのでした。





圧巻の光景・・・
好きなだけ試着をどうぞと言われ、お言葉に甘えました。
必ずまた来ようと思った、これまた幸せな時間でした。

続いては、3年前にも訪れたフランス・ボーヌ。
しっかりと飲んだくれてきました(^^;






最後はパリ。
大好きなサンジェルマン・デ・プレですが、今回初めて泊まったホテルでジャズライブの生演奏。
これまた時の流れを忘れる、何とも贅沢な時間でした。





帰国後、仕事地獄が待っていたことは言うまでもありませんが・・・

やはり現実を忘れる時間も必要ですね。
サーキット遊びにもなかなか行けない今、本当に貴重な一週間でした。
Posted at 2016/10/02 03:34:52 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2015年10月08日 イイね!

REVSPEED MEETING Rd.2

REVSPEED MEETING Rd.2遅くなりましたが、先日開催されたREVSPEED MEETING(岡山国際)に参加してきました。


この日は自分自身が走るのはもちろんですが、ある意味それ以上に楽しみにしている事がありました。


それは、大学時代からの友人のサーキットデビュー。



以前少しブログで触れたこともあるのですが、彼は学生の頃DC2インテRに乗っており、何気なくその助手席に乗った(本当に「移動のついでに乗せてほしい」と頼んだだけだったような・・・)のをきっかけに、私は徐々にクルマ遊びという底なし沼にはまっていったのでした(^^;

実は1年以上前からサーキットへ誘ってはいましたが、なかなかタイミングが合わず(>_<)
私よりさらに仕事が忙しい彼を度々誘うのは少々罪悪感もありましたが、今回ようやく実現しました♪



トラブルもなく、初走行を楽しめたようで何よりでした(^^)
サーキットでの「普通」にいろいろと驚いていた彼ですが、思えば私も3年前は全く同じ状態でした。
右も左も分からない時(4点式シートベルトの締め方さえ知らなかった・・・)から師匠をはじめ多くの方に支えられ、助けていただいてきたお蔭で今なおサーキット走行を続けられている自分がいます。
これからサーキットを走ろうという人の手助けができるなら、少しでもこれまで私が受けてきた御恩の恩返しになるのかな、とも思います。

・・・なんてえらそうな事を言っておきながら、この日は御一緒させていただいたプログレスオートさんの店長さんに終始二人ともお世話になりっぱなしでした(^^;
(本当にありがとうございました。)



物凄く速いRX-8で、今回ベストを更新されていたようで良かったです♪(^^)

さて、今回の走行会ですが、予想通り人数は超満員。
私の走行枠でも45台くらい?が走っていました(^^;
さすがにこれではクリアもとれないだろうし、セッティングも変えた事だしタイムは諦めて練習に徹しよう、と思っていたのですが(しかも一枠20分と短い)・・・

1本目からまさかの、自己ベストを1秒以上更新♪(1'52''210)
それまでも自分の「体感タイム」よりも早いタイムが出るな、と思ってはいたのですが、自己ベストが出た時は思わずサーキットアタックカウンターを二度見、いや三度見しました(笑)
クリアラップでもなく他のクルマにひっかかりながらで、まさかベストを更新できると思ってもいなかったからです。

タイムアップの要因の一つとして、間違いなく今回の足回りの「小変更」が効いているのだと思います。
これまで少し気になっていた「振り返し」もなくなり、ステアリング情報がよりダイレクトになって、より安心して攻めることができるようになりました(^^)

その後は気温や路面温度の上昇・空気圧の関連もあってか?1本目よりタイムは落ちてしまいましたが、クリアは取れなくてもいかにロスを少なくして走るか、いかに安全かつ速く前を走るクルマをパスするか、といった事等も含め大変勉強になりました。
特にインベタならともかく、「アウトベタ」でグリップのギリギリのところで前走車を抜くのは意外に難しかったりします・・・



まったく、クルマ遊びというものはどうしてかくも楽しく、人を魅了するのか?

本当に罪深いものです(^^;
Posted at 2015/10/08 01:48:06 | コメント(3) | トラックバック(0) | サーキット | 日記
2015年09月18日 イイね!

Esperienza Ferrari Osaka 2015

Esperienza Ferrari Osaka 2015









先日届いた招待状

 


封を開けると・・・



 

ドレスコードあり&名刺持参?
そんな大げさな、と思いつつ・・・

(スマートカジュアルなので普段通りの服装で参加です(^^;)



会場はなかなかに「濃厚な」雰囲気です。

人が少なかったこともありますが、よりカジュアルでアットホーム?なPorsche Summer Summitとは随分空気が違いました。

 そしていきなりの488GTB
ものすごい迫力・・・
見ているだけで鼻血が出そうです()
 












ところで、今回の一番のお目当てはこのクルマの試乗でした。



 




F12 Berlinetta



 



V126260ccにして740ps690Nm

車重は1525kg
もはや私には全く馴染みのない、異次元の領域です(お値段も然り)。

外見はそれほど攻撃的には見えませんが、ドアを開けシートに座ると、真っ赤な内装と戦闘機か?と思うようなコクピットに否が応にも高まるテンション。
そしてイグニッションキーを捻りスタートボタンを押した瞬間・・・

獣の咆哮の様な猛々しいサウンドが響き渡ります。

 

徐に車を発進させると、意外にも(低回転域では)車内は静かです。
こうなればもちろんアクセルを踏み込みたくなりますが、残念なことに路面はウェット。

断腸の思いで自重です(T_T)(去年もこんな事があったような・・・)。

しかし、独特の低音が利いたエンジンサウンドは非常に心地良いものがあり、静かながらも聴き入ってしまいます。

最も意外だったのは、これだけの高出力車でありながら、低速域でも至極動きがマイルドで、拍子抜けするほどに運転がし易かったことです。
スポーツモードで走行しましたが脚は柔らかく、不快さは微塵もありません。

ちなみに、セールスさん曰くウェットモードなら下手な人が雨のサーキットを走っても、そうそうクラッシュしないそうです(機械が危険回避を行ってくれる)。

反対にトラクションコントロール全off時には、プロレーサーが本気でクルマの動きをねじ伏せるレベル(サーキットの同乗走行の際にプロと分かっていても生きた心地がしなかった、と言っておられました)。

アクセルを踏みたくても踏めない私のフラストレーションに気付いたのか(?)セールスさんが「ギアをNに入れてアクセルを煽ってみて下さい」とのお言葉。
すると・・・
耳を劈く様な轟音再び。
色々な意味で二面性を持った、面白いクルマですね。

これほど遅いペースで試乗しながら、これだけ強烈な印象の残ったクルマは初めてです。
終始「ただ者でない」感に圧倒されっぱなしでした。


興奮冷めやらぬまま会場に戻り、セールスさんとしばらくお話をして、会場内の車達を再び見てから岐路に就きました。








あっという間に過ぎ去った非現実の時間・・・

叶うのなら、一度はフェラーリも所有してみたいものです。
Posted at 2015/09/18 01:52:33 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマ

プロフィール

「なつやすみ。 http://cvw.jp/b/1686922/38632255/
何シテル?   10/02 03:34
皆さんと様々な情報の共有・交換ができれば嬉しいです♪ よろしくお願いします(^^)
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ポルシェ 911 ポルシェ 911
2020年3月に出会い、一目惚れして購入。
ポルシェ 911 ポルシェ 911
2013年10月に購入しました。 念願の911(996)GT3後期です。
ポルシェ ボクスター (オープン) ポルシェ ボクスター (オープン)
2014年10月、ロードスターに代わり主に通勤用として購入。
ホンダ インテグラタイプR ホンダ インテグラタイプR
2004年に購入。 もとは1台で通勤からドライブ・サーキットまで全てこなしていましたが、 ...

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