2016年08月18日
昨日、川崎の東名高速で若い女性のバイク乗りが転倒し、後続にひかれてしまったニュースがありました。
考えただけでもゾッとしますが、台風接近でウエット、強風、真夜中という状況の中バイクで高速とは悪条件揃っていました。
昼間仲間とツーリングに行き帰るうちに台風に接近して帰るような状況と推測しますが、無理は禁物ですね。
かくいう私も、交通量の激しい片側4車線のバイパスで夕暮れ時に激しく転倒して骨折もした経験がありますが、非常にヤバイ状況でした。車はまず止まれません。
その日、朝から仲間と三重方面にツーリングに行き、片道4時間程かけ下道で帰る途中、自宅まで15分程のところ。
調子こいてたんでしょうね、かなりスピードは乗っていたと思います。
周りが普通に100位で走っている様な道。
加速中、前方のバイクが自分の前に車線変更。元々のスピード+加速中で前方バイクのリヤタイヤに自分フロントタイヤが接触。お互いの回転方向を考えればわかりますがいとも簡単にフロントが浮き転倒。幸い、前方のバイクの方は転倒しなくて良かった。
転倒し、人間だけ回転してとまろうにも慣性で止まらない。回転している状態で『ヤバイな』と考えられる位時間があったとおもいます。
状況も把握でき、直ぐに道の端に移動しないとヤバイと思い、回転が止まった瞬間にゴキブリの様に四つん這いでカサカサと避けました。
転倒は第3車線上でバイクは第1車線上へ火花を散らして50メートル程滑って行き、人は第3と第4を跨ぐ位の位置だったと思います。
回転して方向がわからず、とにかく道の端と思い、中央分離帯側へ避けましたが天竜川橋の上で実際には中央分離帯は無く橋の欄干があるだけで、退避スペースも1メートルもなかったでしょう。
大型トラックが猛スピードで直近を通過して行き生きた心地がしませんでした。
人も、バイクも事故の相手と一緒に走っていた仲間に助けられ、今生きれていますが、これは大変運が良かった状況だったと思います。
その時にお世話になった、方々、事故の相手の方や仲間、止まってくれたらしい後続の車の方、救急の方、その他沢山の方々と守護霊様に感謝です。
事故直後、意識はあるが内臓や頭をやられて後から意識が飛ぶのが心配で、救急車内で意識ある内に色々話をしました。
人生初の救急車でした。
結果的には、全身打撲と手の平の骨折だけで済み、その日の夜に帰宅、日曜を挟んで出勤して職場に報告でしたが、事故には厳しい対応を迫られ、朝礼時に50人程の同僚の前で晒し者でした。
5、6年経ちますが記憶に焼き付いた経験です。
今もバイクには乗りますが、調子に乗らなず初心を忘れずに乗る様自分に言い聞かせて乗る様にしています。
少なくとも、自分から事故は起こさないように。
追記 ❇︎後日談❇︎
事故当時身に付けていたビニール地のジャケットは所々破れ、グローブも手の平が激しくささくれ、指の先が穴が開いてました。
買って3カ月程のメットは周りがガリガリに傷つき、インカムも分解。
ジーンズは膝が激しく破れていましたが、ジーンズの下にニーパッドをしていた為膝の損傷はなかったですが、ニーパッドが食い込んだらしく膝周りが内出血していました。たかが、三千円程度のパッドでしたがかなりの効果を発揮しました。
マグネットで張り付いていたタンクバックは単独でアスファルトを滑ったらしく、カーボン調のビニールが摩擦で溶けていました。
バイクは意外にも損傷が少なくカウル、マフラーは傷が少しついた程度でしたが、どちらも直径3センチ程度あり中までメタルなスラッシュガードとバーエンドが半分まで擦り減っていました。
安全装備の大切さを実感しました。
Posted at 2016/08/18 02:13:36 | |
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