皆様、こんちわ、だいきみで御座います。
先週はちょっと遅い夏休みでした。ゴールデンウィークもお盆も無いので、休みはたっぷり1週間頂きました。アメリカ国内の国立公園を3つほど回ってきましたのでご紹介します。第1回目の今日はイエローストーン国立公園(Yellowstone National Park)です。
Yellowstoneと言えば
間欠泉が有名で、東京都の4倍程の広さがある園内に大小合わせて300以上の間欠泉がある世界一の間欠泉の密集地帯です。また、間欠泉以外にも、温泉や大きな滝や湖など様々な大自然が満喫できるアメリカが世界に誇る公園です。世界で最初の国立公園であり、世界遺産にも指定されています。とにかく広い。。園内の道をぐるりと回ると300km(!)です。
公園に関する色んな情報はその他の専門のサイトに任せるとして、撮影した写真の中からいくつか
フォトギャラリーにて紹介するとして、上の画像を見ながら少し長々と書いて見ようと思います。
1988年、Yellowstoneは自然発生した山火事が発生しました。ここで、"自然に発生した火事は出来るだけ手を出さずに自然に消火するのを待つ"という管理局の自然保存の方針より、積極的な消火活動は行われず火は半年間燃え続け、園内の1/3の森林が焼失しました。
世界中の人々の非難や心配をよそに、20年後経った今、森は復活を見せ始めていました。燃え残った木は今でも痛々しいながらもたくましく生き続けていました。火災の高温にも耐える特殊な樹液で保護された種から新しい若木が生まれていました。残念ながら燃えてしまった木、焼け死んだ多くの動物達は倒れ土へ返り、長期にわたって養分を供給します。
我々人間から見ると破壊的に見える山火事も自然に取っては長い時間のサイクルの中ではごく有り触れたイベントであり、壊滅的な火災をも乗り切る力を備えている、逆の見方をすれば、火災をも乗り切る力を持ったものだけが今日まで生き延びてきた、という事を実感しました。また、このような視点から公園の管理に当たっている国立公園管理局のスケールの大きさに感動しました。
今では、園内の大部分の森林は同様の復活を見せて始めています。(一部の地域は燃焼温度が高温すぎて樹液に保護された種も燃え尽きたため復活が遅れている) 88年の山火事が起きた時、小学生の僕はアメリカに住んでいました。当時訪れたボロボロのYellowstone。そして今回、Yellowstoneは見事に復活の兆しを見せてくれました。長い長い自然のサイクルのほんの一部ですが立ち会う事が出来たのはとてもラッキーな事でした。死ぬ前にはもう一度この地を訪れて、完全復活したYellowstoneの森を見たいと考えます。
それにしても、間欠泉ばかりが有名ですが、その他にも盛りだくさんの公園でした。2日ほどの滞在でしたが、いくつか
フォトギャラリーに紹介しておきます。まともに回るなら1週間は必要です。
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Posted at
2008/09/22 13:04:39