以前実施したアクセサリー電源の取り出しについて書いてみたよ。
欧州車の例に漏れず、BMWもシガーソケットが常時通電状態。ポータブルCDプレーヤーを使っている自分は、いちいち車を離れる時にシガーソケットから差込プラグを抜かなければならないという極めてスマートじゃない事を強いられちゃいますね。鍵を抜こうが何をしようが、電気がビビビ!何でこんな事するんだろうと思うけどね。
そこで、イグニッションキーを一段回したアクセサリーの位置で電気が来るようにちょっとした改造をしてみた。まずはどの線がそのアクセサリーなのかを調べなければなりませんな。本来であれば、整備マニュアルで調べるのが一番早くて確実なのだが、そんなもんは持っていない。じゃぁ検電ドライバーで一本一本調べるか?いやいや、気が遠くなるぞ。
そんな時のgoogle先生!検索したらすぐにどの線なのか分かった。どうやら紫色の線がアクセサリーらしい。それに3つも方法があるじゃない。
1.グローブボックス内のイルミネーションから分岐。
2.カセットデッキ裏側の配線から。
3.ハンドルのアンダーカバー内にあるイグニッション用の線から。
この中で、分解が一番簡単そうで、スペース的にも余裕があり、増設ソケットを比較的自由に位置取り出来そうなのは3つ目だと思い、そこから電気を分岐する事にした。
さて、用意した材料は次の通り。
2穴の増設用シガーソケット
ドライバー(車載工具)
両面テープ
ヒューズケース
検電ドライバー(わざわざ500円で購入。100均でも500円だった!)
分岐用ギボシ
タイラップ
ハンドル下のカバーは3本のタッピングビスで止まっているが、1本は既に紛失済みだっった。2本のビスを外し、ガコっと手前下に引っ張るとベロリとなる。
観察すると、あるある、紫色の線が。思っていたよりも薄い紫だ。早速検電ドライバーをそのソケットに挿し、もう一方をアースに繋げ、キーを1段回してみると、「ボヤ~ン」。「光ったひかった!光ったよママぁ~」(謎)。確かにこの線がアクセサリーだという事が確認出来ました。
写真をクリックで大きくなるよ。赤丸のところ。

それにしても左側に写っている補強用のパイプが錆びてるのは何でだろう。
はて?ヒューズって一体+-どっちに付けるんだろう?という電気の専門家が聞いたら「おいおい、改造なんてやめろ」と言われそうな初歩的な事が分かっていない。まぁでも多分+側に付けるんだろうと信じ込み作業に取り掛かる。
2穴のシガーソケットの差込プラグをチョン切り、ついでにヒューズも取っておこう。+に分岐用ギボシを使ってヒューズケースを接続。それが出来たらその線を紫色の線にこれまた分岐ギボシを使って接続。-を適当なところからアースを取って、接続完了。結構簡単な作業。
写真の中の真ん中、白い物体がヒューズ。その右隣の青いのが分岐用ギボシ。
左側で束ねられているのが、増設用ソケットの線。その先にアースがある。これも写真をクリックすると大きくなるよ。
アンダーカバーを元通りにした図。
大きく大きく。
最初はフットレストの手前に装着してみたが、乗り降りの時に足がぶつかって取れてしまうので、右側に移したのでした。この位置だと、アクセルを踏む足にも乗り降りする時の足にもぶつからないで済んだ。
いくら強力な両面テープを使っても熱の関係でしばらくするとポロっと落っこちてしまい、運転中ではちょっと危険なので、緑と赤のLEDの間を縦に巻くように、壁側に小さな穴を空けてタイラップで固定することにしました。
これで携帯電話の充電器も挿せて便利便利。
Posted at 2006/05/06 18:34:23 | |
トラックバック(0) |
整備 | クルマ