
まだまだ地味な吸気抵抗の測定は続きます。
僕のエイトは
前向きの吸気ダクトが付いているのですが、こいつとノーマル(エアクリボックス内部に
遮へい壁付き)を比較してみました。
結果は左図の通り。
1)一部を除き、ノーマルの方が低い吸気抵抗を示しました。
2)2000rpmまでの低速域ではノーマルのほうが低く、また変動が小さいことがわかります。つまり発進がガクガクとシャクっているのだと思います。ダクトを付けると吸気管内の空気のボリュームが増加するため追随性が悪いのかもしれません。変動の周期はエンジン回転よりずっと長いため、吸気脈動の共鳴ではないようです。
3)スタートの瞬間の踏み込みが甘かったのかも知れませんが、ノーマルではスタート時の瞬間的な圧力の立ち上がりもありません。
4)ノーマルの吸気は
メッシュ状のホースから吸気が行われますが、適度な吸気ボリュームと共に配管をメッシュにして壁面を"ぼかす"事により低回転域での吸気圧力の変動を減衰させているのかも知れません。
4)それにしてもなんでここまで挙動が同じなんだろう、と考えていたのですが、ん!
これか?? つまり、3速以上じゃないと吸気ダクトは有効に働かない、、、みたいな??
※ 今後の課題:
1)圧力計の取り付け位置の変更(流れがより安定していると考えられる蛇腹の少し上流側へ)
2)流路→圧力計のビニール配管の短縮化(応答性の向上)
3)3速以上の速度域での測定
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吸気抵抗測定 | クルマ
Posted at
2006/02/18 18:31:25