サーキットとストリートを兼用できるパッドとして知られるこの2種類。
GR/GV系でこの2種類のパッド選択で悩まれている方には参考になるかも・・・と思いアップしてみました。
とちぱぱの愛車であるGRB(足回り、ラジアル、軽量化なし、DICXEL FCR-FSローター)でFSWスポーツ走行も含めた感想を簡単にまとめてみました。
車種、仕様、走行するサーキット、タイヤ、制動力の立ち上がりの好みなどによっても変わってくるので、あくまでも主観的ではあります。
この2種類のパッド、ともにストリート~サーキットに対応しておりスペック的には似てます。
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DIXCEL Zタイプ ENDLESS CC-Rg
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温度域 0~850℃ 50~800℃
材質 グラファイトメタリック セラミックカーボンメタル
価格 23,100円 29,400円
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が、が!
実際にサーキットを走ってみると、全く性格が違います。(以下、私の評価です)
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DIXCEL Zタイプ ENDLESS CC-Rg
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初期制動 ○ ◎
230km/h域からの制動 △ ◎
リリースコントロール性 ◎ ○
サーキットでのライフ × ◎
ローター攻撃性 ○ △
ダスト ○ ○
公道での鳴き ○ ×
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リリースコントロール性については、CC-Rgの強い制動力に私が慣れてないだけかと。
はっきり言って『ストリートに重点を置くか?』『サーキットに重点を置くか?』という選択肢。
特にサーキットでのライフは大違い。
DIXCEL Zタイプは30分枠を4枠で完全に終了。(地金が出ました。。。FSWを2分3秒前後で1周毎クーリング挟んでの走行です)
パッド成分が溶解し、スリットローターのスリット埋まりまで発生します。
ENDLESS CC-Rgは4枠走行しても半分以上(7~8割くらい?)は残っており、サーキットでのライフは数倍の差。(FSWを2分2秒前後で1周毎にクーリング挟んでの走行)
スリットローターのスリット埋まりは全く発生しません。
ただし、CC-Rgへの交換と同時にコーンプロテクターと3Dブレーキデフレクターも装着したので、この効果も多少はあるかと思います。
このように書くと『ENDLESS CC-Rgの方がいいじゃん!!』となるのですが、CC-Rの公道での『鳴き』は半端ではありません。(繰り返しますが、とちぱぱ号の場合です)
街乗りでは歩行者が振り向くレベル。ブレーキ踏むのが恥ずかしい。。。(汗)
サーキットを走るほど『鳴き』は大きく、元気(?)になります。
ローター攻撃性もDIXCELより高そうな感じ。
ということで、私の中での結論。
『サーキットにおける制動力重視で公道での鳴きは我慢する』ならENDLESS。
『基本的にはストリート使用だけど、たま~にサーキットも走るかも』ならDIXCEL。
もっとも年に1~2回程度のサーキットなら、その時だけサーキット用パッドに交換した方が効果的。
けど『それが面倒なんだよな~』というならDIXCELもあり。
ということで、私の場合はサーキット走行頻度が高いことと『制動力重視で公道での鳴きは我慢』なのでENDLESS CC-Rgに軍配が上がります。
おまけ情報として、現状のとちぱぱ号はキャリパーが開いちゃってるみたい。
恐らくですが、昨年までDIXCEL Zタイプを使用しており、制動力不足で踏力上げてた影響だと思います。
ちなみに、DIXCELの時と同じような踏力だと、ENDLESSではABS効いちゃいます。。。
FSWの1コーナーでは、DIXCELは200mで何とかギリギリなのが、ENDLESSは200mだとかなり余っちゃいます。
そのくらいこの2種類のパッドは性格が違います。
ま、パッド選択は車種や仕様、走行フィールド、制動力の立ち上がりなど個々人で好みが分かれるので、結局は自分で試すしかないですね!
Posted at 2013/02/17 20:33:45 |
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